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45年ぶりの修学旅行

今年1月に中学の同窓会があり
その場の「女子」5名
「5月某日 京都観光1泊2日しよう。還暦記念」
が決まった。数秒で決まった。

45年ぶりに会った人もいたのだが
瞬時に当時に戻り、見事に決定したのだ。

スケジュール設定が得意な人。
下見と気配りできる人。
乗っかるだけの人3人。(わたし含め)

無駄な時間がほぼなく
疲れることもない2日間だった。

厳密にいえば京都奈良の修学旅行は小学校6年の行事だった。
それでも隣接する校区の中学進級なので
巡った寺社仏閣はほぼ同じなのだ。

記憶がうっすらとある人たち。
ほぼ記憶がない人たち。(わたし含め)

友人が持っている当時の写真に
わたしが奈良公園の鹿に向かって顔で威嚇しているものがあったよ
と聞いた。
記憶がない。

中学3年生の時の同じクラスだった5人が
45年後に、レンタル着物の選択からキャアキャア笑い
髪を整えてもらい、電車に乗って観光地へ行く。
気温は30度だったようだが
皆が同い年の旅は楽だ。
「休憩」タイミングも絶妙で「迷惑かけるかも」の心配も
お互いない。

それぞれいろんなことを乗り越えての、笑顔の観光。
深い経験を明るく話す、その強さにも感銘を受けた。

実行日2日前は、着物で歩けるだろうか。トイレは?
などと心配で動画で着物着用の注意点なども予習はした。
なんといっても、レンタルきものの着付け、ヘアの方々が
親切で、盛り上げてくださったのも良い思い出だ。

二日目は私服で観光バスツアーに参加した。
あいにくの雨だったが、効率よく有名処を見学することができた。
また近いうちに行こうね。
家族のあれこれから解放されたわたしたちは、また
笑いながら、何度も同じ話を繰り返していくのだ。
「老いていく」ではなく、こっちから「老いてやる」
という意気込みだ。

雨の石段で力が入った脚の痛みも心地よい朝。

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