辺野古座り込みで蝸牛角上の争い
◉論破され王こと西村博之氏による、辺野古シュワブゲート前の座り込みで人がいないことを指摘したツイートに対して、一部界隈で大騒ぎになっています。呉智英夫子に〝ムジナ出現待望論〟という理論があります。ムジナAがお馬鹿な主張をしている時に、同じ穴のムジナBが出現して、ムジナAと論戦をおっぱじめて、双方の問題点やら矛盾点が可視化され、お馬鹿な主張自体の本質があらわになることを待望するこという、意地悪な視点です。この場合、ムジナAが辺野古移転反対派で、ムジナBが西村博之氏です。
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ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、アナグマのイラストです。カワイイですね。「同じ穴の狢」という言葉は、穴掘りが得意なアナグマ(狢)の巣に、穴掘りが苦手なタヌキが勝手に押しかけて同居することがあるため、またタヌキとアナグマの見た目が似ていることから生まれた言葉です。
■再拡散された過去■
ムジナAたちが熱烈に支持する玉城デニー知事、「現場で3000日余り抗議を続けてきた多くの方々に対する敬意は感じられない。残念だ」って、本気で言ってますかね? 国家の正当な手続きで決まった辺野古移転に対して、力による現状変更、つまり暴力によって自分たちの意見を押し通そうとしているのが、反基地派ですよね。そんな人達になぜ、敬意を感じないといけないのでしょうか? むしろ今回の騒ぎで、座り込みどころか過去の数々の指摘検閲やら暴力行為の動画が再度拡散されています。エコーチェンバー現象にはまって、自分たちが正しいと思いこんでるのでしょうけれど。
要らんことをすれば、当然そうなりますよね。しかもそのときに浴びせ掛けられる汚い罵声が、ほとんど関西弁という。自分は鹿児島の人間ですし、琉球大学に進学した友人知人も多いですし、沖縄方言は多少は聞き分けられるのですが。ゼロとは言いませんが、少ないですね。地元民がゼロということもないでしょうけれど、辺野古移転反対運動が、本土の活動家によって利用されている・人金物で支えられているのは事実でしょうね。東京から来たこの方たちも座り込みに行って、沖縄の食べ物や観光地を満喫されているようですが。
■座り込みの定義論争■
座り込みの定義について、あーでもないこーでもないと、まさに蝸牛角上の争いというか重箱の隅のツツキアイが始まっていて、それも微笑ましいというか。そもそも当初は、24時間座り込んでいるのをアピールしていて、それがどんどん時短になったのに、看板を付け替えない、注釈を入れないのはおかしくないですかね? おかしくないんだろうなぁ、この人達には。落語の小話に、3年間禁酒するという男に「禁酒期間を6年にして、1日おきに禁酒すれば同じだ」とアドバイスするというものがありますが。さらに、期間を12年にして午前中は禁酒して午後飲めばいいというオチが付きますが。
トラックなどの搬入のタイミングで嫌がらせに1日3回出かけるのは、完全禁酒3年と1日おき午前中だけの禁酒12年と、大差ないように思うんですが……。まぁ、ハンガーストライキと言ってはすぐにヘタれたり、スポーツドリンクやオレンジジュース(それなりにカロリーがある)をがぶ飲みし、夜はホテルに引っ込んで何を食ってるかわからないハンガーストライキを、褒めまくる奇妙な界隈と、かぶりまくっていますから。挙句の果てに、弁護士センセー様から飛び出した擁護が、こちら。ジョークかと思いました。
■もしアメリカがソ連なら■
ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻や、中国軍の演習による排他的経済水域へのミサイル着弾によって、日本人の多くはようやく、60年安保70年安保の頃からマスコミが褒めそやしていた前身のソビエト連邦・中華人民共和国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が、とんでもない軍事独裁国家で全体主義だと気づいたのですが。だから、軍事費の増加にもあっさり賛成派が多数になりましたしね。しかし、沖縄は琉球新報と沖縄タイムスという、日本の新聞の中でも飛び抜けて左寄りのマスコミ2社に言論空間が支配されていて、景気対策もコロナ対策も失政まみれで、公約もほとんど達成できていない玉城デニー知事が再選するという状況。
沖縄の基地負担と言い募られても、いやいや厚木も岩国も横田も佐世保も、同じく基地の街。沖縄は米軍基地が集中して~というのも、んじゃあソビエト連邦がそうしたように、千島列島からも南樺太からも北方領土からも日本人を全員追い出す政策のほうが、良かったとでも? それなら、基地問題なんてないですよね。アメリカが沖縄返還したのはお人好しであったからで、あのままアメリカに編入して、日本語を話せない世代が90%ぐらいになってたら、基地問題もそもそもなかったでしょうね。戦争で負けた対価というのは、本来はそういうものです。まぁ、感情論で反発してくるでしょうけれど。
■支持者を増やす努力■
そもそも琉球新報とか反基地派って、論破され王に反論することばかりに意識が集中しすぎて、自分たちがニュートラルな第三者にどう見られてるかの視点が、欠如してるんですよね。 自分たちは正義だから、何をやっても許されると考えてしまう。あいつは裏切り者だから、一時間以上も一方的に殴っても許される、という考えと同じ。んな訳ないです。それは公法から外れた私刑=リンチです。辺野古での反基地派の私的検閲とか暴力は、許されません。結果的に、分厚い中間層に敬遠されカルト化セクト化、仲間内でエコーチェンバー現象へ。コレは左右問わず、日本人の特徴でもありますが。
落合信彦氏が留学先のオルブライト大学でのディベートの講義、模擬討論のメンバーに選ばれたそうで。資料もバッチリ揃え、論理武装もしっかりして挑んだのに、敗北判定。 納得行かず教授に抗議したら、キミは論敵ばかり見てギャラリーを見ていなかった、とたしなめられたとか。ディベートは論的を論破するのではなく支持者を増やすのが目的…といった感じで、説かれてメッから鱗だったと。落合市の著書は問題も多いのですが、やはり大学やアメリカでの実体験には、リアリティがあります。インターネットの出現とスマートフォンの普及で、そういう旧メディアの一方的な発信は、通用しなくなりつつあります。
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