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徹底的な心理戦!韓国のアイドルオーディション番組「i-LAND」の魅力を伝えたい。

こんばんは!하나 둘 셋〜!韓国アイドルにハマり、最近は韓国語の勉強まではじめた仙崎です。好きは海外を越えていく...!!

今回は最近ハマって最高!という気持ちしか沸かない、韓国のアイドルオーディション番組「I-LAND(アイランド)」の魅力をお届けしたいと思います。※[ご注意] 観てない人のネタバレになる表現が多く含まれているので、気になる方は観ない方が良いかもしれません!

最初にサマっておくと、

・番組のクオリティ、番組構成がすごすぎる
・練習生の成長スピードがすごすぎる
・いつの間にか応援したくなる

の3本柱です!

I-LAND(アイランド)とは?

I-LAND韓国のアイドルオーディション番組。この番組のためだけに作られた、超巨大で特別な空間の中で2020年のデビューを目指すアイドルの卵たちが自分の運命をかけてデビューの枠を勝ち取っていくという内容。日本では、AbemaTVでみることができます。(私はこの番組をアーカイブで観たいために、サブスク契約しました...!)

どんな内容なの?

BTSやTXTなど超一流アーティストを生み出したBigHitが、2020年デビューする未来のアイドルグループをプロデュースするための番組です。Part1〜2までの番組期間の中で最終メンバーが決定するようです。今まさにリアルタイムでオーディションを見届けることができ、かつ「視聴者も投票で参加できる」ので、自分の推している練習生を投票することができます。プロデューサーによる審査に加え、グローバル(全世界)で観ている視聴者からの投票も加味されながら、現在は23人→12人に絞られた状態でPart2が始まりました。今回はシーズン1となっているPart1での内容を主にお届けします!

I-LAND(アイランド)のここがスゴイ!

コンセプト・施設がスゴイ

まず、この番組のために用意された施設が超スゴイ。70億ウォン(約6億円)ほどかけて作られたという噂もあって、この段階で「韓国のスケール、パナイ...!パナイ...!」と感動したのを覚えています。テレビ番組っていう枠を越えている気がする。この時点から感動してた気がする。上空から撮ってるこの絵面すごくないですか、、巨大な箱!!

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23人の各国から選び抜かれたアイドルの卵(以後、練習生)たちは、この場所に集まって最終選抜までの期間を過ごすことになります。この施設は「アイランド」と呼ばれていているのですが、もう一つ施設があり、「グラウンド」と呼ばれています。

アイランドの中には、アイドルの練習場として必要不可欠なものが全て豪華に用意されており(ジム、広いリビング、複数の練習場、寝室など)ここで過ごせたら楽しいだろうなと思えるぐらいのクオリティの施設になっています。その一方でグラウンドは必要最低限のものしか用意されておらず、共有スペースもとても狭く、かつ寝室は用意されていない状態。待遇のクセがすごいんじゃ〜と心のノブが発動するぐらいの天地の差。1つ目の面白い見所は、練習生たちがこの施設「アイランド」「グラウンド」の中で限られた時間の中でテストを繰り返しながら、昇格・降格する様子を見届けられることです。

番組構成がスゴイ

Part1では全4回のテストを受け、その結果を元に12人が選ばれました。このテストのやり方がとても面白いんです。初回入場時の時に、はじめてこの施設にやってきた練習生が事前に練習してきたダンス・歌をそれぞれ披露します。その時からすでに審査がはじまっているっ...というのがミソで、メンバー同士で「この人はダンスがうまいか・歌がうまいか」を瞬時に判断し、「アイランドに入る資格があるか?」をその場で手を上げてジャッジします。多く賛成をもらったメンバーは、その場でアイランドへの入場を許可され、基準に満たせないメンバーはグラウンド行きが決まります。

プロデューサーからの審査ではなく、練習生同士で「ライバルを見合い、判断する」のです...!

