見出し画像

iPadパソコン化計画

◉我が家のiPadは、10.5インチのiPad Proも、iPad mini5も、特殊なキーボードを装着して、ほぼノート型パソコンとしても使える仕様になっています。とはいえ、自分はタブレット型こそがスティーブ・ジョブズが若き日に理想としたパーソナルコンピュータの、ひとつの到達点と思っています。なので、タブレット型にノート型パソコンが呑み込まれるのが、理想とさえ思っています。

【iPadはタブレット? いや、そもそも立派なパソコンです! - iPadパソコン化講座】マイナビ

iPadはパソコンのように使えますか?という質問をよく耳にします。2010年に登場したiPadは年々アップデートを重ね、最近ではマウスやキーボードを接続できたり、WindowsやMacのようにファイル管理を行えたりすることが徐々に認知されてきたからかもしれません。この連載では、冒頭のような質問に答えるべく、「iPadはパソコン代わりになるのか?」をさまざまな観点から検証していくものですが、最初に1つだけ言わせてください。「iPadはそもそも立派なパソコンです!」。だから、それをパソコンのように使えるかという質問自体がおかしいですし、「iPadパソコン化講座」というこの連載タイトルも見方によっては変です。

ウチのiPadファミリーは、キーボーとのヒンジ部分が360度回転するタイプの、キーボード一体型カバーを装着しているので、ノート型パソコンとしてもタブレット型としても、使えます。これはASUSのChromebook Flipシリーズのような、360度開閉タイプとは、ちょっと違いますので。キーボード一体型カバーでも、この違いは大きいです。コレは割とオススメです。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

■タブレット型は理想的な製品■

そもそも、タブレット型は薄くてコンパクト、でもバテリー駆動時間は最初から長く、ディスプレイの明るさを落とせば、初代のiPadから8時間ぐらいはギリギリ動かせましたからね。性能面も、重いアプリを制限したり、Adobe FLASHを最初から排除するなど、Appleが開発環境も含めて、かなりコントロールしていましたから。Macが長い歴史の中で溜め込んだしがらみを、リセットしたかったんでしょう。

でも、低消費電力で低発熱のCPUの進化は、一朝一夕には行きませんでしたから。Apple A4から10年かけて、M1チップまで辿り着いて、ようやくMacとほぼ同レベルの処理能力が実現しそうです。そもそも、メチャクチャ重い専用アプリとか、今はほとんどありませんし。iPad ProならCLIP STUDIO PAINTもAdobeのPhotoshopやillustratorも、iPad版がありますし。コレより重いアプリは、一般人は使わないでしょう。

そもそもMicrosoft Officeとか使ってExcelやPowerPointを使うぶんには、無印iPadでも充分でしょう。それ以上は、もうワークステーションレベルのデスクトップ型パソコンでないと無理。個人的には、iPadでinDesignが使えるようになれば、もうノート型パソコンを使う意味はないでしょうね。お絵かきや直感的な操作という点で、タブレット型にはノート型にはない操作性がありますので。けしてノート型の下位互換ではありません。

■待たれる大型化と折りたたみ液晶■

ただし、タブレット型にも課題はまだあります。それは、12.9インチのiPad Proが最大のように、大きさが足りません。もっとも、ノートパソコン代わりに使う学生なら、10インチから12インチでも、充分に使える大きさでしょう。ただ、お絵かきやレイアウト系のアプリケーション──illustratorやinDesign──を使うなら、12.9インチは物足りないです。いや、大きさ的にはA4サイズで、充分なんですが。

でも、絵を描くには漫画はB4サイズ(250ミリ×353ミリ)が基本形で、表示領域は大きい方が便利ですし、作業効率は良いです。液晶ペンタブレットなら、16インチぐらいが、最低限。プロの漫画家だと、21インチや23インチの、ワコムなどのプロ用タブレット型を使用しています。inDesignとかで細かい作り込みをするなら、A4グラビア誌が見開きで表示できる、27インチぐらいの大型液晶が本当は便利です。

でも、現実的には12インチぐらいのタブレット型が、折りたたみ液晶で倍ぐらいに大きくなれば、可搬性も上がって、ベスト。その大きさならほぼ16インチに近く、ノート型パソコンとしてもかなり便利に使えますし。キーボードは、仮想キーボードとBluetoothキーボードとを、使い分ければいいでしょうし。LGが昔発表して、大型ディスプレイでは採用されてる巻き取り型の液晶も、上手く使えば革命的。


売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