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ロシアが韓国に北方領土投資呼びかけ

◉ロシア連邦軍のウクライナ侵攻で、日本がロシア批判に回ると、北方領土近海に軍艦や調査船を出したり軍事訓練をし、サハリン2をネタに揺さぶりをかけ、さらに北方領土で韓国を利用して追い打ちを変えてきますか。感情的な部分は排除して、政治的な駆け引きの巧拙という点だけで評価すると、こういう部分でロシアは国際政治の駆け引きで日本よりも長けているな、と思います。上手くすれば、日韓関係と日米関係、米韓関係に楔を打ち込めますから。

【ロシア副首相、韓国投資家に北方領土投資呼びかけ…制裁反発で日本抜きで開発進める】読売新聞

 ロシア極東開発を統括するユーリー・トルトネフ副首相は7日、SNSへの投稿で、韓国の投資家らにクリル諸島(北方領土と千島列島)への投資を呼びかけたと主張した。

 タス通信によると、トルトネフ氏は7日、北方領土を事実上管轄するサハリン州を訪問し、サハリンでホテル事業を進める韓国投資家と面会した。北方領土に外国企業を誘致するためロシアが設置した「免税特区」やクルーズ船就航に言及し、露投資家と協力するよう促したという。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ロシア連邦に対するタグ用イラストです。

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兵法に離間の計というモノがありますが。敵の内部事情を熟知し、敵側の同名にや派閥に亀裂を入れ、内部から崩壊に導く、そこまでいかなくてもギクシャクさせて、行動に制限を加える。ここらへんは、2000年以上前から国家間の政治的駆け引きの常套手段として、使われていたわけで。日米関係は強固ですから、日米・米韓・日韓関係という間接的な同盟関係に、ヒビを入れることで日本とアメリカという強固な関係にも、邪魔ができる。ロシアとしては、絶妙な策ですね。

で、韓国には政権が変わったとはいえ、文在寅前大統領など従北派の人間が多いですから。そこで世論を煽れる。日本も、北海道と沖縄という両端の地域で、左派マスコミが強いため、日本国内の離間策が使える。特に沖縄県は、在日米軍基地問題を過剰に煽ることで、離間策が成功していた部分がありますからね。でもさすがに、ロシア連邦軍のウクライナ侵攻で、平和ボケの日本人も隣国に核保有国の軍事独裁国家が3カ国もあり、いちおう自陣営の1カ国は非友好的という。

日本が韓国をつなぎとめるには、太陽政策が必要だと主張する人間も出るでしょうけれど。でも、今までそれをやった結果、ずっとゴールポストを動かされ続けてきましたので。むしろ、中国のように強い態度に出たほうが、韓国は従順だとバレちゃいましたし。日本とアメリカが、もう韓国を損切りする可能性もありますが、それにしたって在韓米軍の整理と撤退には数年掛かるでしょうし。日本はどの手を打つのか? 外務省がろくでもないことをしそうで、心配です。

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