見出し画像

写真画集作成方法(その2)/ 小説出版と音楽配信の振り返り / 写真画集リリース間近(の予定)

その1はこちら。

その1では以前記事にした小説出版や音楽配信のリンクを貼り、写真画集で使用しているアプリや画像設定(ピクセル)の簡単な説明を行った。
 
今更だが、画集を出版する技術的な事柄を確認する前に、学ばなければならないことに気がついた。
 
画集作成と比較するために、小説出版と音楽配信の振り返りをしておきたい。


小説・音楽・そして写真(絵?)

小説出版の振り返り

小説をKindle出版したときは、元になる小説が手元(「小説家になろう」に投稿済み)にあり、それをKindle出版のフォームに合わせる技術的な課題を解決すれば良かった。

【大雑把なオペレーションはこんな感じ】

(1)「小説家になろう」から小説をテキストデータでダウンロード
  100万字の小説でもテキストデータだと2.6MBしかない
(2) テキストデータをPagesに設定した縦書きフォームに入れてルビ振り
(3) 10万字を1冊にしてEPUB化(ここまでPagesで完結する)
(4) 画像アプリで表紙作成(この知識は今回、役になった)
(5) KDPサイトにデータアップロード → Kindle出版

一番大変だったのは「横書き」→「縦書き」変更とルビ付け。
大人になってからほとんど使わない「縦書き日本語」の良さと大変さを思い知らされた。
読みやすい縦書き小説を読むのと、PCを使って縦書き小説を作る大変さとの違いは、やってみなければ分からない。
今も縦書き原稿用紙でしか、小説を書かない作家さんがおられるのも分かる気がする。縦書きで書けば、自分のアウトプットと出版された小説との感覚的なズレが少ないはず。

音楽配信の振り返り

昨年の今頃思い立ち、KORG Gadgetの使い方を学びながら楽曲を作成し、音楽配信出来たのは、多くがアプリのチカラだと思う。

曲作りで一番役に立ったのは、生まれてからこの方、ジャンルを問わずいろいろな音楽を聴いてきたこと(演歌は聞いていないが…)。KORG Gadgetを触りながら好みの音が出て来ると(「音が出て来る」が正しい表現だと思う。KORG Gadget が発する数え切れない音色ねいろ は使ってみないと分からない)、しばらくその音色のままキーボードで遊んでいると記憶の中にあるフレーズが浮かび上がる。
今まで聴いてきた曲をミックスしたような、切り取ったような…

iTunes Match のライブラリを全部ひっくり返すと「この曲と同じフレーズがじゃない?」が、出て来るかも知れない(探し出すのは不可能だとは思う)。

【大雑把なオペレーションはこんな感じ】

(1) 曲の作り始めは、①リズムから ②メロディから の2つ
(2) ①リズム :BPMを決める、ドラムシンセを選ぶ
   ②メロディ:キーボードシンセを選び、思いつくメロディを弾いてみる。
(3) ①リズム :ドラムシンセをサポートするベース系シンセを選択
   ②メロディ:メインのメロディが決まれば、サブメロを考える
(4) ①リズム :リズムに合うメロディを探し始める
   ②メロディ:メロディに合うバックのシンセを探し始める
(5) KORG Gadgetのシンセを取っ替え引っ替えしてイメージに合う音探し

実際には(1)〜(5)を行き来しており、明確な区切りはない
便宜上①と②に分けたが、その辺も曖昧なのが実態

小説とは異なり、筋書きがあるわけではないのでメロディをそのままにして、シンセを全く違うモノに変えることもある。当然曲のイメージは変わる。

KORG Gadgetが優秀なので曲を作るよりも、音を探している感じ。
ただいま、夏のセール開催中。

https://www.korg.com/jp/news/2024/071902/


手間としては、(5)から先のmanufacturingに時間を使っている様な気がする。
「曲のフレーズが出て来るのは、一瞬の出来事」だと思う。

写真画集の作成

ようやく本題。
撮った写真を絵画風に加工して画集にする例はあまり見かけない。
Kindleで探してみるとAI画集は多いが、写真をまるまる加工した画集は見当たらない。"syashingasyuu" とタイプしても「写真画集」に変換されることはない(MacでもWindowsでも)。
一般名詞ではなさそうだ。

今までに撮影した写真ライブラリ(iCloudに1万枚以上あったので全部は見切れない)を見直してみると、パッと見「良いな!」と思う写真でも、Graphiteで絵画風に加工してみるとピンと来なかったりする。
Graphiteも最近は機能が増え、単に絵画風に加工するだけでなく細かくオペレーション出来るが、微調整を加えてみてもピンと来ない写真もある。

人間が観る「写真」と「絵画」とでは、眼で捉えた画像を脳内処理する際のプロセスが異なるのかもしれない。

「写真」は必ず現実との対比があり、「絵画」は元が「写真」であっても「想像物」として捉え、脳内で観る視点(処理する細胞)が異なるのではないか。

MOHの想像(妄想?)

そうなると、良さげに感じる写真は試してみるしかなく「これは良いかな?」と思う写真を取りあえずGraphiteで加工して画集に入れるかを決めている。

前回記事の焼き直しになるが、今もこれの繰り返し。

Kindle出版までにやること
1. iCloudから写真の選定
2. Graphiteで加工
3. Keynoteで画集の構成・編成

画集を観て、写真画集出版のモチベーションを上げる:2024年7月12日
内容を少しアップデートした

Keynoteはプレゼンテーションアプリなので、見栄えを整えるための使い勝手は良いが、それゆえに画集のページ数が増えてくると変更したいところも増えてくる。ページ毎に入る説明文の統一や絵の配置等々。

今のところ表紙と奥付を含め全30頁。
世界進出を考えて😊説明文は英語。
日本語で書くと語りすぎるので、それを抑える効果もある。

1冊のページ数はまだ迷っている。
今のページ数は画集としては少ないが、1ページに2枚以上入れているところもあり、全部で60枚を超える枚数は少なくはない。

1冊目なので早く出版したい気持ちもある。
今週中に決めよう。

Graphiteで加工して、没にした絵


 

MOH
 
 
 




この記事が参加している募集