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職人たちが考えたかごを販売するまで・・・

今年初めての試み。
それは職人たちが自分で考えたかごを販売してみること◎

なぁんだそんなこと?
なんて思うかもしれないですが。
moilyにとっては大きな一歩だったんです。

moilyは
ただ仕事の選択肢を作るだけでなく
それぞれが意欲的に働く環境や機会を作っていきたい。
と常々思っています。

ただ仕事をこなすだけじゃなく
興味を持って、研究して。前向きに仕事に向き合えたらいいなぁ。
そんな気持ちで職人たちと共にmoilyをやっています。

でもちゃんと仕事にするということが、まずはなかなか大変で。
仕事にするためには、商品になるかごを作らなければいけなくて。

同じサイズに作れなかったり。
だんだん形が変わってきちゃったり。
急に雑になったり。

本当に色々あったんだけれど
はじめて5年ほど?で職人たちの意識もずいぶん変わり
丁寧に作らなきゃ。という気持ちになってきたよう。
(今でも色々あるけどね)

そしてコロナをきっかけに
毎年行っている職人への個人面談。
そこで気づいた職人たちの向上心。

「もっといろんなかごが作れるようになりたい。」
「私もデザインしてみたい!」

これは!!!そろそろ第二段階へ進んで良い時期だ!
ということで今年は2つの挑戦をしました。

今回デザインをしてくれたコーラー。お掃除好きの几帳面。

▶︎1つ目は新しいデザインを全員に平等に教える機会を設けること。
いつもはどうしても器用だったり、色々な編み方を知っている職人が
新しいかごを作る傾向にあって、それでもまわっていたんだけど。

面談で「新しいかごを習いたい」と思っている職人が多いことに気がついたから。今年は初心者向けに教室を開きました。

何回失敗しても良いように、お金の問題や、どのメンバーでやるかなど(村独自のルールがあったりで大変) 色々工面して、なるべくチャレンジのハードルを下げ、オーダーが少ない時期に初心者用クラスを開き、何度もみんなで練習しました。

想像通り、意気揚々と練習に来るのは初めの1回だけ。
2回目からは「どうせできないし〜」とか言い始めて参加率が悪くなるので(笑)無理やり迎えに行って、「はいやるよ!練習!練習!」
と現地スタッフにお尻を叩いてもらった結果、
見事5人全員作れるようになりました。(よかったね〜。みんな頑張ればできるよ〜!)ちゃんと自分もできる!って自信につながっていけば良いな

元気でよく喋るチャンナ。素敵なかごをデザインしてくれました。

もう一つの取り組みは、すでに多くのかごが作れる職人たちへ。
「自分のデザインを作ってみたい!」という職人に向けて。

▶︎小さなデザインコンペ?を行いました。

「日本のお客さんの暮らしに合いそうなものを思いついたら
作ってみて。」

というと何人かの職人がオリジナルかごを考えて、いくつか日本に送ってくれました。

その中で私やmoilyスタッフが、「かわいい!素敵!」って思ったものを
セレクトさせてもらって試しに店頭で販売すると・・・

日本のお客さんが気に入ってくれた〜〜!!(泣)買ってくれる〜!(泣)

追加発注して、お祝いを渡すと、職人たちも喜んでくれたみたい!
(カンボジアに行って、はやく直接一緒に喜びたい)

そして今回は、少し多くのかごが日本に届いたので
オンラインでも販売することになりました〜。オメデトウ!
もし購入してくださった方、メッセージなどあれば職人たちに伝えますので
DMでもメールでもくださ〜い!

何回見てもかわいい商品たち。

どちらの取り組みも、これからも続けていきます!!
みんなにとって楽しい仕事になると良いな。

次回は日本のお客さんにもコンペの投票に参加してもらおうかな〜なんて
目論んでます。

ちなみに。
よく聞かれる「小さい方が高いのなんで?」という質問ですが
小さい方がきれいに作るのが難しく、現地価格も変わってきます。
そんな違いです。職人たち、一生懸命頑張りましたのでご理解いただけたら嬉しいです〜!

ぜひ職人たちが考えたかご
直接オンラインショップで見てみてください♪

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