見出し画像

Apple Watchで新型コロナ陽性が検出可能…かもしれない

◉Apple Watch自体はもともと、健康管理のセンサーとして、ただの高性能な腕時計にプラスαの付加価値を付けたわけですが。その性能はどんどん上がっているのですが。世界を襲った新型コロナウイルスに対しても、検出が可能かもしれない、という記事がEngadget Japaneseにアップされていました。といっても、PCR検査をできるわけではなく。Apple Watchらしい、別のアプローチで。

【Apple Watchが無症状のうちに新型コロナ陽性が検出できるかもしれないとの研究報告】Engadget Japanese

Apple WatchやFitBitなどスマートウォッチにより、新型コロナウィルス感染症の症状が現われる数日前に陽性が検出できるかもしれないとの研究結果が報告されています。
米マウントサイナイ医科大学の研究者によれば、Apple Watchにより症状が現われるか検査を受ける数日前に新型コロナ感染を予測できるとのこと。その指標は「心拍変動」(Heart Rate Variability=HRV/心拍間隔の周期的な変動)であり、免疫システムがどのように働いているかを測るいい尺度だと語られています。
なぜなら「炎症が体内で発生するにつれて心拍変動が変化することは分かっているから」とのこと。新型コロナは信じられないほどの炎症を引き起こしているため、気づかないうちに感染していることを予測できる目安となるわけです。

引用した記事にもあるように、心拍数から新型コロナウィルスの予兆を見出すということなんですが。もともと、Apple Watchは長期的な心拍数のデータを取ることで、心臓発作などの予兆を発見するという、個人のデータとマクロデータを利用した面白い試みを既にやってるので。新型コロナウィルスのデータが出そろってくると、こういうデータも蓄積されているのでしょうね。

アメリカ自体は、新型コロナウィルスの感染者と死者が洒落にならないレベルになってしまっていて、Apple Watchのユーザーもそれなりにいると言うことなんでしょうね。そもそも、医者と言えば聴診器のように、心音を聞く・肺の呼吸音を聞くというのは、診察の第一歩という側面も。であるなら、心音からいろんな病気を予測するというのは、あんがい医学の基本に立ち返るということで。

Apple Watchは進化の途上で、今後も各種センサーを搭載して、健康管理用端末として、更なる発展も期待できるでしょう。血糖値や乳酸値の検査もできれば、さらに用途も広がるでしょうし。現在のセンサーを組み合わせて、さらに精密な予想とか、できそうな予感も。自分はまだApple Watch購入の予定はないのですが、そろそろ真剣に購入を検討すべき時期に、入りつつありますね。


売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