ナイアガラフォールズ(アメリカ)散歩2

画像1 アメリカ側の州立公園内のトレイルマップです。このあたりはとても平坦な上、殆どのところで車椅子でもいけるほどに整備されています。水さえもっていれば軽装でもOK.この番号はトレイルの途中あちこちに案内板があって、その番号と一致させてあります。 トレイルマップPDFはこちらでもダウンロード出来ますがスマホで写真をとって行く方がいいかな。https://parks.ny.gov/documents/parks/NiagaraFallsNiagaraGorgeTrailMap.pdf
画像2 「アンダーグラウンド・レイルロード遺産(ヘリテージ)センター」が何のことか分からないけれど、このあたりの壁画をみると黒人の歴史のよう。どういうことだろう。あとでヘリテージセンター、覗いてみよう。(ここは10時開館、私達が歩いていたのはここを通り過ぎたときで9時前でした。)
画像3 時々陽が差すと湿度もあってめちゃくちゃ暑い。でも曇っている間は時折吹く風が涼しい空気(多分滝のしぶきで気温が下げられている)を運んできます。野の花がきれい。
画像4 先ほどの鉄道・車のための橋(Whirlpool橋)の下はものすごい急流です。Whirlpool State Park(渦州立公園)という名前になっています。最初のトレイルマップでも大きくこの橋が書かれているのでどれくらい来たのか、の目安になります。
画像5 あの先の方にながれが緩やかになって見えるのが、多分「Whirlpool」とマップに書かれていた当たりでしょう。私達は(最初のマップ参照)左端のビジターセンター当たりから歩いているので、あのWhirlpoolあたりで6マイル強(10kmほど)になるだろうからそのへんで引き返そうか、とオットと話して。
画像6 滝に引き続き、ですが、水が流れているだけなのに(大笑)なんでこんなに魅力的なんでしょうか。美しい色!
画像7 だんだん目的地Whirlpoolが近づいて来ました。川の右側に細いトレイルがみえます。多分「難しいトレイル」として書かれているもの。今回はハイキング用のシューズではないので止めました。岩場の上り下りはスニーカーでもできるけれど万が一でケガをしたら悔やみきれませんから。
画像8 振り返ると、Whirlpool橋あたりからの急流と、周りの切り立った崖がキレイです。
画像9 ちょうどWhirlpoolくらいからさらに先(滝と反対の方向)を見ると、現在の水力発電に使われているダムが見えます。すごい大きさです。
画像10 折り返し地点にきめたWhirlpool State Parkのビジターセンターみたいなところでトイレを借りていきます。置物のように「エサくれ」なリス。あげませんよ。
画像11 ついてくるし。
画像12 目の前を走り抜けます。北米、ほんとにリス多い。これがユタ州みたいな高地乾燥地域になるとナキウサギとかプレーリードッグなんかもいるからw
画像13 すこし内陸にSchoellkopf Hallという歴史的建造物があるようなので、歩いて行くことにしました。De Veaux州立公園という別の州立公園内になるようですが、歩いて10分もかからない距離なので当然行きます。
画像14 Schoellkopf Hallです。もの凄く立派だけれど、使われていないみたいで窓に板が打ち付けてあります。後で知ったのですが、もともと8-12歳の男児用孤児院・学校で、軍のアカデミーが運営していたようです。Schoellkopf というのはこの土地にかつてあった裕福な一家の名前で水力発電の会社を持っていましたが、1956年にダムの崩落事故が起き、一気に40万KWもの電力が供給出来なくなったといいます。前記事で一枚そこの建物の写真を出しています。
画像15 さて、また来た道(とはすこし違いますが)を戻ります。目指すはナイアガラフォールズの駅のあったところ、ヘリテージセンターです。それにしてもこの周辺の壁画は本当に力強くて驚きます。地元アーティストが参加したようです。
画像16 一番スキだった壁画。タイトル、見てくれば良かったな・・・
画像17 これはどうやら「アンダーグラウンド・レイルロード」との関係もあるようです。
画像18 それぞれのアーティストの表現がとても興味深い。https://bit.ly/3cE7kkr それにしてもこの土地と黒人の歴史、ってなんだろう?ネイティブアメリカンとの歴史ではないんだね?答えを探してヘリテージセンターへ、ホテルをチェックアウトしたあとで行くことにしました。大人$10の入場料です。
画像19 さてさて、帰り道10kmは大分気温も上がってきたのですこし急いで。チェックアウト前にシャワーをしたい💦 往復で2時間半ほど、平坦とはいえ結構歩きました。
画像20 ホテルを出てから、アメリカ側の滝アトラクションへ、有名なCave of the Wind 風の洞窟です。ここは折角滝に来たら!の全力オススメです。あ、「濡れてもいい格好(靴)」で行くように!ポンチョはもらえますが、足許は間違いなくぐっちゃぐちゃになります。写真は「ブライダルベール滝」と名前の付いている、間の小島で分けられた滝ですがなんのなんの!顔も上げていられない勢いの水量です。
画像21 「風の洞窟」の道はこんな感じで整備されたデッキになっていますが、とにかくこの水量が常に当たるから・・・安全を保ちながらのデッキの補修は大変だろうなぁと思います。
画像22 風の洞窟周辺も整備されたトレイルが続くので短い散策にオススメ。これはニコラ・テスラの像。テスラとエジソンの戦い?はどの時代もある天才と既得権益を守ろうとするひととの戦いなんだなぁ・・・と思います。
画像23 そしてヘリテージセンターへ。「奴隷制度がある限り人々は逃げ続けた。(援助してくれる)人のネットワークやアンダーグラウンド・レイルロードと呼ばれる場所をつたって。これはもちろん地下道でも鉄道でもない(逃げ道の俗称だ)。」南北戦争の始まる前から、奴隷貿易の一部の被害者達は逃げていました。南北戦争後もまだ奴隷を追って懸賞金がかけられたりしていたのです。「この川を渡れば今度こそ本当の自由の国のカナダだ」そういう場所だったのだそうです、ナイアガラフォールズというのは、
画像24 自由とは、という言葉の解釈がヘリテージセンターの最後にあります。ここは無料で歴史を踏まえたツアーをしてくれるので、もし訪れるチャンスがあれば参加されることを強くお奨めします。私達は時間がなかったので一部は聞いて、あとはセルフガイドで行きましたが・・・個人的に人権擁護はとても大きなテーマなので、興味深かったです。このあと私達はエリアをドライブして、その後レインボーブリッジ経由でカナダに渡りました。

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