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宇宙を支配する「定数」万有引力定数から光速、プランク定数まで (ブルーバックス)臼田孝 (著)
いつも途中で挫折するブルーバックス、今回は『つぶやき』通り、最後まで読了。
どんな本?
万有引力定数=G、光速=c、プランク定数=h……など、根源的な自然法則に現れる「物理定数」。
科学はいかにして「その値」にたどり着いたか?
万有引力の法則から相対性理論、量子力学まで、宇宙の成り立ちを説明する物理法則には、必ず「固有の値」=物理定数が登場する。
物理定数とは何か? なぜ、一定の値をとるのか?
その値はどう決まるのか? そして、本当に「一定不変」か?
宇宙の誕生と進化を司る「究極の値」のすべて──。
〈もくじ〉
第1部 物理定数とは何か──原子に刻まれたものさし
第2部 「時空」を支配する定数──時間、光速、万有引力
第3部 「ミクロの世界」を支配する定数──電気素量、プランク定数、ボルツマン定数
第4部 宇宙の進化と物理定数──果たして「一定不変」か?
感想
MOH出版小説の分野が、SFなので宇宙の原理原則は気になります。
『小説家になろう』で書き始めた頃、「このような話題を物語の中に差し込むのであれば、最低限の知識は必要」と思い、関連する本や記事を読んでいた記憶があります。
高校で物理の授業を受けた後、体系立ってこの方面を学んだことはありません。
仕事柄技術者に接することは多く、科学的な単語を目にする機会もあり、この本を読んでいて違和感は感じませんでした。
理系出身でズッと技術畑でおられる方には、一般常識(業界常識?)なことでも、それ以外の人々には、はてなマークが10個くらい付きそうな話ばかり。
20世紀には一般の人に縁遠かった技術も、21世紀に入り世の中が電気(電子)技術に頼るようになると、無縁ではいられません。
毎日使っているスマートフォンやスマートウォッチは当然ですが、この本に書かれている定数に基づいて世界は動いています。
MOH