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なまけもののいいわけ

このタイトル、何となく、絵本にでもありそうではないか?と思ったが、それはさておき時代はスピードである。クイックレスポンスが求められ、ショートスパンで結果をコミットしてうんぬんかんぬん
まあ実際、ビジネスで成功というのとスピードは密接な関係にあると思う。特に ネットでは。何か成功させている人は、失敗したものはさっさと切り捨てて成功するまでやっているだけだったりする。

やたらと出てくるネットの企業ってどういう仕組みなのだろう、と以前セミナー的な無料動画を見たこともある。内容としては「外れるのが当たり前として次々手を変える」「成功しているパターンの二匹目のドジョウを狙う」といったような内容だったので、まさにビジネス最短距離という感じだった。別に詐欺というわけではないのだが、そこにはよくあるイメージの「やりたいことをやる」「夢を追いかける」みたいなものはなかった。

いやもちろん夢を追いかけてビジネスにして成功している人もいると思う。好きなことをひたすらアップしていたらビジネスに繋がった人とか。
ただそれは一部の「本当に好きなことがある人」のものでもある。ちょっと電車が好きでたまに電車の写真を撮る、という人よりも休日全部電車撮影に充てたり電車のブレーキ音で車両が分かる、くらいの人までいかないとなかなかアドバンテージがない。というか単純に珍しくない。「得意というより特異なレベル」が求められたりするのである。

最近、やたらとネットやYoutube広告では「WEBデザイナーになりませんか」とか 「WEBライターなら自宅で副収入」みたいなのが出てくるが、あれも本職の人からしたら「甘く見てんじゃねえぞ」となるのではないだろうか。まあもちろん、 どのレベルを求めるかによるのだが少なくとも趣味レベルでいいんであれば独学でもなんでも始めてみればいいだろう、と思う。「やっぱり人に教えてもらう方が安心」となる気持ちはわかるが、大々的にやたらと教えたがっているということは向こうにメリットがあるということだ。そもそも人を育てることは非常に大変だしコストもかかる。それでも死ぬほど教えようとしてくるということはまあ教材で儲けるとか有料セミナーにつながるとか、何かあるんだろう。

これらはけっこう最初に挙げたように「スピード」の話とも絡んでくる。「できる人間は即断即決」というイメージから「すぐ始めろ」「考える前に動け」みたいな圧をかけてくる。ビジネス最前線では即断即決が重要というのは何となくわかる。時間という資源が有限だからだ。が、こういうのは実際には単純に思考時間を奪うためだったりもするだろう。あと、別にビジネス最前線にいないし。

そう、情報が出回りまくり、あちこちで噂が飛び交い、「置いて行かれる」「だまされる」といった不安があおられまくり、「今決められない奴は一生決められない!」みたいなパワーワードが起業家から発せられて一瞬焦るが、「まぁ別にいいかぁ」となる部分も持っておきたい。単に怠け者だからかな。しかし最前線に行かなくてもいろいろやることはあるし、たまにサボったりもするけどなるべく人に迷惑はかけないようにしている、と思う。

そんなこんなで一旦焦る自分と「距離を置く」ことを意識していきたいものだ。

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