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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

映画感想③

・1900字弱

・ちくちく注意報


・カップヘッド

 ゲームがアニメ化。元のゲームはクラシックなカートゥーンをリスペクトしていたのだのだけど、こちらはもう少しモダンな印象だ。面白くはあるけど、他のカートゥーンを観ることでも代替可能な面白さであり、「このアニメからしか摂取できない栄養」というのはあまりなかった。もっと尖っててもよかったかもしれない。

・OPが最高

・キングダイスとかいう、Cupheadで最もエロいキャラが動いてる姿が見れて満足です。色男すぎる……

・エロすぎ……


・帰ってきたヒトラー

 歴史に疎い私でもある程度面白かったので、ヒトラーへの知識理解があればもっと楽しめたのだろうなあ。マジの「ヒトラーがその辺を闊歩してたときの市民の反応」をゲリラ撮影した映像を使ったカットがあり、それは演技なしのリアルガチのリアクションらしい。



1.実写トムとジェリー

 トムジェリだけ彩度も明度も高く、実写背景から浮いてて、終始違和感があった。取ってつけたように「トムジェリあるある」が随所にちりばめられていたが、トムジェリを模倣した二次創作だなという印象。

 この映画の見どころは「トムジェリのドタバタ」と「主人公の人間ドラマ」の二軸あるのだけど、その二つに相乗効果が全くなかった。おれはトムジェリを観に来ているのに、オリキャラの人生ドラマをずっと描いていたので退屈だった。「あの恵まれた食材からできた料理がこれかよ」と思ってしまった。トムジェリを知らない人間なら普通に楽しめるのかもしれない。



1.実写銀魂

https://www.netflix.com/jp/title/80237814

 おもに原作の紅桜篇あたりが実写化されており、原作ファンからしたら既に見たギャグやシナリオだ。しかし、かといって原作未履修の人に向けた映画かと言ったらそうでもなく、シナリオ進行に不要なキャラが説明なしにたくさん出てくるので、ノイズになる。どちらかに割り切って欲しくはあった。ギャグも演技も浮いてた。キャストの演技力は申し分ないのに、その高い演技力で不自然なセリフ回しをやらされていて勿体ないなと終始思っていた。



1.妖怪大戦争ガーディアンズ

 これは見る必要がございません。期待値が高かっただけに落差がすごかった。衣装やメイク、演技、美術セット、CGなど、映像技術はどれも文句なしのもので、前作を超える面白さの映画を作るための材料は揃ってるのに、脚本がダメダメのダメのダメすぎる。

 大勢のモブ妖怪たちは出てくるけど、特にお話を動かすわけでも戦う訳でもなく、ただのにぎやかしだ。天邪鬼のキャラづけが雑で、ウソ800を飲んだのび太みたいになってる。映えるデザインの妖怪だけが物語を動かしている。敵が真っ二つに切られるも元に戻る(?)。敵が変形するも、変形した意味がなかった。雪女が「3Dホログラムのプロジェクター」みたいな便利な使われ方をしている。妖怪獣がフォッサマグナを通って東京に来るのだけど、その距離って自家用車でも4時間くらいで走り切れる距離なんだよね。妖怪獣が自家用車程度の速度だったとしても、あの起承転結が4時間の間に起こったこととは思えない。東京に来る大災害を止めるのが一番の目的であるはずなのに、その人間界の被害状況や自衛隊による防衛が全然描写されず、おおごと感に欠ける。そもそも大魔神VS妖怪獣という巨大オリキャラ2体がバトルするシーンが物語のクライマックスなのだが、それでは小さいモブ妖怪たちはバトルに介在できない。かといって大魔神VS妖怪獣がCGでチャンチャンバラバラドンドンパチパチしてくれるわけでもなく、勝負は一撃で決した。大魔神も妖怪獣も、主人公らが歌ったり土下座したりしたら自然消滅した(?)。じゃあ見どころはどこなのかと言ったら主人公である寺田心少年の成長物語なのだけど、私は妖怪を期待して観に来ているのであって寺田心少年の成長物語を観に来ているわけではない。物語の全ての要素が作者の糸に引っ張られて動き、納得性も共感性も人間臭さも「妖怪でやる必要性」もない。

 妖怪って「どこかエンタメ性とかサブカル性に欠ける芋臭さ」が海外のモンスターとの差別化点だと思うのだが、この脚本家はそれを理解していないらしく、エンタメ! サブカル! という押し出し方をしていた。

 脚本を小学生に書かせた方がまだマシと思えるような、下の下のシナリオだった。小学生に脚本を任せたら妖怪がCGでドンパチしまくる方向に振り切った脚本になるかもしれないので、そちらの方が幾分か面白いはずだ。

・👆ネット上にあったレビュー


・おわり








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