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KDP出版のご報告😊その7(8冊目) 巨大遮光器土偶から追いかけられたり、マンモスに乗ったりするお話

第8巻を出版

前回、この連載小説の出版を報告したのは4月21日。
今回は2週間ぶりのご報告。
お休みの時間を利用して校閲作業を終える事ができました。

8巻目も7巻目と同様、話の内容は一つにまとまっています。
オリジナルは2021年初めから夏前までの投稿です。
(「小説家になろう」では超スローペース)

いつもは主人公の新入女子社員3人が一緒に行動するのですが、今回は中盤までが2人の行動、さらに一人一人になったりと話の中で人称が移り変わります。
この巻の終わりの方では主人公の保護者(父)が、やんわりと主人公たちを諭すところもあり、その辺はファミリードラマっぽい感じです。
久しぶりに読み返すまで「この辺のシナリオは地味だから…(読んでいてワクワクしないかな?)」と思っていましたが、読んでみると1万年前の世界で巨大遮光器土偶と戦ったり、マンモスやシロナガスクジラに乗ったりと、十分SFっぽくなっていました😅
(自己評価です)

水曜日にリリースし、木曜日夕方から5日間無料の設定をしています。
8巻とも Kindle Unlimited の読み放題対象です。

【備忘】
1巻:267頁、2巻:290頁、3巻:400頁、4巻:228頁、5巻:239頁、6巻:139頁、7巻:260頁、8巻:231頁

Web小説を(効率良く)KDP化する [MOH版]

いずれまとめようと思いつつ、進行形で書いた方が伝わるのではないかと思い、箇条書きで綴ります。
「小説家になろう」「カクヨム」に投稿した小説が対象です。

(1)投稿済み小説の見直し

1話毎に読み込み(MOHの場合、1話が3〜5千字)修正作業開始。修正の際、確認するところは次のとおり。
・無駄な倒置法の修正(書き始めの頃、三人称で話者の特定を気にしていた)
・時制の修正(話の流れを改善、過去形→現在形 or 進行形に修正)
・振り仮名付漢字の修正(単語を変更、ひらがなに変更)
・無駄な改行の削除(Webでは必要でも、Kindleでは無駄なスペース)

この作業が一番時間を要します。
1年以上前に書いてるので、細かなエピソードは忘却の彼方😅
読みながら「へぇー、こんなことも書いていたのかー」と感心したり😊
この作業が1巻あたり30話ほど続くので、時間がかかります。
「てにをは」を含め、ここでちゃんと見直しをしておかなければ、あとで改めて見直しが必要になり、面倒です。

9巻目の見直し中

(2)ソフトウエアによる校閲

Web上で出版対象となる話の修正を終えて一括ダウンロード。「なろう」は全体が一つのテキストファイル、「カクヨム」は1話毎のテキストがzipファイルでダウンロードされるので、今回の長編小説には「カクヨム」が便利です。
・「小説をバックアップ」→ ダウンロードされたzipファイルを確認
・1話のテキストファイルを Word で読み込み校閲
 (文法的におかしな「てにをは」の確認、この機能はWordが優秀)
・修正したテキストファイルをWebの小説に上書き

自分が書いた文章は、自分が読んでも(脳内補正が掛かります)「うん、これで良いよね」と思いがち。
Wordで表記の間違いを指摘されると「あれ? なんで見逃したのかな?」という箇所が毎回ちらほらと。

(3)Pagesで縦書きに変更、epubファイル準備

ソフトウエアによる校閲済みのWeb小説をあらためてダウンロードして、Pagesに縦書きで読み込みます。
Pagesの機能で目次の自動作成も行います。
・話毎にテキストを読み込んで、エピソード名を目次に設定
・テキストで読み込んだままだと行幅が間伸びするので、一つの内容は行間を縮める(Pagesで行間を詰めたければ、shift + enter)
・縦書きで読んで不自然な日本語になっていないかを確認
・数字など半角が残っている文字の全角化(半角だと90度回転したまま)
・「あとがき」を記述
(小説家っぽくて、ちょっと楽しい😊 でも毎巻少ししか変えていないという)
・epub形式で出力

作業に一番時間がかかるのは、行間詰め。
第1巻目を出版したとき、行間が広すぎて驚きました。
内容的に面倒なのは、縦書きによる文章の粗が見つかること。
横書きだと「うん、これで良いよね」と思う文章でも縦書きにすると「この書き方はちょっと違うのでは?」と思うところが必ず出てきます。
読んでみると不自然に感じられる箇所が見つかります。
上手い日本語の文章を書くためには、縦書きの環境が必要なのかも知れません。

epub作成の際、作成者とカテゴリー欄の記入があり、ブランクでも良いのですが、そのままAmazonにアップロードするので、とりあえず毎回記入、選択しています。

あとがき

このままのペースでいければ、9巻目も半月程度で出版できると思うのですが、問題は最終巻、第10巻。
この部分、Webにもまだ上げておらず、手元の原稿も2万字ちょっと。
あらすじは5千字程あり、最終話で主人公たちが交わす言葉まで書き出しているのですが、KDP出版や諸々で原稿が先に進みません(言い訳)。

とは言うものの「一度は長編小説を完成、出版する」が、そもそもの目標なので『やらねば』と思っています。
そうそう、タイトルと表紙の変更もいずれやらねば😅

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MOH