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朝日新聞が350万部割れ

◉349.1万部になり、ついに350万部割れ。落ち方は鈍化しているとはいえ、このまま行けば2年後には300万部割れですか。朝日新聞の場合、実売部数より遥かに多くの発行部数があり、これを販売店に押し付けて、実売部数より多くの部数を、交渉部数としています。押し付ける紙なので、押し紙と業界の隠語で呼びますが。これが20%から30%あるとされますので、実売は245万部から280万部以下の可能性。実売ではもう、250万部を割っている可能性さえあります。2年後には実売200万部割れ、5年後には150万部割れ、7年後には100万部割れで、どうなることやら。

【朝日新聞、ABC発行部数で350万部下回る】RTB

日本ABC協会によると、朝日新聞の24年1月の朝刊販売部数は349.1万部(端数切捨て)と、前月を1.8万部余り下回り、350万部を割る数字となりました。

400万部を下回ったのは22年9月、450万部を下回ったのは21年11月となっているため、450万部→400万部は10ヵ月で、400万部→350万部は16ヵ月となっています。50万部単位での減少速度としては鈍化しているものの、昨年5月からの値上げなどの影響もあり、減少は続いている状況です。

https://rtbsquare.work/archives/49236

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、朝日新聞東京本社の写真です。

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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。電子版は22年12月30万部ちょっとで、なかなか増えませんね。これも、どこまで有料会員がいるのか、よく分かりません。そういえば、れいわ新選組を支持する御仁が、こんなことを書いてきました。いやあの、自分は保守派ですが、産経新聞のオカルト好きな部分とか非科学的な記事、軍事音痴な部分は、昔から繰り返し批判してるんですけどね。自分が是々非々ができないからって、他人も党派性丸出しだろうと、考えないことです。

産経新聞は、経営に関しては現実的でシビア、なの他紙よりも先に夕刊を廃止し、押し紙を整理し、全国紙からブロック紙に降りてと、名より実を取る会社です。昔は左派系だったのに、論調を変えたコウモリの読売新聞と違って、保守系新聞として老舗なので、部数は減らしても独自のポジションを構築し、しぶとく生き残る可能性はあります。むしろ夕刊にこだわり廃止が遅れ、押し紙をなかなか整理できず、全国紙の看板に執着する毎日新聞と朝日新聞は、改革が遅れに遅れ、二進も三進も行かなくなって泥縄的に着手した時には、もう手遅れになる可能性が高いと思いますよ? 

そもそも、インターネットの時代に、全国紙とかこだわるほうがおかしいんですよ。全国どこからでも、アクセスできるんですから。逆にNYタイムズは、紙の発行部数を減らしましたが、それ以上に電子版の読者を増やしています。2023年9月末時点で、デジタルと紙媒体を合わせた有料購読者数が1000万人を突破したとのこと。クオリティペーパーという強みと、英語の持つ他国への訴求力の差は有利なんですが、それにしてもすごい数字です。さらに、2027年末までに購読者数1500万人を目標にしてるとか。なのに、日本の新聞は……。時代に合わせて変化できなければ、滅びは必然ですからね。

でも一番やばいのは、朝日新聞ではなく毎日新聞でしょうね。朝日新聞ほどのブランド力はなく、でもプライドが高すぎて改革できず、二度目の倒産の可能性が高いでしょう。そもそも、日本の新聞社は宅配制度という、特殊な存在によって、世界的にも大きな部数を維持するという、特殊な業態でしたから。その宅配制度も、配達員が実は外国人留学生が多いという、歪な構造がありました。産経新聞は夕刊を廃止することで、業界の悪しき部分の批判を、ようやくできましたが。それはそれで、卑怯な姿勢です。やらないよりは、マシなのは前提として。

その意味で、マスコミはマスコミ、同じ穴の狢。是々非々で評価と批判を加えることが、大事ということで。


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