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『MANZEMI 文章表現力講座』のお知らせ

■文章表現力講座について■

◉2024年8月22(木)と8月29日(木)に、『MANZEMI 文章表現力講座』を実施します。漫画というと、絵の描き方の講座が多く、構成力や演出力の講座はかなり少ないのですが。それ以上に少ないのが、漫画の文章講座です。漫画評論家の呉智英氏も指摘されるように、漫画の半分は文字でできています(サイレント漫画などの特殊な表現形態はともかく)。

でも、漫画の文章力は、画力に比較して、軽視されています。
これは、漫画家の多くが読書家や映画好きで、膨大な小説を読んだり映画鑑賞をした結果、自然に高い文章力を得ているから、という面があります。また、小説の文章力が地の文の表現力への比重が大きいのに対して、漫画は脚本家のように会話での文章力に、比重が置かれています。

これは逆説的に、漫画の文章表現が理解できると、小説や脚本の文章力とは何かを、考察することが可能です。
二葉亭四迷・森鷗外・夏目漱石などの明治の文豪が、外国語に堪能な翻訳家の立場から、作家に転じたように。他の言語を学ぶと、日本語の得意な表現と苦手な表現を、逆説的に学べるようになります。

同様に漫画の表現を通して、小説家や脚本家志望の方も、得るものがあると、MANZEMIスタッフは考えます。実際、その成果を学んだ受講生から、小説家がKADOKAWAなどからデビューしたり、あるいは小説や原作にもチャレンジする漫画家が、出現しています。

もっと言えば、漫画は小説や絵本の眷属であって、絵画の表現はもちろん、アニメや映画のような映像表現とも、本質的に異なります。
映像表現が、観客が流れてくる映像を、受動的に消費するのに対して。小説や絵本や漫画は、自分のペースで読め、時に前のページに戻ったり、しばし読む手を止めて感動を反芻したりと、能動的に消費する表現ですから。

でも、細かく分析すると漫画家の文章力は、脚本家とけっこう被ります。
小説的でありながら、脚本的な表現が求められる、ちょっと変わった文章表現力が、漫画の特性です。

『MANZEMI 文章力表現講座』概要
名 称:文書力表現講座
日 時:8/22(木)、8/29(木)19:30-22:00
形 式:オンライン開催(zoomを使用します)
講 師:喜多野土竜
受講料:12,500円(税込)
対 象:どなたでも参加可能です
備 考:講座終了後に質疑応答の時間を設けます
※申し込み後の返金は致しかねますのであしからずご了承ください
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/010qtasd8cx31.html

■文章表現力講座の目的■

本講座であるMANZEMIネーム講座は、期間も長く、受講料もそれなりにしますので、受けてみたいけれど自分に合わないと心配だ……という方も、多いでしょう。そこで、MANZEMI講座の上級者向けのゼミなどで講義している内容を、前後編の単発講座として、取り出して開講します。

講座を受けてみたいけれど、どんな運営方法なのか・どんな雰囲気なのか・どんな内容なのか、知りたい方は確認のために参加しませんか? もちろん過去の受講生で、もう一度参加して、あの頃の自分とどれぐらい発想力が変化してるかを確かめるため、あるいは他の受講生の新鮮な発想に触れたい方も、参加してみませんか?

今回の前後編の講座では〝漫画の文章表現力を理解するために、小説や脚本や漫才など、他の表現の特性を知る〟をテーマに、小説や脚本などにも応用が効く作品の発想方法と、それをどういう形で展開していくかのメソッド(教授方法)を通じて、文章表現力の基本を学びます。
絵の勉強をする漫画家は多いですが、漫画は絵のある小説のようなものです。文章力があってこその、エンタメ作品かと。

初心者にもわかりやすい、基礎的な内容ですので、漫画家や小説家や脚本家を目指していない方でも、参考になると思います。
踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。
迷っているなら、一歩踏み出しましょう( ´ ▽ ` )ノ

申込みフォームは上記のリンク先(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/010qtasd8cx31.html)にありますので、よろしくお願いしますm(_ _)m

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■講座に興味を持たれた方へ■

単発講座を受講して、本講座であるMANZEMI作話ネーム講座の第23期が、2024年8月18日よりスタートします。
コチラのnoteに概要が書かれています。

ネーム講座の第23期、興味がある方は、こちらの説明会にもご参加ください。疑問点や不明な点など、事務局の人間が全部お答えします。事前に確認した上で判断してください。

MANZEMIネーム講座についての、詳しい説明はコチラの公式サイトにあります。

■受講したみなさんの感想■

受講生の声(第21期)は、こちらにまとめてあります。まぁ、多少は割引いて読んでくださいm(_ _)m

MANZEMI講座は各種あり、またプロのデビュー率は高く、それも漫画だけでなく小説家やイラストレーター、アニメーターなど多様ですが、必ずしもプロを目指す講座ではなく、本気でプロを目指す人に応える必要な技術や考え方などを学ぶ講座です。

趣味で楽しみたい方から現役プロまで、参加者は多様です。漫画家以外でも小説家も、何人かデビューしています。
ちなみに、劇画村塾ではさくまあきらさん一人しか輩出できなかった編集者も、白泉社やKADOKAWAや銀杏社など、片手の数ほど送り込んでいます。編集者を目指す人が学んでも、それなりに得るものがあるでしょう。


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MANZEMI電子書籍版: 表現技術解説書

MANZEMI名作映画解題講座『ローマの休日』編

MANZEMI文章表現講座① ニュアンスを伝える・感じる・創る

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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