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マスコミのダブルスタンダード

◉森喜朗元総理大臣に対する、括弧付きの「女性蔑視発言」なる切り貼り報道から飛び火して、批判している左派系マスコミの偽善というかダブルスタンダードがまたひとつ、暴かれてしまいましたね。女性差別発言をしたと森元総理を批判してるマスコミ自体が、38社の役員319人中、女性はたった10人とのこと。3.13%でしかありません。毎日新聞はゼロ、日本新聞協会の役員53人もゼロ、日本民間放送連盟の役員45人もゼロ。

【メディアの大半が女性役員ゼロ 新聞労連など女性登用求め会見】毎日新聞

 日本新聞労働組合連合(新聞労連)などメディア労組4団体は9日、東京都内で記者会見し、日本新聞協会など4業界団体と加盟各社に対し、女性役員比率を上げるよう要請したことを明らかにした。メディアの業界団体や加盟各社の女性役員の数は極めて少なく、約7割の団体・会社が役員ゼロだった。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言で、日本のジェンダーギャップに国際的な注目が集まるなか、新聞労連の吉永磨美中央執行委員長は「発言の背景に女性蔑視的な社会風土がある。メディアの影響や責任は大きく、私たち自身が変わる必要がある」と訴えた。

メディア各社 女性役員わずか
 新聞労連の調査によると、2019年4月1日現在で、全国の新聞社38社の女性割合は従業員で19・92%だが、管理職で7・71%にとどまる。役員となると、38社の役員319人中、女性はたった10人。毎日新聞は従業員23・57%、管理職10%、役員ゼロ。

ただ、この報道自体が歪んでいると思いますけどね。例えば選挙。有権者の半分は女性ですから、女性有権者が女性候補の方が良いと思えば、国会議員や県議会議員や市会議員の半分は、女性になるはずです。でも、結果的に女性議員が半数にならないのを、無理に数あわせするのは、本末転倒でしょう。企業や団体の役員も、有能なら登用しますよ。森元総理もそう言っていますよね?

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■マスコミの偽善体質■

もちろん、伝統的に男社会で、有能な女性が活躍の場を奪われているのは、事実でしょう。これが新聞社の場合は、政治家とはちょっと違うんじゃないかと。例えば清少納言や紫式部の昔から、文筆業は男女の性差があまり関係なく、互角に力が発揮できる世界です。小説やエッセイ、あるいは漫画でもそう。去年一番売れた『鬼滅の刃』の作者は女性ですから。であるなら、新聞記事もまた、男女の性差は少ないはず。

経営陣や役員は、現場の記者や部長までとは異なると言うのは簡単ですが、じゃあ女性起業者の割合が15%前後で推移してるのと、話の整合性がつきません。少なくとも、経営陣であっても15%の女性役員がいても、不思議はないでしょう。いわんや、文筆関係は男女の性差が少ない業種ですから、30%ぐらいでも不思議はないでしょう。言ってることとやってることが違い過ぎませんか?

もっとも、朝日新聞の子会社で、同じビルに入ってる朝日新聞出版とか、内定をもらったけれど単位不足で卒業できなかった大学生を、契約社員で雇って、30歳になるまで正社員契約をしてくれなかったんですよね。副編集長を務め、実質編集長の仕事もこなしていたのに。こんなの、ネムキで描いてた漫画家はほとんど知っています。朝日新聞に学歴社会批判とか、名ばかり店長を批判する資格なんて、これっぽっちもないんです(キッパリ)。

■医療現場の特殊性■

例えば医科大の受験で男性が下駄を履かせてもらってるというのを論って、女性が差別されてるってのは、全面的に首肯しづらいです。現場で必要なマンパワーは、男性医師の方が補いやすいのですから。それこそ、女性医師が産休で現場を離れるのを無理なくできるようにしようとするなら、男性比率は高めざるを得ないのでは? これは、構造的な部分で仕方ないですよね。

例えば、地方の医院の息子とか、多少頭が悪くても、跡を継げば地域の人は助かります。そういう医師不足の地域が、地元出身者を優先で合格させても、自分は問題ないと思います。それがイヤなら、もう個人経営の病院は大手以外は全廃し、全部を国公立にして教師のように配属する形にしないとダメでしょうね。そういう部分を無視して、数の議論を言ってもしょうが無いでしょう。

そういう意味では、もう最初から男性枠・女性枠の数字を明確にして、募集するのが吉。でも、差別差別の合唱で、潰されるでしょうね。脳外科志望の人間と美容整形外科志望の生徒を、同じ枠で評価して良いのか? これは日本の医療教育システムの根本的な見直しと絡むので、自分には素人意見しか言えませんので、詳しい方の異論反論は、コメント欄でよろしくお願いいたしますm(_ _)m

■民放労連女性協議会の馬脚■

今回の件は、どうにもそういう雑な男女平等ろん論が跋扈していて、混乱だけが増しています。森元総理をサンドバッグにして、辞任に追い込んで、それで何が変わるのか? 自分には疑問です。何より呆れたのは、最初の毎日新聞の記事。最後の方に、とんでもなく無責任な発言があり、目を疑いました。以下に引用しておきますね。さんざん批判して、ヤメロヤメロの合唱で、いざ森元総理が本当に辞めそうになる(この報道の後に辞任)と、今度はオマエがナントカしろ? 

民放労連女性協議会の岸田花子副議長も「森会長が辞任して済む問題ではない。むしろ森会長は女性登用を進めて意思決定のあり方を変えていく責任があるのではないか」と話した。

どんだけ依頼心が強いんだか。まさに、そういう部分が役員が少ない原因ではないのかと、皮肉のひとつも言いたくなります。批判だけして、やるのはおまえらな、ではやってられんでしょうに。実際、似たような無責任発言は、澁谷ともみ東京経済大学教授もやっていますね。これじゃあ、責任ばかり押し付けられて、ますますやりたがらんでしょう。

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東京のホームレスは男性が約96%と、ニューヨークがほぼ男女比が6対4なのに対して、圧倒的に男性過多。でも、自分はそれが悪い社会とは、思わないんですよね。女性のホームレスを増やせなんて、そんなバカ論を言うので無く。どうも上野千鶴子御大も田嶋陽子先生も、恵まれてる部分は口を拭い、不利な部分のみを攻撃されてる印象です。トドメに、こちらの皮肉も、転載しておきましょうかね。

どっとはらい


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