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完結しない小説

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2018年10月の記事一覧

ゆめゆめお忘れなきように

わたしは生きることに対してやる気がなかった。それが、神さまに咎められたのかもしれない。
まあ、神さまをそもそも信じてはいないのだけど。
 
 
小学校3年生のとき、離婚した母の父、わたしにとっての祖父が死んだ。触れてあげて、と言ったおばあちゃんの言葉を、わたしは叶えてあげることができなかった。記憶にある限り、数回しか会ったことがないその人は、もとからそんなに親しみを抱いていたわけではなかったうえに

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