私は激怒した。しかしアンガーマネジメントを手に入れて穏やかに暮らした
女性がとっさに怒ることができないのは、その場の身の安全を確保することが優先だから、というツイートを見かけた。
なるほど。
性別にかかわらず、体力や権力などの非対称がある場合は怒りにくい、と読み替えた。
私はガチで怒ると言葉が出ないかわりに、泣いていた。
怒りを抱え込み続けることはできないので、せめてもの涙なのかもしれないが、怒れなかったことで、あとでずっと悔しかったりする。
だいたい、これでは何も通じない。
精神にも体にも悪いので「その場で怒る筋肉」を鍛えることにした。
まずは小さな怒りから練習だ。
頭にきたら、いままであいまいに笑ってやりすごしていたようなことに「え?」と真顔で言ってみる。
これだけで、結構怒りが通じることが分かった。
次は「はあ?」を練習した。
はあ?の丁寧バージョンで「今のはどういう意味ですか?」というのも練習した。
言うの結構怖い。
でも言ってみると通じる。
これが言えるようになると、落ち着いて考えながら、怒りを表明できる確率が上がってくる。
泣きながらでも怒りポイントを相手に表明できるようになる。
私を怒れなくした張本人、レイシスト父のヘイト発言などは、いちいち怒っていると用事が足りないので、席を離れる、全然聞かないで実用的な話をする、などで耳に入れないようにする。
怒れるようになると、全スルーもできるようになった。
何事もドリル大事。
などと考えていて、ふと「怒る 練習」で検索してみた。
同じ悩みの人、いっぱいいた。
ワシが考え、実験し、練習したアレコレは「アンガーマネジメント」というのにあたるみたいだ。
またうっかり車輪を発明したのかよ、とげんなりしたがストレスが溜まらなくなったので結果オーライ。