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新しいものを受け入れにくい話。

「知ってると便利」くらいは受け入れられても、「ライフハック」とついてると途端にしゃらくせえとなる。
といった内容をツイートした際に、より己のオッサン化を実感したわけだが、 「老い」を感じるきっかけの一つに「新しいものを受け入れられない」というのがある。

例えば自分より上の世代と話すとき、パソコンとかネットに関してよくそういう場面に遭遇する。「それならネットで~」と言い出した瞬間「よくわからないから嫌」という反応が返ってきて、「多少話を聞いてから考えんかい」となるのだが、これってジャンルが違うと自分にもあるのだ。

「常識になってきているらしいが知らないもの、詳しくないもの」が増えている。
SNSでいえばTwitterをかろうじてやってるくらいで、InstagramもTikTokもよく知らないし、Facebookもほぼアカウントがあるだけの状態。
ユーチューバーもHIKAKIN、はじめしゃちょーくらいは聞いたことがあっても、 その他はあまり知らず、当然Vtuberも知らない。ついでにいうとはじめしゃちょーがなぜ社長を名乗っているのかとかも知らない。
たまにネット上で出てくる情報をもとにうわべだけ知っていることもあるのだが、そうなると基本的に切り取られた情報なので偏見だらけになる。

<なんとなく認識していることの偏見リスト>
「ユーチューバー=ゲーム配信してるか派手に金を使う。たまに焼き肉屋を開こうとする」
「Instagram=金持ちが食事の画像上げるか芸能人・モデルが横顔の写真を上げる」
「TikTok=胸の大きい女性が10秒くらいダンスする」
「Vtuber=アニメの配信者がゲームやってお布施を求める」

改めて言うが、こういったイメージが偏見であることは分かっている。別にユーチューバーが楽して儲けてるとも思わないし、実際編集は大変だろう。そのほかもまあいろいろ運営には苦労があったり、ツールとしての活用にテクニックが必要だったりするはずだ。
ただ、自分含めて何故うわべの情報だけで「どうせ●●なんだろ」というところからなかなか認識が動かないのか。
それは結局「知るための労力をかけたくない」ということではなかろうか。例えば前出したインターネットもろくに使ってない人からすると「得体のしれない情報が渦巻いているもの」でしかない。ネットを介した詐欺がありますよ、という話にワイドショーなどで先に触れているとますますだ。それについて詳しく知ろうとすると、「そもそもインターネットとはどういうものか」「使う際には何に気を付けないといけないのか」「操作方法は」といった部分を乗り越える必要があり、「そこまでして使いたくない」となる。

「いや、使ってみれば簡単だし便利だよ」という説得はあまり意味を持たない。そういう人にとっては「知っている人にやってもらう方がはるかに簡単」だからだ。
ということで自分に置き換えてみると、知りたい情報がInstagramに載っている、と聞いた場合、アカウントを持ってる知り合いがいれば「見せてくれ」と言う。自分が登録してアカウントを取って…とやるよりはるかに簡単だからだ。ただ、これが何度も続くようになってくると
「さすがに毎回人に頼むのも申し訳ないから自分でアカウント取るか」
となるだろう。つまり必要に迫られないとやらないということだ。
逆に言うと申し訳なさを感じない人は毎回頼んでくるわけだが。

ただまぁ、「やってみたら本当に簡単」ということもよくある。それを一つの成功体験とするといろいろチャレンジしやすくなるのだろう。
でも結局腰が重いんだよなぁ。これって「疲れが取れにくいから」という、ホントにオッサン特有の話だと思う。頭が固いから新しい知識も理解しにくいし、いざやってダメだった時にいちいち疲れてるから切り替えが遅い。
だからやっぱりいろいろチャレンジする人は体力がある。頭はやわらかいんだけど腰が重い、というパターンもあるのだろうか。そのへんはわからないが。

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