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晴耕雨読の「う」

いちばん最初は私について。



わたしの「今」

住まい:中国山地の片隅

縁あって2022年の夏から中国山地に住んでいる。
普段はジビエの解体や柵の設置など、有害鳥獣対策に関わる活動をしている。

タタラ場の名残と中国山地

中国山地をはじめて訪れたのは社会人になりたてのころ。
最初の勤務地だった。

タタラ場といえば「もののけ姫」だが、あのエボシ御前たちが住まうタタラ場は中国山地がモデルだといわれている。

私は別に信仰もなく(お墓はお寺にあるけれど)、スピリチュアルに強く興味があるわけでもないのだが、中国山地に初めてきた時「ああ、ここにはきっと神様がいるのね」と思った。
ただそう思っただけなのだが、私の中国山地好きはそこからはじまっている気がする。

自然豊かという言葉の定義は難しいのだけれど、自然を知る人たちのいう”自然豊か”な場所はもっとほかにあり、むしろ中国山地は貧相なのだと思う。
けれど霧が立ちこめる中国山地の緑に、その神秘性に、なぜだか心惹かれてやまないのである。

害獣といわれる動物たちと

有害鳥獣対策といっても対象動物もいろいろである。
全国的に爆発的に増えているシカやイノシシ、空き家や古民家にすみつくアライグマやハクビシンなどの中型哺乳類たち、カラスやスズメなどの鳥類など。

私はその中でもイノシシやシカの対策を専門としている。

有害鳥獣対策と言われるとまず思い浮かぶであろう狩猟免許は取得したが、いまのところ猟も駆除も、とにかく捕獲をするつもりはない。

捕獲するよりも先にできることをやりたいと思っている。
自然との共生とか、距離感とか言われるが、この第一線は有害鳥獣対策である、と私は感じている。

(有害鳥獣対策に関わるお仕事があれば是非お声かけください〜!)

わたしの「過去」

過去というか経歴。

出 身:東京都
研 究:ツキノワグマの生態
職 歴:ホテルマン、建設コンサルタント会社

東京生まれ東京育ち

私は生粋の東京出身である。
生まれた時から大学を卒業するまで東京にいた。
23区だし、東京を離れてからは必ず「都会っ子だ!」と言われるが普通に住宅街である。
ラッキーなことに自宅の前にはお庭の広い日本家屋が建っており、緑も空も見える、西日射しこむ一人部屋で多感な時期を過ごしてきた。

けれど小さな頃から生きものが好きだった私は大学で生きものや自然について勉強して、大学卒業後は当たり前に自然の残る”田舎”へ。

転勤や旅行で全国いろんなところに行ったけれど、永住の地は決まっていない。
もしかしたら一生ひとつの場所に永住はできないかもな、と薄々感じている。

言わずもがな、今住んでいる場所は今の自分が自ら選んで来た場所である。

生きもの好き

先述したように、物心ついたときからの生きもの好きである。
理由を聞かれてもわからないし、きっかけも特にないのだと思う。

愛らしい小動物から大きな肉食動物までこよなく愛してきた。

海辺の町に両親と祖父母と行った際には、両親がいない隙に割と大きいサメのぬいぐるみを買ってもらったが、それについて両親は「目を疑った」と後に語っている。
私のお気に入りとなったその子は、可愛らしいイルカやウミガメではなく、「ドチザメ」だったから。
(エビデンスファーストの風上にも置けないことは承知でWikipediaをのせておく。なぜなら画像を引っ張ってくるのが面倒だから…)

わたしの「これから」

これからはまったく決まっていない。
幸いなことに地域おこし協力隊の任期はまだ残っているが、卒隊後も有害鳥獣対策に関わる方法はかなり限られている。

加えて私は東京にも頻繁に帰りたいし、ほかにも通いたい場所がある。

どうしようかとずっと悩んできたけれど、ひとまず自分の暮らしと将来の可能性を広げる糸口を見つけるため、このnoteを始めた。

このnoteは悩める中国山地の小娘が、悩み思考の奔走を繰り広げる場である。
noteでの”これから”をとりあえず見守っていただけたら嬉しい。

最後に

「生きもの」「自然」「害獣」「中国山地」「東京」
このへんのキーワードにピンときた方、お気軽にご連絡ください!

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