「人と比べる」という幻影
好きな人たちの文章を読んでいると、面白いなー!!と思うと同時に己の考えの浅さに恥じ入ることが多々ある。
この人はここまで深く考えられるのか、私はまだまだだなぁ…と思わず隠れたくなる。
だけど気をつけないといけない。
この思考は「他人のいいところ」と「自分のいまいちなところ」を比べる考え方かもしれないから。なまじ同じ土俵に立っていると、つい同じ定規を当てて測りたくなるものだけれど、それは危ないのだ。
だって、「違う生き物」だから。同じヒトだけど、育った環境も趣味も嗜好も考えも違うのだから、ほぼほぼ違う生き物と言って差し支えない。
そもそも比べるという行為は、まったく同じ個体がないと成立しない。
そして私たちは、まったく同じ個体ではないから、比べることはできない。
だから、安易に定規を当てるのは早急にやめた方が得策だと思う。
比べずに、「あなたはそういう個体なんだね」とただ思えばいい。「あなたにはこんないいところがあるんだね」と思うだけでいい。
逆もまたしかりだ。
「他人のいまいちなところ」と「自分ができる(と思う)ところ」を比べて誇ることもしない方がいい。
というか本当はそんなことできないし無意味だ。
その劣等感も優越感も、全部自分だけが見ている幻影なんだよ。
いただいたサポートはコミュニティ運営の費用か、私と家族の栄養になります。 いつもありがとうございます。