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Book reviews

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簡単な読書感想文
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#読書感想文

『前頭葉バカ社会 自分がバカだと気づかない人たち』 和田秀樹 (著)

文藝春秋を紙の月刊誌で読んでいる頃、彼の記事がよく掲載され読んでいた記憶がある。 彼の単…

MOH
4日前
41

『パッとしない子』 辻村 深月 (著) / 登場人物を上手く嫌な人に描いた短編

辻村 深月氏(カテゴリーはミステリー作家)の物語を読むのは初めて。 若い頃よくミステリーを…

MOH
12日前
40

「ゲゲゲの女房」武良布枝(ムラ ヌノエ)著 /「終わりよければ、すべてよし」

先日、プライムビデオを見た後、原作が気になり1話をネットで(どこでも第1話は無料)読み、…

MOH
2週間前
51

「イスラエル戦争の嘘」手嶋龍一 (著), 佐藤優 (著)/【結論】解決策はない

前回の対談と同じ構成。 佐藤優氏はイスラエルに古くからの知人がおられるようで、ネタニヤフ…

MOH
4週間前
36

「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太郎 (著)/「ポスドク=無職」を心配しな…

この本はシリーズもの? 最新刊『バッタを倒すぜ アフリカで』を、丸善本店の棚で見つけた。 …

MOH
1か月前
39

Philip K. Dick::トータル・リコール ディック短篇傑作選【Memorandum, Reading im…

3冊目の感想文に時間が掛かってしまったので(途中で読むのを止めていた)4冊目以降は、読み…

MOH
2か月前
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本屋大賞「成瀬は天下を取りにいく」 宮島未奈(著)

今週初め、丸善丸の内本店のランキングを見て不思議に思った。 翌日、ニュースで本屋大賞受賞を知る。 いつもは一つの本や作家を推したりはしないのだが、昨年この本を読んだ時の爽快感が心に響き noteの記事にし、多くの方に読まれたことを思い出す。 続編も記事に 著者の思うところが、時代に刺さったように思う。 「コロナ禍」という言葉が過去のものになりつつあるが、一般市民が感じる時代の「閉塞感」は続いているように思う。   現実逃避をするわけではないが、物語は楽しいものを

Philip K. Dick::アジャストメント ディック短篇傑作選【Memorandum, Reading impr…

フィリップ・K・ディックの短編集。 読書感想文というより、どちらかと言えば読書記録。 「ア…

MOH
2か月前
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「信仰」村田沙耶香(著)/芥川賞作家のファンタジー短編集

「コンビニ人間」の作者が、他にどんな小説を書いているのかが気になり、読んでみた。(Kindle…

MOH
3か月前
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読書感想文「東京都同情塔」九段理江 (著) / 小説の書き方を語る / 小川哲(SF小説…

扉絵はこの本の出版元のWebサイトから。 実際に読んだのは文藝春秋2024年3月号。 上の新潮社…

MOH
4か月前
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「リスを実装する」円城 塔 (著) / 小説だけで生活していこうとすると、原稿用紙で年…

先日の日経新聞の連載で、この物語のタイトルを思い出した。 読んでいるはずだが、内容を思い…

MOH
4か月前
47

「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈(著)/主人公がまともに見えてきた😊

以前、記事にしたとおりKindleで購入。 発売予告記事はこちら 全5編の短編集。 内、1編は…

MOH
4か月前
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『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』丸山正樹 (著) /ろう者の子であり聴者である「…

知っている人には、当たり前のことなのかもしれない。 私はこの小説を読むまで知らなかった。 …

MOH
5か月前
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『自転しながら公転する』 山本文緒 (著) / グルグル悩む主人公 / 著者は noter さんだった

読みはじめて「期待した内容と、ちょっと違うかな?」と思ったが、Amazonのレビューが 4.4⭐️ 1,435個の評価。 読み続けると、心がふらつく主人公の行方が気になり、一気に最後まで読み通した。 電子書籍は Kindle Unlimited 対象、Kindle換算515頁の長編。 読後、noter さんの書評を読もうと検索してみると、著者ご本人がnoterさんだった。 最後の投稿は、2021年1月27日。 「その後どうしているのかな?」と調べてみると、2021年10月