初回みたときに「おっおっ、面白〜〜〜!!」と感動したのが、心理戦。「一番最初に手を挙げた練習生」から歌・ダンスを披露するんですが、その練習生のダンス・歌が「基準」になるので、一番最初に手を挙げた練習生は、受かりやすい、んです。(そして同調圧力が生じるので、だいたいの練習生が賛成=INしている)

そして、最後になるにつれて基準が厳しくなる。なぜなら「アイランド」に入れる人数には限りがあるから。自分より上手いメンバーがいても、簡単には賛成できなくなってくる心理が働きます。これがめっちゃ面白い。プロがジャッジするのではなく、ライバル同士で「こいつはアイランドに入る資格があるのか?」というのを初見のパフォーマンスで判断させるんですよ。慎重に選ばないと自分が選ばれないかもしれないし、迂闊に決められないという。ひえ〜〜〜〜鬼すぎぃ〜〜〜初回からメンタル削られすぎィ〜〜という心のノブ(2回目)が発動するぐらい、ゴリゴリに厳しい。齢14歳ぐらいの子には判断つかないでしょう...というぐらい厳しい〜!

そして、パフォーマンス後は「アイランド」「グラウンド」にそれぞれ振り分けられた練習生たちの運命は大きく変わっていきます。基本的に、アイランド・グラウンド共に同じ内容のテストが公開され、1週間に1回ぐらいのペースでテストが続いていきます。休むことなくインターバル短めで、内容はめっちゃ厳しい・THE韓国っぽい徹底したやり方だな(褒め言葉)と思います。笑顔でDO IT!と言いながら、絞っていくみたいな世界。

そして各テストごとに、「アイランド」にいるメンバーは降格しないように戦い、「グラウンド」にいるメンバーは昇格できる機会を狙い続けるという構成で、いついかなるときも「降格・昇格」するかがわからないドキドキハラハラシステム。しかも、ここでも面白いのが「誰を降格させるか?」を決めるのは...練習生、なんですよ。これが通常のオーディション番組と異なるポイント。プロデューサーからの審査点数は個別に公表されますが、練習生同士は「自分以外のメンバーの点数は知らない」状態です。仮にアイランド側がグラウンド側に負けてしまった場合、その点数に応じて降格者を選ばなければなりません。それは、練習生同士で選ばせるのです。

で、これがめちゃくちゃ面白いんですが、「プロデューサーからいい評価をもらっていた練習生」が練習生によって降格されるパターンが結構な頻度で、起きる〜〜〜!Why〜〜〜!

なぜ?の理由は番組を観てもらうとわかるのですが、どれだけそのテストに貢献しているか?(テストの内容によって、アピールできるパート割りや、リーダーになったり、重要な役割をこなす場面があります)や、誰が観ても上手い表現ができているか、日々練習して努力しているか?、この人とデビューしたいと思わせる魅力があるか?など、要員はさまざま。これがプロデューサーからの審査(実力点)と噛み合わず、降格の票が集まってグラウンド側に落ちてしまうことがあるんです。いや、人間の心理面白すぎ...!

(ネタバレになりますが)セオンという練習生が初回のタイミングで、自分がグラウンダーにならないように徹底的に根回しする映像が所々で流れます。初回観た時は小賢しい印象しか残らず嫌悪感しかなかったんですが、何が何でも残りたい一心でアピールするその気持ちが2〜3周観るとよくわかるようになる。まだ絆や心理的安全性が生まれてない探り探りの状態で、彼のこの根回しはめちゃくちゃすごかったんだなというのが後になってよくわかります。笑

とにかく徹底的な心理戦、これはオーディションなのか?と錯覚させるのがスゴイ

回を重ねて観ていくごとに思うのは、オーディションというより人間の心理戦を横目で観てるんじゃないかと感じるほどの駆け引き。アイランドに残り続けられる練習生(アイランダー)は自信をつけ、落ちないように必死で練習を積み重ねていくのに対して、最初からグラウンドだった練習生や途中から降格して這い上がれていない場合は、どんどん自信をなくし、いつの間にか「グラウンドにいる自分」に対して焦りよりも諦めみたいなものを持ち始めてしまいます。(※誤解ないように書くと、全員がそうではない)

初回からグラウンドにいた練習生がアイランドに移動できても、ずっとアイランドにいた練習生よりも「自分が下の人間である」という感覚を持ってしまうのか対等に話せなかったり、溝を感じたりしてぎこちない、みたいなことが往々にして観られます。「最初の運命」から、数回のテストを経ただけでも、こんなことになってしまうの...?と目を見張るばかり。。

