ベトナム視察で見えた新ビジネスの可能性!サウナ文化と若いエネルギーに注目
こんにちは!全国で日帰り温泉「おふろcafé」を展開しているONDOグループの宮本です。
先日ベトナムへ視察に行ってきたので、その時の体験や気づきをシェアしたいと思います。ベトナムの活気あふれる街並みや、現地でのビジネスの可能性について触れつつ、今後の日本市場への影響や新しい展開についてもお話しします。
これまでサウナといえばフィンランドが注目されてきましたが、正直今から見にいくなら「フィンランドよりベトナムだな」と思うくらい刺激がたくさんありました。
ベトナムの成長がすごい!急速な人口増加と若者のパワー
まず驚いたのが、ベトナムの人口。実は1億人近くいるんです!
都市部ではその活気がとても感じられ、特に首都ハノイでは約800万人が暮らしているそうです。これ、埼玉県の人口を上回ってるんですよね。街中は若者が多く、平均年齢が35歳とかなり若い。
夜の飲食店に行くと、子どもたちが元気に走り回っていて、若い世代のエネルギーを強く感じました。
日本が高齢化で苦労しているのに対して、ベトナムはまさに「これから成長していくぞ!」という活気にあふれています。日本とは違い、高齢者を支える社会ではなく、若い世代が未来を切り開こうとする熱気が街全体に漂っていました。
ベトナムのスパ・サウナ事情:日本のビジネスにもヒントがたくさん
今回の視察では、温泉やスパ施設をいくつか回ってきました。
ベトナムは駐在日本人向けの日本的な銭湯、中国系のオーナーが出す日本式スーパー銭湯、現地の人が昔から入っている温泉などがあり、今回は「現地の人がよくいく施設」を集中して周りました。
驚いたのは、イオンモールのような商業施設の中にあるマッサージ店。ここでは、岩盤浴やサウナ、ジャグジーがセットになったコースが楽しめます。90分のマッサージコースには、まず塩の岩盤浴、次にハーブ入りのジャグジー、そして生姜を使ったスチームサウナまで。しかも、これが約1万円というコストパフォーマンスの良さ!
このように、現地のスパやサウナ文化は日本と異なりながらも、非常にユニークで興味深いものばかりでした。
特に、薬草や生姜を使ったスチームサウナは、東南アジアの気候にぴったりで、日本でもこれを取り入れたら受け入れられるんじゃないかと感じます。
日本のサウナ文化とフィンランドとの違い
さて、サウナといえば、日本ではフィンランド式のサウナが注目されていますが、フィンランドと日本では気候が全く異なります。
フィンランドは夏でも涼しく、冬は寒さが厳しいため、サウナが自然に生活に根付いています。一方、日本は夏は暑く湿気も多いので、フィンランド式サウナがそのまま通用するわけではありません。
また、フィンランドのサウナはドアの下部が開いていて、通気性が確保されていますが、日本では建築基準が異なるため、密閉型のサウナが多く、同じ体験ができません。
北海道・東北・軽井沢や信州エリアなどで、外気浴がセットになっている施設が人気なのは、日本の中でも比較的フィンランドに環境が似ているためでもあります。
東南アジアスタイルのサウナを日本でも?
そんな中、ベトナムで見たサウナやスパのスタイルは、日本の気候や文化にも合う可能性が大きいです。特に、薬草を使ったサウナや、ハーブを使った入浴は、日本でも健康志向の高まりとともに人気が出そうです。
こうした東南アジアの文化を取り入れることで、日本のサウナ市場にも新たな風が吹き込まれるのではないかと思っています。
今後は、日本が東南アジアの気候や文化を学び、自国に合ったサウナやスパ文化をさらに発展させていくべきでしょう。特に、ベトナムのような温暖な地域のアプローチは、日本の蒸し暑い夏にも合いそうですよね。
ベトナム視察のまとめ:日本との距離も近く、ビジネスチャンスが豊富
ベトナムは日本から飛行機で約5時間、時差も2時間と非常にアクセスしやすい国です。視察や出張にも適した距離であり、特に東南アジア特有の文化を学ぶ場としては非常に有効だと感じました。今回のフライトはハノイから地方にさらに飛んだので合計4本でしたが、それでも往復10万円。事前に計画してハノイ往復だけであれば3万円〜5万円程度で可能と聞きました。
また、サウナやスパの市場だけでなく、若い世代のエネルギーや、活気ある社会を目の当たりにすることで、自分たちのビジネスにも新しいアイデアを取り入れることができます。
ベトナムは日本の気候にも合っているので、スパやサウナの視察にはぴったりです。東南アジアの文化を深掘りし、日本の市場にも応用していくことで、新たなビジネスチャンスが生まれる、と大きな可能性を感じています。
サポートいただけると嬉しいです! これからも地方創生・温泉・サウナ・人事などをコツコツ書いていきますので、書籍の購入費用に充てさせていただきます。