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【6/21】校則の拘束力


・ア。



・TLに流れてきたコレに関して話したい機運が高まっている

・一応スクショ元と思われる動画はコレ


・八か月以上前の動画がいまだに擦られている

・個人的にはゆたぼんくんは好きではないのだけど、それはさておき学校側の対応はその100倍ボケナスだ。

・ゆたぼんくんの説明する「学校側の対応」は多少恣意性あのある説明かもしれないので、あまり真に受けなくても良いのかもしれんけど。


・「その髪型では学校に来ないでください」と言った学校側の悪い点は2点あると思っていて、一つが「校則を明文化していない点」であり、もう一つが「罰則を設けていない点」である。


校則を明文化していない点


・あなたは小中学生の頃、校則は明文化されていただろうか?私は何回か転校はしたけど明文化されている学校はなかった。口笛を吹いたら教員に「この学校では口笛は禁止です」と急に口頭で言われて、本当か?と思ったことがある。

・私は、人間に善意があること前提で組まれているシステムが嫌いだ。予約ぶっちする人間が発生しない前提で組まれている「電話予約」、現役教員がサービス残業で面倒を見ること前提で組まれている「教育実習」、セックスという概念を親が家庭で教えてくれることを想定して多くを語らない「学校の性教育」、盗難が発生しないこと前提で設けられている「野菜の無人直売所」、など…

・人間の善意に甘えたシステムを組んじゃいかんでしょ…システムというのは、全ての人間が利己的な行動をとる前提で組まなければいけない。

・校則に関しては教師が口頭で伝えるものであり、バージョン管理もされておらず、その校則が設けられている理由も告げられず、後述するように罰則も明言されていない。全てが教員の独断と偏見と主観と裁量に左右される。

・教員が狂人だったら「電子辞書禁止」みたいな謎ルールもまかり通るわけだし、学生はその不満を訴えかけることもできない。


・↑これ、短いのでぜひ読んで


・「男女がマンツーマンで交友するな」という校則があることに驚いた。私も夜の何時以降は出歩くなという校則はあったが、これを定めた人間は学校と学生の関係を何だと思っているのだろうか?

・会社というのは、雇用者と労働者が雇用契約で結ばれているだけなのでわかりやすい。守秘義務はあるだろうが、それ以外にプライベートに何等かの制限を課すことは基本ない。

・学校も、教員が国から給料を貰って教え、学生は国に義務付けられているから通う。ただそれだけの関係であるはずなのだが、どうにも学生のプライベートに踏み込んでいいと思っている教員が多い。

・確かに学生は「異性間の交友」や「深夜の外出」は制限した方がいいかもしれない。しかしそれは学校側が主観のルールを押し付けてよいものではなく、各家庭で親子が相談して決めるべきルールだ。


・基本的に「生徒児童よりも教員の方が偉い」という意識が根底にあり、教員はその立場の上にあぐらをかいている。塾の場合、教員が教えるのを怠ったり不誠実な態度であれば明確に需要が減って儲からなくなるため、教員は努力を怠れない。しかし義務教育の場合、教員が授業進行を怠ったり、アホ校則を設けたり、「習っていない漢字をつかったらペケ」というアホ採点をして生徒から不満を募らせたとしても、学校教育法第17条2項がある限り生徒は学校に通い続けるし、教員の給料が減るわけでもない。これも前述したような、教員の善意がなければ成り立たない欠陥システムである。

・私は一度教員免許を取ろうと志したことがあったのだけど、学校教育機関は全体的に善意で成り立っているガバガバやりがい搾取システムだということがわかって本当に嫌になってしまったな。最近は教員が減っていると聞いたが、当たり前だろ…

・具体的な愚痴を書きだしたら文章量が倍になるくらい話がそれるので書かないが。



罰則を設けていない点


・法律を違反したら必ず罰が伴う。民事なら賠償金を払うだろうし、刑事なら罰金や懲役がある。ところが小中学の校則では、校則を破ったらどう罰するかというのを明言していないことが多い印象がある。学生はただ怒られるのが嫌だからやめるというだけの話だ。ある日、急に生徒全員が制服をやめて私服で登校するストライキを起こしたら彼らは白旗を上げるのだろうか。

・内申点を下げるぞという罰則は存在するが、その内申というのが何なのかというのも明言されないし、生徒が参照可能ではないモノだ。言ってしまえば、「お前の知らない所でたぶん陰口が進学先に何らかのデータで伝わって人生が左右されるぞ」みたいな、抽象的な強制力がはたらくわけだ。抽象的にすることで生徒を不安にさせて強制力を増させるのは、教育者側の怠慢でしかない。

・内申、ググったけど未だによくわかっていない。教員の主観で書くのか?例えば「校則では白い靴下以外を禁止しているのだが、彼は青いラインが一本入った白い靴下を履いてきた」という事実を省略して「彼は校則を破った」と書くこともできるのか?もし本当にそうなら教育システムは相当なボケナスが作ったのだろうな…

・もし法律が「賭博罪というヤツがあるけど条文は口頭でしか説明しません。違反したら君の知らない所で、警察の主観で前科つけちゃうかもね」みたいな抽象的なスタンスだったらどうだ?オイ。オイ。オイ。確かにパチンコや競馬が生まれなさそうなのは良いけど、ダメじゃんそういう抽象的な脅迫の仕方は。

・没収という概念。なにかと難癖をつけてスマートフォンを没収する教員がいるが、普通に窃盗罪とか脅迫罪では?普段から学生を観察している教員ならパスコードをチラ見できる可能性も当然あるわけで、そうでなくてもパスコードが推測可能だったり、設定しない学生もいるかもしれない。教員が没収したスマホのパスを解いて自分のPCに繋げて学生の自撮り画像をコピーしたとしても学生にはバレない。ゾクゾクッ!

・スマートフォンはパスを設定せず道におっことしたら割と人生が終わる板きれであるという怖さをみんな理解していないよ。

・退学させるという罰もあるだろうが、もしアホ校則の違反が原因で退学させられた場合、訴訟できるのだろうか?できないよな。もし地毛が茶色の学生が「黒に染めろと何度言っても聞かなかったため退学です」ということになったら、それは訴訟できるのだろうか?

・過去にそういう事例(退学ではない例)はあったけど、クソ校則自体に違法性は認められなかった。




・アー



・私は個人的にピアスを開ける人間は好きではないけど、だからといってピアスをしている他人に「それは嫌いだ!」と言ったりはしない。嫌いでも嫌いなりに尊重することはできるし、それが当たり前だと思っている。でも、教育機関にはそれができない人間もごまんといるらしい。


・ゆたぼんくんの風貌が気に入らなかったとて、我々の常識を押し付けてよいものではない。「自分は多数派である」という立場に甘えてはいけない。

・もし必ず髪を染めるのが日本社会の常識であった場合、糾弾されるのは黒髪の方だったのである。




・おわり


・いつも1500字ほどの日記が今日は3000字ほどになってしまった



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