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オードリー・タン氏を褒めつつマイナンバーの不備に触れぬ朝日新聞

◉台湾のオードリー・タンIT担当相の活躍は、ある意味で専門性の高い人間が的確な手を打つことの大切さを教えてくれます。これも一種の哲人政治と言えそうです。しかし、タン氏を褒めるのはけっこうですが、その背後の台湾のIDカードと健康保険カードの制度について、大嫌いな国民総背番号制度に近いものである点をスルーする朝日新聞は、不誠実と言わざるを得ませんね。

【オードリー・タン氏開発のワクチン予約 「弱者」に配慮】朝日新聞

台湾のオードリー・タンIT担当相は6日、ネットを使った新型コロナワクチン接種の予約システムを開発したと発表した。台湾のIDカードと健康保険カードのデータを使って登録するが、スマホなどの機器を使うのが苦手な「デジタル弱者」にも配慮して、コンビニなどからも予約ができるようにしたという。

タン氏によると、住民はスマホなどで当局の専用サイトに接続し、IDカードと健康保険カードのデータを入力。当局から通知を受けた後、ネットやコンビニ、薬局で接種場所や時間を予約できる。スマホがない人は家族や友人の機器からでも登録できるという。

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■IDカードと健康保険カード■

この件に関しては、台湾在住の日本人や在日台湾人の方々が、SNS上では思いっきり突っ込んでいますが。台湾では2004 年には全民健康保険カードが紙から IC チップ入りカードに変更され健康保険カードに。早くからIT化に対応していたんですね。ここらへん、一向にマイナンバーカードの普及が進まない日本とは、大きな違いです。保険加入者の情報と医療機関などの情報が衛生福利部中央健康保険署で、一括管理されているとのこと。

去年話題になった台湾でのマスクの実名販売制も、この中央健康保険署が管理している国民の通院歴とか健保特約薬局の販売データを活用して、日本のようなバカバカしいマスク買い占めを回避して、実現したわけです。日本ならマスコミが「コジンジョウホウガ~!」と騒ぐ案件ですよね、これ? 健康保険カードとIDカードは、これがないと就職とか各種手続きが困る存在になってるようです。そしてシステムとしてはほとんど、国民総背番号制度に近いです。

■韓国のK防疫の正体は軍事独裁政権の遺産?■

韓国の文在寅大統領が誇るK防疫も、実は独裁者として批判された朴正煕大統領の時代に導入された、韓国版国民総背番号制度である、住民登録番号のおかげで、これまた日本ならマスコミが「コジンジョウホウガ~!」と騒ぐ存在のおかげ。これに加えて、全斗煥大統領の時代まで続いた軍事独裁政権によって、各地に張り巡らされた監視カメラによって、個人の移動を把握しての感染経路特定などが、友好に機能したからなんですよね。

偏見と言われればそれまでですが、韓国が過剰に何かを自慢するときは、大体において裏がありますからね。案の定、防疫先進国だとか言ってたと思ったら、ワクチンの対応では後手後手の後手に回り、軍事独裁政権が構築したシステムでは対応できない、まさに文在寅大統領の手腕が問われる未知の事態に至ったら、地金が出てしまいましたね。禍福は糾える縄の如し、とはよく言ったものですが。いずれにしろ、国民総背番号制度は友好なのは、朝日新聞が褒める台湾でも韓国でも実証済みです。

■軍靴の幻聴に悩ませるダブスタ■

朝日新聞など差はマスコミは、国民総背番号制度でファシズムが復活と言い募ってきましたが。国民総背番号制度に近いモノは、世界各国で存在します。日本は戦後76年間、曲がりなりにも平和憲法を守り、他国に宣戦布告することもなく、されることもなく。でも、中国は1949年の建国以来だいたい5~6年に一回の割で、他国と国境紛争を起こし、また対外戦争に直接・間接的に関わってきています。

1950年:チベット侵攻
1950年:朝鮮戦争
1956年:アンフィトリテ諸島占領
1962年:中印国境紛争
1965年:ベトナム戦争
1969年:中ソ国境紛争
1974年:クレスセント諸島侵攻
1979年:中越戦争
1984年:中越国境紛争
1989年:天安門事件
2010年:尖閣衝突事件
2014年:南沙諸島に人工島建設
2020年:中印国境衝突

マイナンバー制度が浸透し、金の流れがはっきりすると、脱税や裏金を作ってる人間、密かに極左暴力集団を資金援助している人間には、厄介な存在でしょうけれども。日本の縦割り行政の問題点を、改善する言ってであるのは間違いないわけで。あの書類が届かない、この書類が遅れてると不満が多いのに、税務署の通知だけはきっちり届くように。省庁によってはかなり細かく把握してるんですから、そこを統合したほうが便利なのは間違いないわけで。

政治の悪用を防ぐための監視を、やるには別の問題。一律定額給付金だって、マイナンバー制度が浸透してれば、もっと簡単だったでしょうね。バカバカしい話です。いいかげん、こういう昭和の残滓の無茶苦茶な思考と、令和では決別したいですね。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ



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