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プーチン氏が北方領土を「経済特区」に指定:日本に忍び寄るロシアの足音&暗殺の影

プーチン氏は9日、北方領土に外国企業を誘致すして開発するため、「免税特区」に指定する法案を通しました。また、7日に、日本は、欧米諸国とともに「ロシアの非友好国」に指定されています。

「免税特区」指定では、北方領土と千島列島(クリル諸島)に進出する企業の法人税を20年間減免するとし、中国や韓国に進出を働きかけています。

関連記事と映像写真は下記の通りです。

 ロシアのプーチン大統領は、3月9日、実効支配を続ける北方領土を「経済特区」とする法案に署名し、成立させた。同法案は、北方領土に進出した企業に対し、法人税や所得税を20年間免除するもの。多くの企業を誘致することで、北方領土の支配を強める思惑があるとみられる。

 松野博一官房長官は「このような制度の導入に踏み切ったことは遺憾であり、改めてわが国の立場を申し入れました」と、ロシアに抗議したことを明かした。

「北方領土をめぐっては、ロシア側はこれまでも不穏な動きを見せてきました。太平洋でのアメリカ軍の活動を抑止するため、ロシアは北方領土を重要な軍事的拠点と考えています。

 2016年、ロシアは択捉島と国後島に最新鋭ミサイルの『バル』と『バスチオン』を配備。2020年12月にも、地対空ミサイル『S300V4』を配備しています。ミサイルだけでなく、択捉島には戦闘機も配備されています。

 2021年6月には、1万人以上の兵士が参加した軍事演習がおこなわれました。今年の2月にもミサイルを使った演習があり、懸念が広がっていたところです」(国際ジャーナリスト)

 こうした状況を踏まえ、外務省の欧州局長は2月28日、「ロシアが北方領土を占領した」と国会で発言。すると、3月3日、ロシア外務省の報道官は「日本が北方領土の主権を主張することは永久に忘れたほうがいい」と語り、波紋を呼んだ。

「ウクライナ侵攻をめぐり、日本はプーチン大統領らの資産を凍結する制裁を加えました。その後、ロシアは『非友好国リスト』を公表。48の国と地域のなかに日本も含まれていました。

 これにより、ロシア政府やロシア企業は債務をルーブルで返済することが認められました。日本政府はこれに対しても抗議していますが、今回の経済特区化により、両国の関係はますます不透明となりそうです」(同)

海外メディアは、客観的に日本の状況を報じています。

ドイツ放送局の関連ニュース映像

Japan claims sovereignty over Russia controlled Kuril Islands | DW News

While the world focuses on Russia's invasion of Ukraine, tensions between Moscow and Tokyo are rising. Disagreement over who owns the Kuril Islands just off the coast of Hokkaido is one of the world's longest-running territorial disputes and has parallels with the Ukraine crisis.

プーチン氏と暗殺の影

プーチンには、約1億円の懸賞金もでていて、拘束・暗殺を恐れ、ロシアの奥深いウラル山脈の地下核シェルターの隠れ家に家族とともに身を潜めているようです。

一方、ゼレンスキー大統領に対しては、『ワグネル』というロシア民間軍事会社の400人ほどの傭兵チームにより、暗殺計画が行われています。

平穏な日本からは想像もつかないスピードとスケールで、世界の暗闇が動いているこのを感じます。

「ロシアが侵攻したウクライナ情勢は硬直しています。国内外で、反ロシアへの動きが強まっている。プーチン大統領の暗殺を企てる発言が、続出しているのは事実です。

3月2日には、ロシア出身の資産家アレックス・コナニキン氏が、プーチン大統領の画像とともにSNSに次のような投稿をしています。『お尋ね者の生死を問わない。国際法の下でプーチンを拘束した者に100万ドル(約1億円)を払う約束をする』と」(全国紙国際部記者)

プーチン大統領は、こうした動きに敏感だ。すでに首都モスクワを離れ、安全な場所に退避している可能性があるという。
〈プーチン氏は、地下核シェルターのある(ロシア深部)ウラル山脈の隠れ家に家族とともに身を潜めているという〉

◆ゼレンスキー大統領「暗殺部隊の正体」

英国紙『タイムズ』は3月4日、ロシア軍の侵攻以降少なくとも3回ゼレンスキー大統領への暗殺計画が実行されたと報じた。
「ゼレンスキー大統領の暗殺部隊は、ロシアの民間軍事会社『ワグネル』によりウクライナへ送り込まれた傭兵チームです。動員されたのは400人ほど。ゼレンスキー大統領をはじめ、夫人やキエフ市長クリチコ氏ら24人の政府要人がターゲットにされました。

『ワグネル』の暗殺部隊は、シリアやスーダンなど世界各地で暗躍しています。彼らは、ウクライナ南部ヘルソンの軍事倉庫から軍服を奪取。ウクライナ兵に変装し、ゼレンスキー大統領を暗殺しようと企てていたようです。
ゼレンスキー大統領の態度は、首都から逃げようとしない。
〈私は国民と独立と土地を守るために、キエフにいます。政府高官と一緒です。皆さんとともに戦い続けます〉
「ゼレンスキー大統領の言動が功を奏し、戦力で圧倒的に不利なはずのウクライナが一丸となっている。一方、優位な立場にいるはずのロシアでは、プーチン氏の態度により厭戦機運が漂っているんです。リーダーが発するメッセージがいかに重要か、今回の暗殺報道でよくわかりました。国際情勢は、軍事力や経済力だけでは計り知れないんです」
両国首脳への暗殺計画が、これで頓挫したわけではない。血なまぐさい暗闘は、今後も続きそうだ。

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