アイランドは豪華な施設、グラウンドは必要最低限の施設、この密閉された空間にい続けることで「この場所にい続けなければ、というプロ意識が生まれるのは圧倒的にアイランドであり、ゆる〜く和やかな雰囲気のまま過ごしていくのがグラウンドである」というのが垣間見えるのも面白いです。過ごす場所や待遇で、これだけ差が生まれてしまうのかなと(※編集の力もあると思うので一概には言えないですが)

実際にダンス・歌がうまい練習生は自ずと絞られていくのですが、この番組で一気に急成長している練習生もいて「与えられたテストと、それに対する自分の役割を素早く見つけ出し、瞬発力を持っていかに周りにアピールできるか」がひとつの鍵となってくるようです。もう少し磨けば伸びる!という人ほど、絶え間なく努力して練習して評価されていったり、自信をなくしてそのまま急降下してしまう場合もあったり、なんか仕事にも通じる部分があるな〜と痛い気持ちで見守る場面が多々ありました。

課題曲がスゴイ

Bang Si-Hyuk ("HITMAN"BANG)統括プロデューサーが、監修した曲がとにかくいい曲なんです。こちら。聴いてくれ〜〜〜〜!「Into the ISLAND」

さすがはBig Hit(以下ビッヒ)の神様的存在、とも言うべきでしょうか。このアイランドという場に降り立った練習生たちが、手を取り合って約束しながら小さな線を結んで丈夫な橋を架けていく、みたいな意味の歌詞なのですがめっちゃいい。歌がいいよ〜〜〜!

最後の課題曲「I&credible」もめちゃくちゃいいので是非。

振り付けを観るとやっぱりBTSを生み出したビッヒパイセンの名残りを感じますね。荒削りな部分もあるけど、「本当に練習生か?6日間しかないのにこれだけのクオリティ磨きこめたんか?」と驚いてしまうぐらいクオリティが高いです。1ヶ月とかのスパンではなく、1週間で歌もダンスも完成させる鬼PDCAのテストなんです。全員ミスなく踊れてるだけで、「全員デビューさせてあげたい!」という母性が出るのは何故なのでしょうか...

プロデューサーのアメとムチがスゴイ

世界的に有名なRAIN、天才プロデューサーのジコを筆頭とした面々の、厳しい評価が下される場面が多々あるのですが、それに耐えて成長できた練習生への「よくやったな」的なアメの出しどころがうますぎる。褒めてばかりじゃ成長がとまるけど、厳しいだけだったらメンタル落ちまくりますもんね。この人たちも圧倒的に努力され、成功している側なんだなということがわかる場面が多々あります。そういう指導の場を見れるのも楽しいポイント。

グローバル投票がスゴイ

最終テストを終えた後に、アイランダーから「6人」の降格者がでます。プロデューサーから3人落とされ、練習生同士で3人落とす仕組み。そして、残った6人は「シード権」を持ち、Part2参加がその場で決定となります。

じゃあ、あとの6人はどうやって選ばれるんや?というところですが、「グローバル投票」によって決まります!ここで、THEファンの力が発動しちゃう。ここが最高の体験、エクスペリエンス体験。「私が入れる一票で、推しの運命が変わるかもしれない!」えっ、選挙じゃん。選挙〜〜〜!という気持ち(取り乱してすみません)

アイドルたるもの、「観てるファンの心を掴まなければいけない」のですよね。たとえ、グラウンド側にいることが多くても「なんかこの子、頑張ってるし応援してあげたいわ」という気持ちを沸き立てる練習生は確実に投票が集まります。これが本当に最後の最後で「肝」となる部分。最初に選ばれた6人はいわゆる「実力・成長」を評価された精鋭たちなのですが、最後に選ばれる6人は「ファンから観た、デビューしてほしいメンバー」という枠で勝ち上がってくるんですよね。これがめっちゃ面白い!

