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朝日新聞の安保専門家軽視

◉朝日新聞の記事が、怒りや笑いを呼んでいます。曰く、安全保障は専門家による「専門知」の暴走が起きやすい分野とか、問題提起をする市民目線の報道がもっとほしいとか。そうやって、専門家が福島第一原発事故の処理済み水は問題ないですよ、安全ですよという声を塗りつぶし、非科学的な報道を繰り返し、それによって風評被害が起きて漁民が不安だといえば、「ほら漁民も不安だと言ってる!」と、論点そらしのマッチポンプを繰り返してきた、朝日新聞らしい自己正当化記事ですから。

【市民感覚なき安保専門家が対話を閉ざす Re:で考える戦争と平和】朝日新聞

 国際政治学者・三牧聖子さんへのインタビュー記事「『私たちは安全圏』は本当か 気楽な強硬論と権威が対話にふたをする」(5月10日配信)で、三牧さんは「私たちの安全保障は語られていますか?」と読者に問いかけました。寄せられた声をもとに、三牧さんがさらに考えを深掘りします。安全保障をめぐる、「Re:」。

 その記事で三牧さんは、安全保障は、人びとの暮らしと直結する問題でありながら、得られる情報量が市民に比べて圧倒的に多い専門家による「専門知」の暴走が起きやすい分野であると指摘しました。メディアには、専門家が見落としがちな世論の懸念や不安をすくいとり、問題提起をする市民目線の報道がもっとほしいと提起しています。

https://www.asahi.com/articles/ASR6X46BMR6WULLI009.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

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■専門なき無能の人■

専門家は確かに、専門バカになってしまい、説明力が致命的にない人はいます。特に、理系は。でも、極端なことを言えばそういう専門家の言葉を、大衆=マスに伝えるのが、マスコミの役目でしょうに。日本のマスコミはその意味で、専門性のないゼネラリストを良しとするのですが、現実には専門性がない無能の人になっていて、政治音痴・軍事音痴・経済音痴・外交音痴・科学音痴・歴史音痴の無能の人が、活動家同然の動きをしているわけです。朝日新聞とか、OBの佐藤氏や鮫島氏など、酷いもんです。この記事に関してTwitterでは、藤えりか女史のツイートが、炎上状態です。

執筆時点で、526万6000閲覧で841イイネ。イイネ率0.0159%と、まごうことなき炎上状態です。非難轟々なんですが、そういう批判ツイートは完全スルーで、肯定的なリプライにのみ返信していて、なるほどコミュニケーションって難しいですね、と実感しますが。結局あ朝日新聞やそのシンパは、自分に都合の良い意見がほしいだけですから。都合の良くない意見や不都合な真実を、スルーしているわけです。その現実に向き合いたくなくて、自分たちの稚拙な平和論がボロボロになるのを見たくなくて、他責性に走ってるように見えますね。

■ただのお気持ち論■

そもそも、「異論や懸念を持つ市民に対して、専門知をふりかざして圧倒するような態度をとる人は、専門家とは呼べないのではないでしょうか。」って、三牧さんのただの主観ですよね? 振りかざすとか、圧倒するような態度とか、客観的な基準があるわけでなく。淡々と事実を言ってるに過ぎないのに、反論できずに相手が悪意を持っているという、お気持ちの問題にすり替えているだけの可能性。特に、憲法9条教が昨年まではびこっていた日本では、軍事音痴の人間が、一般大衆はもちろん新聞記者にも多いですから。

今となっては大笑いなんですが、昭和の時代は非武装中立論なんて、お花畑平和論が、まかり通っていたのです。そのお花畑平和論の中で、軍事というものすごく重要なことを考えることを、日本のマスコミや文化人は、考えることを放棄していたんですよね。ロシア連邦軍がウクライナに進行し、そこでウクライナに求めたのが非武装化と中立化。そこで慌てて「憲法九条は盾ではなく足枷だ」と、言葉遊びで自体を糊塗しようとしたのですが。そんな詭弁が通用するはずもなく。

なんかもう、Twitterで妙なことを言ってる人って「それってあなたの主観であって、客観性はないですよね?」の一言で終わる人が多くって。学者として、主観と客観の切り分けができていない人って、ニュートラルな発言ができるとは思えないんですよね。日本の場合、こと軍事に関してはただのスペック房でしかない通称「せんちゃ」にすら、学者が勝てない状況ですからね。自分に粘着してきたせんちゃ軍団とか、マニアに毛が生えたようなもので、大したレベルじゃないんですけどね。それにさえ勝てないレベル。

■憲法九条教の終焉■

市民感覚なんて、パーマは贅沢ですとか、敵性語を使うなとか、大衆の狭く薄っぺらい知識で、安直なことを言うものですから。逆に言えば、専門家はそういう大衆の安直な考えに対して、きちんと否定する理路を持っていなければならないんですけどね。日本の場合は、学者が共産主義思想という、インチキな疑似科学を見抜けず、それどころかそういう疑似科学に屋上屋を架して、意味不明の外交論や安全保障を論じますから。国際政治学者だの社会学者だの、肩書は立派ですが素人にも突っ込まれるレベルだったりしますから。

昭和16年の夏、全国各地から総力戦研究所に集められた若手エリート集団が、日米開戦に対して出した結論は、日本必敗でした。それも、緒戦は紀州で優位に建てても、国力の差でジリ貧となり、最後はソ連も参戦してきて確実に負けるという、恐ろしく正確なものでした。にも関わらず、専門家の家kンを無視してニイタカヤマノボレ1208で、真珠湾攻撃。挙げ句に、ヤルタ会談でソ連参戦の密約ができてるのに、終戦の調停をソ連に頼もうとした無能さ。つくづく、大衆の劣情とそれを煽ったマスコミに迎合した戦前の愚かさに、思いを致します。戦前も戦後も、マスコミは愚かです。専門家の言葉に、耳を傾けましょう。

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