見出し画像

大陸の真ん中でヤクルト愛を叫ぶ。

ジンクスでも神頼みでもなんでもいい、と思っちゃうのがやっぱり「体調」に直結することじゃないだろうか。そしてその「宗教化」した信念(と、敢えていうけれど)は その信念の根幹となる「体験」を知らない他者には「新興宗教」で「まがいもの」でしかなく、その体験を得て信念に繋がった人には「あれを経験してみなければどうせわからない」という経験則に基づく諦めで周りの助言を聴かないという「新興宗教に取り憑かれた人」になってしまうので、双方向にどうしたって伝わらない。

なんの話だ、と思われるかと思う。
大したことじゃない、私と、腸内環境を整えるドリンク剤の話だ。先に書いておくけれど、企業などからのキックバックもないし医学的に超オススメ〜〜〜なんて話でもない(いや、十分医学的データはあろうが、それを上回る、しかし検証という意味でとっても弱い話だから)。お願いだから雑談の中でも「お医者さんがこんなこと言ってたよ」風に使わないでくださいね。


大腸憩室症を持病とする(いや・・・病気か?これは・・・)私には心強い味方であるヤクルト。(大腸憩室に関しては先日短い記事を書いたのでリンクを読んで欲しい)日本みたいに超高級バージョンとか、レアだけどあれこれにめっちゃくちゃ効くらしい、って品はアメリカの田舎にはない。他社の⭕️ー1なんとかっていうような効果抜群いいお値段、ってのもない。だが、通常のあの「小さなボトル」のヤクルトなら手に入る。

3年前、それに手が伸びたのは、本当に「なんとなく」だった。
あの味が懐かしかったのだ。
近縁種みたいな隣国メーカーが作る乳酸菌飲料は大量にCostcoなんかで安く売られている。でも味が違うんだよなぁ。この数ならちょっと買ってみるか、そのくらいの気持ちであの小さいボトルが5本のパックを買い物カゴに入れたのだ。
で、その後自分の体調との兼ね合いを経験した上で、ほぼいつでも我が家の冷蔵庫にヤクルトのパックが置いてある。


小さい頃、近所をいつもヤクルトレディなるおばさんが自転車で走っていたのを見ている。ヤクルトそのものも老若男女問わず愛される味だし、なんだったら子供の私は「なんでこんなちょびっとなの?もっとごくごく飲める量で売って欲しい」と本気で願っていた。
もちろん小さいボトルには「飲み切る」という大切な意味があるらしい。でも私同様に考えていた人が多かったのであろう、と思わせる商品はたくさんコンビニに並んでいる。(そしてこれらの商品のターゲットはきっときっと、幼い頃の私みたいな効果効能よりこの味が好き!という消費者だ)

ヤクルトを愛飲している人(友達のおじいちゃんやおばあちゃんとか)にきくと「本当にお腹の調子いいんだよ!」「毎日元気で起きることができるんだよ」とニコニコして言う。あの頃ヨーグルトがすごく流行っていたが、そういう人たちはヨーグルトを「美味しい」「効果があるみたい」って言ってた。でもヤクルトの方は大抵「体の〇〇が」「こんな△△の不調が」よくなった、という。子供心にもその差を「なんだかすごいな」と思って親に「うちでもヤクルトを買おうよ」とねだった事があるのを覚えている(当然一蹴された)。


さて、先にリンクした記事でも書いたけれど、憩室症そのものは問題ないけれどどこかに炎症を起こすと酷い目に遭う。その憩室炎の場所によっては急性虫垂炎(盲腸って言われる病気)とよく間違えられるくらいだからね。
私は数年前に憩室炎で入院直前、まで行って、その後は「持病との付き合い方」を探ってきた。で、ヤクルトのすごいところは持病を抑えておくだけでなく炎症初期なら倍量処方くらいで症状そのものがあっという間に治るお手伝いをしてくれるところで、病院に行く必要もない(私の場合は、だが)。どうしてこれを愛さずにいられようか。

面白いなぁと思うのは処方された薬にとやかくいう人は少ないけれど、こういう「健康維持」方面にはあれこれ助言してみたり、〇〇信者的な言動を見つけると小馬鹿にしたようにやっつけてしまいたくなる人が次々と現れる。時には参考文献を私に送ってくれる方もいる(質の高い文献じゃなかったり二次情報三次情報だけだったりと、読む時間がもったいなかったってものになりがち)。

ヤクルトが効くんだというと「プロバイオティクス飲料なら店にあれこれ並んでますよ」とか「薬局で腸内細菌活動をサポートする錠剤売ってますよ」と返されることもしょっちゅうだ。一応言っておくがそれらはほぼ全部試しているのだ。その上でコスト的にも、続けることが不得手な私でも無理が少なく続けられて、効果有り、だから その結果信者化したのだ。いろんな人がいるし腸の状態だって癖だって人それぞれだから聞かれない限り勧めたりしないけれど、ただちょっと私の健康を保つための他人に迷惑にならない努力を、どうしてそんなにあちこちで潰したい人が現れるのか。全く理解できない。


まぁ、そんなこたーどうでもいい。
さっきまで今度の旅先でヤクルトが仕入れられるかどうかを調べていた。結論から言えばアジア系マーケットには置いてるところがある。が、どこでも、というわけにはいかないらしい。想定内だけどちょっと残念よね。旅の真ん中くらいでそのうちの一つのアジア系マーケットそばを通るから、覗いてみるか。あったらラッキー、くらいだけど。

一応錠剤の腸内環境サポートの薬も準備しているけど現地の食事も一つの楽しみだからちょっとドキドキだ。ヤクルトよ、どうして君は彼の地にそれほど受け入れられていないのか。

旅先の彼の地のグローサリーストアあちこちで、ヤクルト愛を叫んでこようかな・・・

サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。