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Biden administration angered by Opec+ oil output cut :: 今冬はガソリンや灯油の値上がりが継続か


OPECプラス の原油減産に怒りのバイデン政権

The Biden administration and its supporters have reacted angrily to the Opec+ decision to cut oil production, seeing it as a rebuff to the US president’s efforts to improve relations with Saudi Arabia.

White House spokesperson Karin Jean-Pierre said: “It’s clear that Opec+ is aligning with Russia with today’s announcement.”

https://www.theguardian.com/international

サマリー

バイデン政権は、今までの両国政府の関係改善努力を拒絶したとして、石油を減産する OPECプラスの決定に怒りを覚えた。

ホワイトハウスのスポークスマンは「OPECプラス の発表は、ロシアと足並みをそろえていることが分かった」と述べている。


OPECプラス

OPEC
イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラ、リビア、アルジェリア、ナイジェリア、アラブ首長国連邦、ガボン、アンゴラ、赤道ギニア、コンゴ
(加盟13か国)

OPECプラス
(OPEC加盟国に加えて)アゼルバイジャン、バーレーン、ブルネイ、カザフスタン、マレーシア、メキシコ、オマーン、ロシア、スーダン、南スーダン(参加13か国+10か国)

石油連盟(Petroleum Association of Japan)
The Organization of the Petroleum Exporting Countries (OPEC)

雑感

この背景には、現在サウジアラビアの実権を握っているムハンマド皇太子の思惑がある様子。

健康に問題を抱える父サルマーンが第7代国王に就任して、彼が2015年に首相に就任以降『サウジの石油収入を最大化しながら、原油の生産政策を西側諸国、特に米国の利益に合わせる』というそれまでの戦略から舵取りを変え、今回は米国のガソリン高騰やインフレによる、現政権のコントロールも考えているようにも見える。

他のOPEC諸国がどこまでついてくるのかによるが、世界のエネルギーを原油に頼る限り、今後も中東王族の意向に世界が振り回されることは間違いない。

それを解決しない限り、メタバースの世界は絵空事。
メタバース自体を進めることは必要なのだが。

MOH