餅は餅屋な体験記

いよいよiPadにSmart Keyboardを導入した。

iPad Proを購入してからパソコンでしていた全ての作業をシフトしていて、その中に“文章を書く“というタスクが入っているためキーボードは欠かせない。ちなみにiPadでよくみんながしていると話す動画視聴はほとんどしない。そもそも動画を観ることが少ないのでメインは物書きと確定申告をはじめとするネット手続き。iPadの良さを使い切れてない気もするけど、私にとってはどこにでも軽々持ち歩いて作業できるのはとても助かる。

そこで、キーボード問題。今まで安価なキーボードを買って使っていた。iPadとは完全に分離したタイプから差し込んで使うもの、色々試した。

その問題点として“重くてかさばる“ということが一番に挙げられる。別口でキーボードを持ち歩くとそれだけでも重い。そしてキーボードが剥き出しの状態で持ち歩くというのはやはり荷物的にかさばるのだ。出先でサクサク作業がしたいのに出かける前からしくじっている。

以前Smart Keyboardの購入も検討した時、家電量販店で相談したことがある。その時対応してくれた店員さんがドンピシャで“家電詳しいです“という雰囲気を醸し出していたのだけどその店員さんから

「Smart Keyboard は押し心地があまりないようです。キーボードを打っている感覚が薄いので物足りないと感じるかもしれませんよ」

と言うのだ。カチャカチャ音を立てて文字を打ち込むのが結構好きな私は躊躇して別のキーボードを使っていたのだ。レッツカチャカチャ！でも重くてかさばる…無い物ねだりとはこのことか。

でも要はどこでもすぐに書き物ができる状態でありたいのだから、やはりかさばるのは良くない。悩む36歳。ただでさえ荷物が多いのに。

そんな折、いつものスタバでSmart Keyboardを使っている人を見た。

物凄くスタイリッシュ！確かに必死めいて打ち込んでいるけど音がしない。キーボードの隅々までは見るわけにはいかず（わざと隣に座っていたけどそこはソーシャルディスタンス！）その横から見たスタイリッシュさに心がときめく。

これ！もう薄いし軽そうじゃないか！キーボードこんなに薄くて大丈夫かよって思うけど、きっと大丈夫なんだよAppleだし。

早速Smart Keyboardを購入計画を立てる。もしものもしもで失敗したときのことを考えたら中古でもいいかなとか思っていた矢先、神が現る。

「iPad使わなくなったからキーボードいる？」

そう。この方は私と同じiPad Proを使っていたのだ。もう神様にしか見えない！

有り難く頂く。

早速装着。ふむふむ強力な磁石みたいなやつで端っこをくっつけるのか。折りたたみ方がちょっと難しかったけど、なんとかこないだスタバで見たことある形になった。

次はキーボードを使ってみる。ただ、繋がっているか確認したくてBluetooth接続をジーっと見ているのだけどSmart Keyboardらしきものは出てこない。いくら見てもずーっと出てこない。あれ？壊れてるのかな？不安になりもらった先へ連絡すると

「Smart KeyboardはBluetoothで繋がってないから。普通に装着できてたらそのまま使えるから」

半ば呆れた様子だったけど、私がメカ音痴でApple製品音痴なことを思い出したのかなぜか爆笑していた。そして実際にnoteを開くと…繋がってる！さすがApple同士！

ここで嬉しくなって記念撮影

この後実際に使ってみて、確かにいつものキーボードとは押し心地が違うので「え？押してる？」となるけど、慣れてくるとこの音のしない状況がちょっと心地よくなった。持ち歩きも簡単だしキーボード部分はしまっておけるのでバッグの中で心配になることもない。やっと安心してiPadを持ち歩けるようになり、物書きの効率も上がる…と思う。実際毎日バッグに入れて持ち歩いて仕事と子供の迎えの間時間に書き物をしたりしている。

家では今までのキーボードを使おうかとも思ったけど、もうすっかり装着しているし押し心地が全然違うものを交互に使うのはちょっと抵抗があったので今まで使っていたキーボードは誰か欲しい人に使ってもらうべく買い取ってもらった。金額にして1300円くらい。0円よりはいい。

機械がいくら有能でも書く人がどうしようもないということも考えられるけど、そこは日々精進でお願いします。