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王宮を飾る文様やタイルがとにかくすごい。〜ポルトガル家族旅(9)

さてシントラの街にもどり、王宮のほうを観に行きます。オモチャのようなペーナ宮は度肝をぬかれるけれど、個人的にはちょっとイスラム文化の香りの残るこちらの王宮のほうが好みかな(笑 何様だよ)。

とても美しい螺旋階段。
上から見てもこの優美さ。
入っていきなり建物内の噴水。。。さすが、お金持ちのポルトガル王室。
14世紀のころからそのまま、のタイル。
王宮、こんな感じになってます。向こう側に見えるタジンみたいな(笑)煙突は調理場の煙突。
どことなく東洋っぽいデザイン。
白鳥の間の天井。27羽の白鳥がそれぞれ違ったポーズをとっています。
なんかめっちゃ凝ってる絵だし、周りの文様もすごい細かさ!!!
部屋の入り口にこういう装飾が。
スゴすぎて言葉がでません。財力よ・・・
二階の窓から中庭を望む
煙突の方をみると・・・あれ。
煙突の修理?メンテナンス?してました。
文様に文様を重ねるって、スゴく高度なセンスだと思う・・・
こちらは天井一面にカササギが描かれた、「カササギの間」
葡萄の葉とツルかな。葡萄はモチーフとしてあちこちで見られました。
ベッドの周りの柱でさえ、この凝った装飾。
コレも葡萄?
東洋からの輸入品だったと思う・・・さすが大海洋帝国ポルトガル。
こまかな模様のタイルは、建物の内側だけではなく外側にも。
もともとは木のドアや窓枠だったのだそうです。保護のため上からこんな風にしたのだとか。
タイルいろいろ
インドからの輸入品だったかな?(うろ覚え)
窓からは、ムーアの城壁や貴族の豪邸が見えます。
イタリア式庭園
紋章の間。天井もすごいですが・・・これは天井の真ん中
この部屋の壁を覆い尽くすアズレージョが素晴らしい。
アズレージョは狩りの光景が描かれています。
礼拝堂
祈りの間ですら、この装飾。
建物の中に噴水。
ここにも紋章が天井に。
議会の間、だと思いました(忘れた)これ、鏡の周りはガラスです。
ガラスをふんだんに使ったシャンデリア
議会の開かれたところ・・・周りを薄布で仕切ってますが、当時は違ったんだろうな・・・???
糸巻きの部屋もありました。
女王様のクローゼットだったかな。
そしてクローゼット横にある、女王様の浴室だったと思う・・・
彫刻・・・かと思ったら生きてました。
ペーナ宮ほどではないけれど、なかなか斬新なデザイン+色使い
アズレージョに、天井の装飾・・・(私の好みではないけど)贅を尽くした、ということだけはわかります。
これもまた、すごい・・・(もうお腹いっぱい)
そして厨房。大きな釜に、左手に並んでいるのは五徳みたいなもの?
あの煙突の上の方を見上げたところ。
お城ですからね、沢山の料理人が働いていたのでしょう。
愛嬌ある噴水
あそこに寝そべってるのが何の動物か分からないけどかわいい。

こういう色使いや細かな文様、デザインに至るまで、きっと沢山の地域の文化の影響をうけているのでしょうね。(お城をまわっているうちにもうこのくどさはいいや・・・になった日本人家族は我が家です)

内部の細かな写真ばかりになったので、再度王宮の表の写真。シントラの街のまんなかにどん、と建ってる大きな建物です。外側は質素そうにみえていやいやいや・・・な場所でした。

続きます。


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