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映画めも。

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観た映画のはなし。 ネタバレするぞー!
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2024年2月の記事一覧

【映画】夜明けのすべて/三宅唱

【映画】夜明けのすべて/三宅唱

タイトル:夜明けのすべて
監督:三宅唱

夜の闇の中で遠くに光る武蔵小杉のビル群。星のように輝く街と横切る浅草線。東京城南地区に当たる大田区の南側に住んでいる自分にとっては身近な場所と風景である。舞台となる栗田科学株式会社のある馬込辺りは、頻繁に訪れる場所ではないにしろ、知人が住んでいたり、郷土博物館を訪れるために足を運ぶ事がある。浅草線の車庫は、池上本門寺の端にある梅園のすぐそばにあり、国道1号

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【映画】落下の解剖学 Anatomie d’une chute/ジュスティーヌ・トリエ

【映画】落下の解剖学 Anatomie d’une chute/ジュスティーヌ・トリエ

タイトル:落下の解剖学 Anatomie d’une chute 2023年
監督:ジュスティーヌ・トリエ

2023年のカンヌパルムドール受賞作であるが、一番印象に残ってしまったのがボーダーコリーのメッシ。こりゃパルムドッグだなと思ってたら案の定受賞していた。猫好きの僕でもあの表情は見ているときゅーんとする。いや冗談のようなパルムドッグという賞(カンヌで唯一複数受賞できる)なのだけれど、映画の中

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【映画】ボーはおそれている Beau is afraid/アリ・アスター

【映画】ボーはおそれている Beau is afraid/アリ・アスター

タイトル:ボーはおそれている Beau is afraid
監督:アリ・アスター

電車や駅の広告に溢れる脱毛や美容、増毛が生み出す、そのトキシックな状況を生み出す広告への批判はあらゆる場面で度々表面化する。他者から見られる時のこうでありたいという欲望と、こうでなければいけないという強迫観念が表裏一体となって渦巻いている。本作の後半で主人公ボウの母親の業績がポスターとして壁に並べられているのを見て

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【映画】瞳をとじて Cerrar los ojos/ビクトル・エリセ

【映画】瞳をとじて Cerrar los ojos/ビクトル・エリセ

タイトル:瞳をとじて Cerrar los ojos 2023年
監督:ビクトル・エリセ

まさかまさかの「マルメロの陽光」以来のビクトル・エリセの新作が公開されるとは予想だにしなかった。昨年のカンヌで上映アナウンスがあった時に驚いた人も多いと思う。「ミツバチのささやき」から10年おきに発表していたほど寡作な作家として知られるけれど、「マルメロの陽光」からは30年以上経っている。途中、テンミニッツ

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【映画】ゴースト・トロピック Ghost tropic/バス・ドゥヴォス

【映画】ゴースト・トロピック Ghost tropic/バス・ドゥヴォス

タイトル:ゴースト・トロピック Ghost tropic 2019年
監督:バス・ドゥヴォス

誰しも終電を逃して夜を彷徨うような経験はあると思う。家から数キロであれば歩いて帰るだろうし、遠ければネカフェやカラオケで朝まで過ごすなんて事もあるだろう。午前を過ぎた街の雰囲気は、人気がなくそれまでの賑わいとはかけ離れた姿を現す。昼間とは違う夜中に働く人々の生活は、そういう場に居合わせないと出会うことも

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【映画】Here/バス・ドゥヴォス

【映画】Here/バス・ドゥヴォス

タイトル:Here 2023年
監督:バス・ドゥヴォス

普段は気にすることなく通り過ぎる周りにあるものに、ふと意識が向く事がある。何も音を立てずに部屋で寝そべっている時、外の車が通り過ぎる音や人の声などの環境音だったり、窓から見えるいつもの風景の中の朝の空気、昼の明るさ、日が翳り始める明暗が体の中のリズムと重なり合う。街の中でも、信号待ちをしている時の辺りの音や景色が突然ぱっと自分を取り囲むよう

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【映画】ストップ・メイキング・センス Stop making sense/ジョナサン・デミ

【映画】ストップ・メイキング・センス Stop making sense/ジョナサン・デミ

タイトル:ストップ・メイキング・センス Stop making sense in 4K 2024年
監督:ジョナサン・デミ

映画館で観るのとDVDを家で観るのとは当然感じるものは大きく変わる。画面の大きさに限らずオーディオの違いもあるが、やはり暗闇の中で集中して通して観ることで得られる没入感は、映画館で観ることの醍醐味なのを改めて感じる。どうしても家で観ていると気が散る時が多々あるし、本作でいえ

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