つまり、どんなにアイランドに居続けられたアイランダーであったとしても、最後の最後で「選ばれない」という残酷な運命に見合う可能性があるわけなんですよ。こんな刻なことって...人生であるんか...?というぐらい。

ということはですね、アイランド側に居続けてもパッと目立たなかったり、功績を残せないまま中途半端な状態であれば、グラウンド側で頑張って這い上がろうとして努力していた練習生の方に投票数が集まっていく訳です...!結論としてアイランド・グラウンドどちらにいようがいまいが、「アイドルとしての存在感を余すことなく、この短期間のうちに届けられるのか」という潜在的な魅力も非常に大事なんだなということがわかるんです。

もちろんそんな仕組みで最終の12人が決まるなんてことは練習生は知らない訳だからホラー中のホラーですよね。結果も大事だけどプロセスの方を評価されてるんですや〜〜ん!と(※実力で残ったほうがもちろんすごいです)

(ネタバレになりますが)アイランド側にほぼ残留できていたメンバーが落ち、かなりの確率でグラウンド側に居たメンバーがグローバル投票によって評価され、Part2に進めるみたいなびっくりぽんな展開がありました。

Part2と最終デビューメンバーの考察も追々書きますが、ぜひ気になった方は今までのアーカイブをAbemaTVでご覧くださ〜い!

最後に日本人で頑張ってるメンバーを紹介して終わります!

熱がこもりすぎて5000文字越えましたが、まだまだPart2が続くので、ぜひ多くの人に観てもらいたいです。23人の中から、最終パートに進んだ日本人メンバー3人が残ってるので、ご紹介します!(ちなみに私の推しメンは最後に紹介するジョンウォンです)

ケイ

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ダンスが上手く、序盤からメンバーを牽引したり、割とキーパーソン的に活躍している練習生。小顔でシュッとしててダンスがキレキレなので、映えます。タキと絡むと途端にお兄ちゃん(むしろお父さん?)感を発揮し、タキケイのヒョン・マンネ的な絡みも見所です。あと、タキケイに関してはめちゃくちゃ泣いてしまう悲しい場面があるので、気になる方は追ってみてみてください...。そしてなぜかPart2から編集の力(?)で炎上しそうな魅せ方をされてるのが辛い...。

ニキ

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たぶん今回の23人の中でダンスが一番うまいと思いました。体幹があって、ダンスキレッキレで神。旨すぎるが故に、周りのメンバーが合わせるの大変なのでは?という心配さえしちゃうほど。ただリーダーになる場面で葛藤があったり、思うようにグラウンドから上がれなかったりする中でのいざこざや、Part1はなんとなく悪い方向に観られがちな編集をされているように感じました。でもPart2始まった途端にニキのいいところが前面に放送されたような気がします。今までの流れはなんだったのか...!ニキに関してはアイドルにとどまらず、歌を磨いてソロデビューしたほうがいいのでは?感があります。

タキ

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まだまだポテンシャルを秘めていそうなタキ。ニキと同じく15歳で、二人は元々知り合いだったようです。とにかく「いるだけで可愛い」みたいな面がグローバル投票の心を鷲掴みにしている模様。私も観てますが、いや可愛すぎだろ〜〜と思うので同感です。ロックダンスを3年習っていたということもあり、ところどころでそんな場面を披露してくれています。特段目立った評価は得られていないものの、テストの瞬発力でカメラに映る表情をプロデューサーに評価されたり、メンバーからいるだけで可愛い、みたいな感じを見受けられるので「ムードメーカー」的な存在なのかも。

最後に私の推しを紹介します

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ジョンウォン

16歳のマンネラインにして、歌ともにかなりレベル高く、どんなステージでも自分の役割をわかっているのがすごい。回を重ねるごとに成長してる感が半端ないし、本番に強い。今でも十分デビューできる素質があるのに、これからますます成長していくと思うと、今後が楽しみすぎます。個人的にはジョンウォンのパート、かなり歌がうまいのと「あっ、ジョンウォンが歌ってるな」というのが瞬間でわかるのが好きなところ。

ここまで読んでくれた人は、まずは1話目をみてみてください!若き才能にガツンとノックアウトされること間違いなし。Part2もぜひ一緒に観ながらデビューメンバーを応援していきましょう!ファイティン!(まだ番組は続いているので、引き続き投票もできますYO!)



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