ギリギリでいつも生きていないけど。
久しぶりに参加したC-1グランプリで、ファイナリストに選ばれた記念。
お題は、谷山雅計さん出題の「ハチ公生誕100年を祝うキャッチフレーズ」です。
以下のものですな。
今回、驚いたことが二つある。
「ギリギリで考えたやつが通ってた」ことと「記念大会でファイナリストとして誌面に載っても全然連絡とかないんだ」ということである。
遥かな昔準グランプリ(に相当する賞)をもらった時には普通に連絡があったしTシャツももらえた。ちなみにそのTシャツはいま息子が部屋着として着ている。
ファイナリストというと響きはずいぶんいいのだがそこにやっぱり厳然たる差があるということなのだな。まあファイナリストの響きがいいのはM-1やキングオブコントのおかげだと思うが。あれだとファイナリストに選ばれただけで売れるようになることもあるし。こちらは誌面上でもだいぶ小さいし、ほんと一部にしか気付かれない。
ちなみに、連絡が全然ないのになぜ気づいたかといえば、X上でうっすら自分に関連するような匂わせ投稿があったからである。こちとら地方なのでそのへんの情報も遅いし、ブレーンはヘタしたら読んでない月もあるので、教えてもらえるのは非常にありがたい。ありがとうもぐりんさん、贈りびとさん。
しかも、各課題のファイナリストの中に知っている人の名前がちらほら。はー、こんなこともあるんですな。
ちなみに今回は200回特別記念大会ということで、お題が以下の通り4つもあった。
・「こんな時代に暗記がしたくなるコピー」
・「電車やバスの車内や駅にあったらいい「優先席」のコピー」
・「短歌に親しみのない人が歌集を読んでみたくなるコピー」
・「ハチ公生誕100年を祝うキャッチフレーズ」
普段は結構「よし、思いついたら送るぞ」と思ったまま〆切が過ぎていくことが多いのだが、珍しくちゃんと覚えていたので応募したのがよかった。ただ正直言うとハチ公は事前にあんまり考えてなかったということもあり、全然期待していなかった。というか事前に考えていたのは暗記コピーだけである。
余談だが、暗記コピーで「あなたの中は、ハッキングできない。」というのを送っていたのだがファイナリストの中に「このデータは、ハッキングできない。」というのがあって驚いた。うー、比べてみると確かに「あなたって何だよ」的なわかりにくさがある気がする。こういう「あとちょっと!」の残念感がコピーのだいご味でもあると言えるし、ただの負け惜しみとも言える。
なお優先席と短歌のコピーは全く考えてなくて一応締切当日に2~3本応募したはずだが何も覚えていない。メモアプリの痕跡を調べてみても暗記コピーが2本書いてあるだけだった。なんだこの薄いメモは。
ハチ公に関してはファイナリストコピーのみ覚えていた。待ち合わせの場所ということしか知らず、実際には東京に行った際に遠くから1度見かけたことがあるだけなので実感などあろうはずもない。「まあ、待ち合わせの場所と言うことは相手が来ないこともあったんかな」くらいの思考で勝手に待ち合わせヒロインになり切って考えてみたが、たまたまいい感じになったようでよかった。
ちなみに上記を考えて「おっ、けっこういいかも」とは思ったものの、「100周年あんま関係ないな」とも感じていた。そこで「100年といえば犬の年齢で換算して7で割ると何歳くらいになるんだっけ」…と考えたのだが途中で「この計算なんの意味もない」と気づいてやめた。まあ最終日なので考え直す時間もなかったし、ギリギリのところで何か極限的な力が呼び覚まされたのかもしれない…だとしたらコンスタントに呼び覚まされてほしいがそんなにうまくいかないものだ。
しかしこの緩やかな感じで今やってる公募でもスルッと出てくればいいのだが…相変わらずラジオCMに苦戦中である。ガッハッハ。どうとでもなれ。