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タンペレでのランチと、何もない休暇の贅沢〜フィンランド紀行(11)

世界遺産都市のラウマを出て、ここから2時間弱ドライブ(オットがww)フィンランド第2の都市タンペレに向かいます。とはいっても、私はちょっとまた具合が悪くなり(そりゃそうか)車中で寝ていましたが・・・ゴメンよオット。

タンペレに着いたのはお昼、有名なマーケットにいくことにしました。ランチできるもの、あるかな。

ここがマーケットみたいですね。
この町の胃袋であるマーケットですから、いやぁカラフルで幸せになる。
カフェも沢山。有名なフレンチビストロとかもあるらしいですよ。
チーズ屋さん〜〜〜!
ベーカリーもあります。ケーキもフルーツいっぱいで美味しそう。(と、今なら思える)
魚屋さんも。左手にこの魚屋さんからの魚を食べられるレストランもあったようです(ふらふらしててあんまりちゃんと分からなかった・・・)
お、スープを食べてるらしい人たちが何人か。スープなら私食べられるかも。
メニュー見たら、すご!全部サーモンじゃんwww
こんなお店。
フィンランド名物サーモンスープ。温かいスープですこしお腹がぽかぽかしてきました。
すこし元気になったので駅前なぞ歩いてみます。
市庁舎だったかな?
フ北欧フィンランドで1820年に創業された、 フィンランド最古のテキスタイルブランド・フィンレイソン。今はここには工場はなく、他の一般のお店などが入っています。
でもこんなにりっぱに、フィンレイソンって書いてあったんですよね。働く人はこの門をくぐって毎日通ったんですかね。
ここが全部工場だったとしたら、ほんとスゴい巨大企業ですよね。おっと、突き当たりに今はFUJITSUが入ってるみたいですね。
そろそろ車に戻ります。あれ、車中で寝たのとさっきのスープのおかげか、なんだか急激に体調良くなってきました。二晩熱を出した甲斐が?ある。ここからは運転出来そうな気がしてきました。

タンペレといえばサウナ好きの人達には有名な街ということでしたが、ま、そこまで回復して無さそうだったので宿のほうへ。
だって今日の宿、フィンランドでもなかなか無いスモークサウナとかあるんだってところですから、公共サウナとか入って行かなくても向こうでサウナが待ってる!

こそっと右手に小さい看板。あ、ここですね?
車で1時間くらいで宿につきました。子供達の夏合宿とかも組んだりするらしく、時間割なんかも貼られています。
でもレセプションにひとがいない・・・不在時に、と書かれている番号に電話してもつながらない。えー、どうして???
中の食堂を覗いてみたら、奥の方から人の声が。声をかけて、夕食準備していた人に宿の人をさがしてもらいました(笑)
まぁ、天気もいいし景色もいいし、のんびり待ちますか。
10分ほど待ったら、ご主人が来てくれました。様子をみるとテニスしてましたね?笑 いや、いいんですけど・・・ここにはテニス場、サッカー場なんかもあります。というか、森と、畑と、湖としかなくて、それ以外は自分で何をするか決める場所でした。
荷物を部屋において、まずサウナを見に行くことに。サッカーグラウンドをこえて進むとここの麦畑が広がります。
美しいなぁ。こういう風景は、フィンランドの農園の典型と聞きました。
なんとも味のある建物。薪小屋でしょうか。
ここのベリー、食べてイイですよーって書いてあります。ブルーベリーとか、こけもも(リンゴンベリー)がありました。
湖のそばに着きました。左手の建物は分からなかったのですが、右側に映っているのがスモーク・サウナらしい。

というわけでさっそくサウナを使いにいきます。
ああ、この頃には80%くらい回復した感じだったのでもちろん私も参加。

この景色!スモークサウナからすぐ湖に入れるし、その後ぼんやりできる椅子やベンチも沢山。
こちらは薪サウナ、両側のドアは更衣室。真ん中のサウナから出てきたらそのまま湖に、もしくはこの建物内のシャワーが使えます。私達もさっそく水着になって薪サウナから。
これはウェブサイトから。私達が使ったときも、その他の宿泊客の家族たちでギュウギュウでした。でもみんなで場所を空けてくれて、英語で「蒸気だしていい?」と聞いてくれまして。サウナってみんなで楽しむものなんだなぁとしみじみ。
(ウェブサイトにあったスモークサウナをスモークしている最中の写真。)薪サウナを2セットつかったあと、スモークサウナに入りました。しかし・・・中の温度が100度超え!!!残念ながら初心者の私達は長く使えませんでした 苦笑 なのでこのあと、また薪サウナへ。
ちなみにこちらもウェブサイトから、冬はこんな感じらしいです。湖はもちろん凍ってて、穴をあけておいてくれるらしい。ひぇぇぇ。

夕食の時間が午後5時〜8時、ということで、サウナを1時間以上、7時過ぎまで使ってから私達も夕食へいきました。

夕食はさっき一度覗いた食堂でビュッフェスタイル。どれもフィンランドの伝統的なものだということです。リンゴンベリーのジュースも。
大分太陽が低くなってきました。気温もゆっくり下がってきて気持ちいい。
他の宿泊のこどもたちが木のブロックを投げて遊んでいました。こちらでは昔からある遊びらしい。なんとものどかで、幸せな夕方。

部屋で食後一休みしていたけれど、窓から赤い空が見えてきたので、また湖まで行くことに。
マジックアワーですから!

麦畑が赤くなる空と一緒に光っています。
めちゃくちゃキレイ。
おおおー湖が最高にキレイだ〜
東にはうっすら月もあがってきたようです。
色がだんだん濃くなってきました。
船を出しているひともいます。風と水の音しかしなくて、ただただ、色が変わるのを見ていました。
そろそろ部屋に戻りましょう。(少し飲みたいし)

宿に着いたのは午後3時まえ、いやぁ何をしたわけでも、何をしなきゃいけないわけでもないのだけれど、なんか幸せ。
長く滞在しているいくつかの家族がみんな仲良くなっていって、もちろん私達みたいな新参者を放って置いてくれるけれど にこにこと挨拶はしてくれる。なんというか・・・時間がゆっくりで贅沢。

そしてここ、本当に伝統的な農家滞在で有名なんですが、なんか滞在中にみんなが仲良くなってしまう感じがあってですね・・・自分の小学生の頃の、夏休みにみんなが飽きてきたころに従兄弟たちが遊びに来て延々と遊んでる、みたいな懐かしい感じなんです。

それにもっとすごい懐かしさが、レセプション+ダイニングエリアのある建物の入り口に。コレもある意味郷愁誘う、というかなつかしすぎる!・・・・いいですか、心の準備、いいですか?↓

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じゃん!

子供会かっ!合宿所か!!!

(こちらでも室内に入るとき靴を脱ぐひとは多いらしい。この宿ではダイニングエリアは土足禁止)

いやぁ、色んな意味でサイコーな思い出の一晩になりました。


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