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あなたのちょっとした誰かへの気遣いが、世界を変えるという話

こんにちは!プレティア・テクノロジーズというグローバルAR開発のスタートアップにてHR全般を担当しています、moeyanです。2024年ですね。
前回にnoteを書いたのは2023年3月ということで、全然筆を走らせていなかったとな…習慣がないとやらなくなるの怖すぎ…

プレティアという大好きな会社に入社してはや2年が経つのですが、特にスタートアップという環境下で強く感じていることを記事にしたくて書いてみます。明日のだれかの愛が、世界を変えてくれると良いなと思います。

自分自身の大きさが世界へのインパクトを決める

ひとりで人事をしていると、「こんなサポートがあると嬉しい」「こんな仕組みにしてほしい」という要望をたくさんもらいます。残念ながらその全てが叶えられるわけではありませんが、会社の将来やメンバーのパフォーマンスを考えた上で、今取り入れるべきことを判断し、進言し叶えるのは自分の役割です。
このような渦中では、「今この瞬間で、この要望を叶えられるのは自分だけだ」とよく考えます。あらゆる要望に対して、「今忙しいのに」「今じゃなくても良いよね」「私じゃなくても…」という気持ちを持たない瞬間はない!とは言えませんが、自身が決断を渋ることが、メンバーの歩みを留めてしまい、それが会社やチームが残せるインパクトを小さくしてしまうと思うと末恐ろしいなと思います。プレティアではありがたいことに裁量を大きくもらっていて、メンバーからの要望の中でも、たくさん議論をして以下のような仕組みを叶えてきました。

Study Support
日本人メンバーは英語の学習費用、外国籍メンバーは日本語の学習費用を一部補助する制度
One Pretia
日本国内外どこにいても働くことが可能な制度(一部職種を除きます)
AR Grant
AR/エンタメ等の体験費用補助制度
Tomo Meshi
採用会食の費用補助制度

(当たり前に必要な制度も存在すると思いますが、そもそもスタートアップとしては当時上記の制度すらなかったのです…)

私が尊敬する元上司に、「"自分にしかできない仕事"なんて誰にもない。過去を振り返ったときに、あのときに成果を出せたのは自分だけだったと思うだけ」と言われたことがあり、まさにそんなふうに思える仕事をしていきたいし、そんな仕事をしてこれたとも思います。
特にスタートアップというリーンな体制では、自身の心の持ちようや考えの大きさそのものが、チームや組織へのインパクトに大きく影響し、ひいてはそれが社が残す世界へのインパクトを決めるのだと心から信じています。

だれの仕事でもない仕事の、その先を見ているか?

スタートアップたるもの、全員が「球の表面積」(古巣のDeNAの好きなバリューのひとつです)として、自分の平等な時間をどれだけレバレッジをかけられるか考えて仕事をしていますよね。そんな中で、みなさんの会社では、名も無い、だれの仕事でもないような仕事が発生したときは、だれがどうやってその仕事を、どんなふうに拾っていますか

リベロとしての役割が得意(&好き)な私は、こういうだれの仕事でもないような仕事を積極的に拾っています。そうしていると…

「同じようなことで困っている人が3人もいた」
「だいたいこの人、こういうこと漏れがちだな」
「これに気づいていないってことは、たぶん先々にあるこれにも気づいていなそうだな」
「この人がこれをわかっていないと、チームも困っちゃうだろうな」

みたいなことに気づきます。

だれの仕事でもない仕事を(言い方を考えずに言うと)ボランティア精神で拾っているわけですが、みんなが気持ちよく働くには、その仕事を拾うにとどまらず、"ひとつ先の気づき"や、"未来の姿に対していまどんなアクションを起こすべきなのか"を考える姿勢が身についていると、組織が向かう道が平らになって、スピードが出せるのではないかと感じます。

上記の例だと、私が取る行動は…

「同じことで困る人が多いなら、こんな仕組みを作ると提案しよう」
「これ漏れがちだから、拾えるようにアラートBotを出そう」
「先に困りそうなこれも、念のためだけど頭出ししておこう」
「チームが困りそうだから、just in caseとして伝えておこう」

と、おせっかいだとわかった上で、私が介在したら防げるトラブルが発生してしまう方が嫌だなと思って伝えています。ちょっと飛躍すると「聞かないと教えてくれなかったの?」の真逆ですね。(私は聞かないと言わないスタンスが死ぬほど嫌いです)
ちなみにこうして過ごしてみて思うのは、おせっかいだなんて大概思われていないってことです。言われなくてもわかっていたことでも、言ってくれてありがとうと思ってくれていますよ。

実際に「こういう配慮があって助かった」とか、「こういうことにまで気づいてくれてありがとう」という言葉をたくさんもらった経験があり、そういうことを伝えてくれるプレティアのメンバーは素敵だなと思いつつ、ひとつ先を見て動ける人が組織にいると、それこそが誰かのパフォーマンスにレバレッジがかかることがあるなと実感します。

とはいえみんな忙しいよね

眼の前の仕事に全振りすることが事業インパクトに直結するということももちろんあると思うので、必ずしも誰かへの配慮をし続けることが正解ではないな、とも思います。私もいつも、常に、100%上記のように振る舞うことができているかというと、お恥ずかしながらそうではありません。ただ、気づいたときにでも、自分の大きさがインパクトを変えてしまうというマインドや、誰かへの気遣いができるときっと世界はその瞬間、もっと居心地の良い場所になるのではないかなと思います。

一緒にやっていきましょう!Peace!

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