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賞レースと可愛さ

アカデミー賞について語ろうか。
 
だからといって何も、やれアジア人差別だの、ファッションチェックだの、受賞作などについて話す気はない。
だって
差別は決してこの世からなくならないし、私にはファッションセンスがないから「みんな綺麗ね~」位の感想しか持ち合わせないし、ノミネート作品全てを観たわけじゃないからね。
 

以前書いたが、私は映画を【人】で観る癖がある。
原作・脚本・作品の出来や評価はさほど関係ない。
私は【人】が演じるのを観るのが好きで、そもそも【人】が好きなのだろう。
「誰が何をどう演じるのか」「どんな表情をするのか」といった視点で観てしまう。
そこに素晴らしい脚本や演出や裏方仕事と言われるものが合わさった時に、私にとっての「大好きな作品」となるんだろうな、と思っている。例外もあるが。
 

さて今年のアカデミー賞。
字幕なしで観たので100%理解してはいないが、なんとなーく分かった点を述べると、
最早Jimmy Kimmelが無難な司会者となったような感がある。
他にいないんだろうなぁ~。
彼の事はまぁ普通に好きなので特段問題はない。
過去の司会者で私が一番安心して観れたのはEllen DeGeneresだったかな。
迫力はないんだけどね。
個人的にはRicky Gervaisが下世話で一番好きだ。(ゴールデン・グローブ賞)
可愛いおじさんが好きなんだもの。
 
なんといっても私にとって今回の賞レースで注目していたのは、
Cillian Murphyの挙動に尽きる。
昔から好きな役者だ。
彼は以前、苦手だという理由で、作品以外のメディア(テレビ番組等)に出る機会がない時期があった故、こういった晴れやかな表舞台での振る舞いが気になっていた。
 
ゴールデン・グローブ賞でもそうだったが、やはり、彼はギクシャクした動きに見えた。慣れない場所にちょこんと佇む可愛さ。
ゴールデン・グローブ賞で思い返すのは、自分の名前が発表され、周囲の人とハグやキスをした際、鼻先に口紅がついてしまい、多少は拭っただろうが、そのまま赤い鼻で登壇した。
もう可愛くて仕方がない。控えめで素朴なアイリッシュって感じも可愛い。
身長は175cmだそうで、欧米人にしては低めで頭部も若干大きく肩幅が狭めなスタイルで、集合写真を撮ると余計に可愛い。でも声は低くて渋い。
そうだ、私は変人だ。
受賞、おめでとう。貴方は美しい。
 
Paul Giamattiのノミネートも個人的にはグッときた。
 
Bradley Cooperはまぁいつか獲るでしょう。
 
男優賞も女優賞も、今回は「さぁ一体誰が最優秀に輝くのか?」というドキドキはなかったかな。
Annette Bening、Jodie Foster、Robert De Niroみたいな大御所も今回は獲れなそうな雰囲気が私の中にあった。そんな空気感。なんとなく。
 

最後に
アカデミー賞という大舞台でピンクの衣装を着て、熱唱するRyan Goslingを拝める世界線に生きてて良かった。
 
子役上がりで、破滅せずに、地に足を付けた役者は何人も存在するが、彼もまた着実にキャリアを築いている一人だろうと思う。
ケン役をすると知った時、これまでの彼のイメージを覆すというよりは、また一層幅が広がった感じで「おぉ、いいじゃん」とは思ったが、まさかここまではっちゃけるとは。
可愛いな。
 
男性って、何歳になってもどこか子供らしさが残ってる部分っていうのが
チラ見えする瞬間ってありますでしょう?動きとか表情とか。
死ぬまでカレーやハンバーグが好き、みたいな。
そこに私の変態的な母性が溢れるんでしょうか、白髪が出てくる年頃になっても可愛いって思ってしまう。おじいちゃんとか最高だよねって。
異性だからそう思うのかな?
女性はそこまで見受けられないだよなぁ。ちゃんと大人になっていく感じ。

以上が今回のアカデミー賞の感想。
薄っぺらいにも程がある。
でも私はそういう所しか見ていないからしょうがないじゃない。


アカデミー賞の話ではないが、映画繋がりで言うと、
先日、母から唐突に「Barbra Streisandは60歳らしいよ。ホントに?」と話しかけられた。
 
「そんなわけがない、アンタより年上に決まっておろう」と反論したが、
「えー、だってさっきテレビで60って言ってたもん」とのたまう。
どんなテレビだそれは。連れてこい。

そして
1時間後に「60歳じゃなくて、芸能生活60年やった」と訂正を入れてきた。
 
でしょうね!

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