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「すごい人の近くにいるすごい自分」が好きだと何かと大変

SNSが普及しまくったおかげで、有名人との距離が近くなった。別にテレビに出ている人でなくともさまざまなジャンルに有名人はいるし、あこがれている人からいいねされたりフォローされれば喜びも大きいだろう。
また誰かのファンを公言すればファン同士でフォローしあったりというのもできるし、サークル化することもあるだろう。

そういう活動がもっとも分かりやすくまとまったのがオンラインサロンではないだろうか。

有名になってくるとアンチがつきものだが、オンラインサロンであればあらかじめアンチが排除されるため(アンチがわざわざ料金を払って入ってこないので)、ファンの人がイヤな気持ちにならずに話題に没頭してもらえるのがよいところだ。このあたりサロン主催してる有名人の立場みたいに書いたが、もちろんバリバリの無名人です。

でもちらほらとこういうサロンてあちこちで「サロンでは褒めることしか許されなかった」「反対意見は黙殺される」「サロンの主催者がなかなか出てこない」とかいった告発がよく出る。
ただこれって例えばカープファンの集いに出席してジャイアンツを褒めるみたいなもんだから、反応はなんとなく想像がつく。アメリカのビジネススクールみたいに「徹底的に議論しよう!議論の後はノーサイド」みたいなことにはならないんじゃないだろうか。
まあこれもアメリカのビジネススクールに通ったこともないのにイメージで言ってるが。

やっぱり「ファンの集い」みたいな意識の人が多い中では議論は難しいと思う。
有名人Aのオンラインサロンで、Aとやたらと議論しようとする人がいたとして、そもそもAの考えに賛同してるから入ってるんじゃないの?なんでケンカふっかけてんの?と思われるだろう。しかもその中で「Aさんに迷惑をかけるな!」みたいに仕切る層が絶対いると思うし。本人が出てこようとこまいと。

最初は「すごい人に近づきたい」と思ってオンラインサロンに参加したり本を読んだりしていたのが、「すごい人の近くにいる自分」に優越感を得てしまい、「自分の意見はすごい人の意見と同一」みたいになっていく、というのはオンラインサロンに限らずある。まあカルト宗教みたいなものだ。

オンラインサロンで出会った価値観の近い人とつながって仕事が広がったり、交際が始まったり、といったいい例もあるんだろうけど。でも広まりやすいのってそういうほんわかしたやつより「告発」なんだよなあ。

もう少し知ってみたい気もするがそもそも誰かのオンラインサロンに入っているという人が周りにいないし、自分もオンラインサロンに参加したいと思ったことがない。何か情報がある人お待ちしております。

※ちなみに写真は「サロン」で検索したら出てきた。オンラインサロンとは無関係です


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