してほしいこと・しちゃいけないこと〜病気の本棚〜

前記事が長くなったので終わりにしちゃったんですが

風邪、インフルエンザ、もっというとコロナウイルスだってそうだけど 感染症をひろめない鉄則、ってものがあります。

具合が悪かったら外に出ない

これ、ものすごく当たり前なのに「仕事を休めない」「熱だけ下げておけば周りに迷惑にならないし」とかいってみんなやるよね。

世界的にみたら、これ非常識甚だしいですから!

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あなたは「数日本調子じゃないだけで、70%の効率でも仕事に穴をあけないのが大事」とか思ってるかも。でもそれで周りの10人に風邪をうつして、6人が同様に70%の効率でも・・・って出勤してまたそれぞれが10人にうつして・・・・ さあ!ねずみ算の時間ですよーーーー5日後には何人が具合悪くなりますか?

あなたは70%で良くても、それがねずみ算式に増えていったら会社の大損害です。

日本人はどうも、高度成長期の悪習慣のためか
ここ(具合が悪かったら休む)を疎(おろそ)かにし過ぎてます。(言い切る!?)

あのね、具合が悪くて休むのはアナタだけのためじゃないのよ。同僚や会社のため、もっというと会ったこともない他人のため。
世の中には 持病なんかで「できる限り感染症にかからないように」って気をつけてるひともいるのです。お願い、分かって・・・


必要なければ病院は行かない

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熱が悪くないことは前記事で書いたし、直上↑では「外出禁止」も書きました。前記事では「ウイルスに対する薬は基本的にない」ことも書いた

「インフルエンザは薬で治るんでしょ」

そうですね、数少ない抗ウイルス薬のあるウイルスです。でも!

寝込む期間は短くなるけれど ウイルスを実質的にやっつけてるのは免疫です。
そして一番困るのは ウイルスだろうがバイ菌だろうが 薬に対し変異して 更にやっかいな奴らになっていくのですよ。(これも「はたらく細胞」で説明されてるよね)

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診断書が必要だよ とか
診断つけてもらって薬もらって早く治したい とか

ねぇ、それで歩き回って他のひとにうつしまくって、さらに病院ってバイ菌ウイルスの巣窟だから 病気で体力落ちてるところで更に お土産の菌やらウイルスやら持ち帰って・・・・

それって 頭悪くない??? (あー言っちゃった・・・)

もし会社のお偉いさんとかがコレ読んでたら言いたいの。
診断書ってそんなに大事ですか?
周りのひとに菌・ウイルスばらまいても???

  * * *

あなたの身体が楽になることは確かに大事かもしれない。
でも医療には「公衆衛生」なる、「多くのひとの健康」を大事に考えるという基本的な考えもあるわけで。

さっきのねずみ算の計算じゃないですが、感染力のつよいものであるほど「自宅待機・療養」がいかに大切か、が分かりますよね?

ですので、インフルエンザはもちろん、感染症一般の原則は「具合が悪かったら外にでない、免疫をフル稼働で頑張る」が基本。インフルエンザなんて熱が出るってことは身体がちゃんと反応出来るウイルスだってことです。

前回も書いたけど大事だからもう一回。

熱そのもので死ぬ人は殆どいません

だから抗ウイルス薬は本当にひどい状態の人のため、切り札にしておいてくださいよ。使う人が増えることで「変異株」が出現する率は跳ね上がります。

持病でステロイド剤つかってたりするひとが、みなさんのまわりには結構いらっしゃいます。あと、小さい子供(赤ちゃんとか)とお年寄り、糖尿病をお持ちの方、透析を受けている方とか。こういう免疫が他より弱い方のためにも、

お願いです、使わなくていい薬を「欲しい」なんて言わないで・・・・

気になる人は日本感染症学会が何と言っているか、がココで読めます(文字ばっかだけど)。



今日のおもちかえり「病気の本棚」

★具合が悪かったら 家で寝ておく。
病院は必要無ければ行かない
★ウイルス感染症に基本的に薬は使わない(最低限の解熱薬はOK)

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ヘッダー画像は みんなのフォトギャラリーより、千鳥あゆむさんの作品をお借りしました。


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