見出し画像

高校の先生が授業を配信して28万円売り上げている話 - 「中国ユニコーン列伝」

「中国ユニコーン列伝」という本の内容を紹介するシリーズ、今日のテーマはナレッジシェアリング。

高校の先生が授業を配信してお金を稼いでいる話が面白かったです。単価9元(約150円)の高校物理のライブ配信授業は2617人が購入し、一回の授業で184,000元(約28万円)の売上が得られる。

その先生が授業を配信しているのが、猿輔導(Yuanfudao)というオンラインプラットフォーム。小学校から高校までの授業動画や試験問題などを見ることができます。ユーザー数は1000万人を突破して、年間三億円の売上を上げている大手サービスです。

画像3

高校の先生が授業を配信することについては、特に禁止されている様子はなくて、猿輔導ではむしろ、講師に対して身分証や教員免許の掲示を求め、本物の先生であることのチェックを行っているそうです。

人気のナレッジとは

学校教育以外の一般のナレッジシェアリングについても、有名人に質問ができる音声Q&Aサービス分答(Fenda)を始め、無数のサービスが立ち上がりつつあります。オンライン教育プラットフォーム跟誰学(genshuixue)では、学校の授業に加えて、アート、スポーツなどの授業も配信されています。

ただ、コンテンツの売上を見ると、ナレッジそのものよりも、自身で発信して人を集めてくる「ナレッジ系インフルエンサー」が人気になる傾向があり、このへんはどこの国も変わらないのかもしれないですね...

画像1

この記事は

「中国ユニコーン列伝」という本の宣伝のために書いています。これまでの紹介はマガジンにまとめてあります。

興味を持った方はぜひ本を買ってくださいませ。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?