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ロシアが極東兵力をウクライナ投入か?

◉これは……ロシアのウクライナ侵攻からちょうど3週間が経過し、電撃作戦に失敗し、補給も限界という指摘も出ているロシア軍ですから。揚陸艦、つまり陸軍の歩兵や戦車を海から上陸させるための艦艇。ロシア軍だと、フランス製のミストラル級強襲揚陸艦などが有名ですが。これを動かすとは、ウクライナ用でしょうね。船では間に合わないので、ウラジオストックからシベリア鉄道で移動、と。モスクワまで5泊だそうですから、キエフ近くまでノンストップの特別列車で最短3~4日ぐらいでしょうか?

【ロシアの揚陸艦4隻、津軽海峡を通過…極東部隊をウクライナに輸送か】読売新聞

 防衛省統合幕僚監部は16日、ロシアの揚陸艦4隻が津軽海峡を通過したと発表した。4隻は同日、青森県の尻屋崎沖から津軽海峡を通って、日本海に航行したのが確認された。
 揚陸艦は大量の兵力を輸送できる。日本政府はカムチャツカ半島などの極東に展開する部隊をウラジオストクに運び、シベリア鉄道や空路などでウクライナ方面に移動させる可能性があるとみている。

ヘッダーはウィキペディアより、ミストラル級強襲揚陸艦の写真です。

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■舐められた日本政府と自衛隊■

ミストラル級強襲揚陸艦は全長210メートルもある、全通甲板の空母型多目的艦ですから、海からだけでなく、空からもヘリコプター部隊や回転翼機で攻撃する気満々ですね。ヘリコプターが16機ほど搭載でき、兵員も400人から900人も乗せられるようで。どれぐらいの兵隊と武器を搭載しているかはわかりませんが、ウクライナまで何日で投入できるのか。こういうときに、北方領土に偵察機を飛ばすようなイヤガラセが、日本政府にできれば大したもんなんですけどね。

アメリカでは、陸軍・海軍・空軍の三軍に加え、第四の軍隊である海兵隊が存在し、約18万人の現役将兵を有しています。ロシアには海兵隊はないのですが、それに相当の海軍歩兵が存在しているそうで。ウラジオストックに旅団クラスが配備されているとか。ここらへんは動かしづらいので、極東の他の部隊から人員を集めているんでしょう。日本はこの機に乗じて攻めてこないからと、北方領土や樺太の部隊とか、動かしていそうです。なめられたもんですね。

■戦術核・戦略核は使わない?■

これが、プーチン大統領の指示なのか、それとも軍部の判断なのかは、わかりませんが。権力集中させすぎてるので、プーチン大統領の指示なんでしょう。なにやら、晩年のスターリンになりつつある気はしますね。皮肉なことに、ウクライナに飢餓輸出を強いたスターリンは、ロシア帝国統治下のグルジア(ジョージア)のゴリ生まれなんですけどね。そのジョージアはソ連崩壊で独立し、逆に南オセチア紛争ではプーチン大統領に成功体験を与えてしまったんですけども。因果はめぐる輪廻の輪。

しかし、こうやってプーチン大統領が兵力を増員しようとしているなら、それは戦術核や戦略核の使用には、踏み切らない可能性も。あくまでも可能性であって、もう後先考えずに使うかもしれませんが。通常兵力で力押ししようというのなら、欧州もアメリカも影に日向に支援するでしょうし、そうやってロシア軍が疲弊すればするほど、戦後の国際社会では優位にことが運びます死ね。一気にロシア共和国解体も、なくはない。可能性は低くても。

■1922-1991-2022の符号■

このまま、ロシアが意地を張って鉾の収め時を失うのか、それとも適当な時期にウクライナ東部の独立承認と軍の一部をのkそいて撤退という、南オセチア紛争と似たような落とし所に舵を切るのか? そうなった場合、対ロシア制裁に関しては、アメリカが主導して緩めず、ロシアを経済崩壊に追い込むのか? そうなれば、プーチン大統領としても自分自身の首が寒くなりますしね。クーデターか暗殺か、いずれにしろゴルバチョフ氏のような静かな晩年は難しそう。

このまま、ウクライナにこだわって消耗して、その結果としてアフガニスタン侵攻の失敗がソビエト連邦の崩壊を早めたように。ロシア共和国の崩壊は、もうちょっと早く来そうですけどね。モスクワ五輪が1980年でしたが、1989年にはベルリンの壁が崩壊し、1991年12月26日にはソビエト連邦は完全に終焉を迎えましたが。30年ちょっとで、帝政ロシア的になったロシア共和国は、帝政ロシア崩壊から100年で滅びるのか? 推移を見守りたいです。

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