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苦手なことは、気づきやすい。得意なことは、気づきにくい。

なんとなくビジネス書でありそうな感じのタイトルにしてみた。
ビジネス書であればこの後に「~あなたの毎日が劇的に変わる「気づき」の新習慣~」みたいなサブタイトルでもつきそうな感じだが、そういう本を書こうとしているわけでもないし、9割の人が気づいてなかったり1日10分でやせたりもしません。


閑話休題。


最近ふと思ったのだが、おっさんになってくるとさすがに自分の得意不得意というものはだいたいわかってきて、判断がつきやすい。にもかかわらず、未だに自分の認識と他人からの評価がズレることもある。

ただ、自分が苦手なことに関してのほうがズレが少ない。
つまり「これは苦手だな」と思うことに対して他者からも「苦手だよね」という評価が出やすいわけだ。で、逆だとそうでもない。得意と思わないのに評価が高かったりする。

このズレは何だろう、と考えると、やはり「考えている時間の差」ではないのかと思った。苦手なことはコンプレックスにもなりやすい。例えば足が遅いと短距離走は嫌だ。そうなると「嫌だなぁ」ということでそれについてよく考えることになる。足が速い人が何も考えずに速く走れている場合、「なぜ自分はこんなに速く走れるのか」といちいち自問することは少ないだろう。

プロになるような人は自分の得意なことをよくわかっているだろう、とも思われがちだが、実際はプロこそ自分の苦手なことをよく考えてると思う。野球でいえば打撃は得意だが守備が苦手な選手は、守備のことのほうをよく考えているのではないだろうか。

苦手なことの克服はすでに気づいていることなので、どれだけやるかは自分次第。
得意なことの発見は、やはり人からの評価をフラットに受け入れ、知っていくことではないだろうか。ここで変に構えて「ほめられたけどそんなわけない」みたいにしてると気づけずに終わってしまう。

と、こういうことをふと考えて最初「けっこう発見ではないか」などと思っていたが、元任天堂社長の岩田聡さんの本にだいたい似たようなことが書いてあったしほかにもいろんないい話が書いてあるのでそちらを読むのがおすすめです。最初に言えって話。

一応リンク。
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