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ニュースのあちこちに潜む「PR」はなぜなくならないか

最近、新聞は読んでなくてもニュースは全部配信で知っている、という人も多いと思う。自分もそのクチだ。でもそういった配信ニュースを見れば見るほど、間に挟まっているアレが気になってくる。

そう、「PR」である。

「ニュース、ニュース、PRバナー、ニュース、PRバナー、PRバナー、ニュース、PRバナー」くらいの頻度で挟まってくるやつ。

クリックまではせずとも、その文言は何度も見かけた、という人も多いだろう。

「タバコ止めてこっち吸うわ」
「デブほど痩せるよ」
「50歳主婦が毎晩夫から求められる理由」
「これで63歳?!奇跡の肌の秘密は」
「これ以上金運上がっていいの?お金持ちの秘密大公開」
「目元のたるみはアレで一発だよ」

…といった感じのアレ。ぶっちゃけ内容的にはほぼ詐欺だろと思うものも多い。中にはタレントの写真を使って「私も使ってます。オススメ!」的なイメージを出しているものもあるが、本当に使用して本当に推奨しているのかは謎だ。

個人的にはトレーナーみたいな人が出てきて「デブほど簡単に痩せるよ」みたいな感じでサプリを薦めるのは、「じゃあアンタの仕事いらなくなるじゃん」となるので首を絞める結果にならないか、と思う。

なお美容系のものが多いのは多分「効いてるか効いてないかの即断がしにくい」からではないか。だから「効果がない!」と騒いでも「個人差があります」とか「長期間続けないと」みたいな切り返しを受けてしまう。1回買った程度であれば数千円だったりするから、弁護士を雇って云々みたいな手間をかけるほどでもないし…といった感じではなかろうか。

もちろん本当に効くのもあるのかもしれない。が、正直効いたとしても万人にではないだろう。そこまでのものなら認可が下りて大手メーカーが売り出すと思われる。民間療法というフィールドはけっこうやりたい放題なのかも。

というふうに冷静に考えればどれも「んなわけがねえ」というものばかりなんだが、それでもこれだけ「PR」がガンガン出てくるのは、それだけ広告効果が出ているということなんだろう。美容への探求心なのか優越感への執念なのか知らないが、怖い世界である。

ちなみ以前「いくらなんでもこりゃねえだろ」というのがスマホの広告で出てきたのでTwitterでもネタにしたのだが、それが以下。

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いや年齢とかいうレベルじゃないよ。人種も変わっとる。

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