見出し画像

美女から生花を習える民泊マーケティングの話 「中国ユニコーン列伝」

中国ユニコーン列伝―シェアリングエコノミーの盛衰 の紹介第二弾。昨日は、シェアリングモビリティの話を書きました。

今日は民泊の話。

民泊は日本だとAirBnB一択だけど、中国には複数の民泊サイトが存在する。最大手は 途家(Tujia)。創業者の羅軍さんが、Tシャツスリッパ姿で一件ずつ尋ねて物件を集めてスタートした民泊サイトだけど、のちにデベロッパーとの提携に方針を切り替えて、遊休物件をまとめて借りて民泊として提供するようになった。

これに対抗するのが小猪短租(xiaozhu)。バレーボールの元中国代表選手と手を組んだキャンペーンで有名になった。彼女の民泊「明天的明天」は花屋をテーマにしていて、ホールが花屋、西側が宿泊エリアになっている。ここに宿泊すると彼女から生花を習えるかもしれない、ということで、要するにインフルエンサーによるコラボレーションプロジェクトだ。

画像2

ほかにも作家が山奥に構える一軒家とか、映画をテーマにした部屋など、アートをテーマにした体験宿泊がメインになっている。

買ってね!

本ではこんな感じで各社の様子に続いて、信用の問題をどう解決しているのかとか、マネタイズをどうしているのか、今後の見通しなどが書かれています。田舎暮らし、テーマ民泊、海外民泊など、いずれも日本だとAirBnBがやるのかなあという分野なのですが、そこに複数の企業が群雄割拠しているのが羨ましいですね。

この記事は、中国ユニコーン列伝―シェアリングエコノミーの盛衰 という本の宣伝のために書いてます。

画像1

一冊5000円とちょっとおたかくなってしまったのですが、民泊やクラウドソーシング、ナレッジシェアなど、広い意味でのシェアリングエコノミー各社の取り組みが紹介されています。急成長の中国らしい無茶な取り組みも含めて、日本でマーケティングする上でもなかなか参考になるのではないかなと思うので、よかったら買ってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?