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フェミニンの呪縛 自分にかけた思い込みを解く

大学を出てから現在まで、10年くらい服の仕事をしています。
30過ぎたあたりで、似合わないものも増え、何を着ようか迷うように。
違和感ないコーディネイトが作れることと、それが似合うかどうかはまた別の問題。
一旦しっかり学ぼうと、仕事をしながらスクールに通いました。

私はソフトな雰囲気を好んでいたのですけど、学びだしたら私にソフトな要素はほとんどなかったのですよね(だから年齢とともにしっくりこなくなってきた)。
周りのみんなから似合ってるよと言われていたのは、トレンドとコーディネートには問題がなかったのと、全体の着こなし(メイクやアクセサリーでの調整)、内面的な調和の話だったのかな?と思っている。

方向性の大転換だったので、どう扱っていいのか悩み…スクールに通い終わった後1年経ってやっと自分の要素を扱えるようになってきました。
逆に今は、要素が生きてる〜!いえーい!って思います。まだまだ試行錯誤だけれど。

慣れてきたら今度は、私が好んでいたソフトな雰囲気は、本当に私が望んでいたものだったの…?という気持ちになってきたのです。


ワードローブの一角。
どんでん返し後、初めに買ったのは豹柄のシャツ。
手前のボーダーと奥のストライプ(仕事用)は
ど真ん中ではないけれど、着られる範囲内だよ。


ふわふわした柔らかい雰囲気、フェミニンなデザイン、もちろんそれ自体は素敵です。
でも私がフェミニンを選ぶのは、フェミニンであることで文句を言われない、みたいなところが大きかったのでは…?と。(フェミニンなら文句言われないと言うことではないです決して。)

出る杭にならない、というところばかり考えて、自分の本心に鈍感だったなぁと思ったのです。鈍感というか、押し込めてたというところまであるかも。

要素を生かすと決めることには結構な決意が必要だったけれど、やってみたら、自分は自分として生きたらいいんだ〜!!!!と視界が開けたような気持ちになったのです。

ソフトな要素はそんなにないけど、あまりハードすぎるのは望んでおらず(かといってめちゃくちゃシャープにするのも違和感ある)、女性らしいものは好きなので、そのあたりを意識してコーディネートを選びます。
甘過ぎるのは難しいので、そこは諦めることにした。それはもっと似合う人がいるので、私は私がよく見えるものを着せてあげるのです。

ヒョウ柄買ったよと報告した時、みんな、!?!?ってリアクションだったのだけど、実際に着ているところを見たら、全然違和感ない…!って感想でした。
自分の持ってる要素の取り扱いに迷ったけれど、服を選ぶことで自分の気持ちと向き合うことにもなりました。何を着るのかってことは、自分の望みを直視することでもあったよ〜!

イメコン要素ど真ん中で行く!っていうのも、似合う要素がなくても好きだから着る!っていうのもみんな素敵です。みんな好きにファッション楽しんでいきましょうね。

私の得意な要素を書いておきますね。
生地→柔らかい質感のものや落ち感のあるのもが得意、厚みはふつう、目は細かい方が得意。
柄→マックス大きめ、強い柄の方が似合う、斜めの直線などシャープすぎるのは強すぎる。
色と質感→冬夏の青み重視、彩度も得意(だけど顔の雰囲気に合わせると落ち着いた色が使いやすい)、ツヤがある方が良い。

全部合うものを見つけるのも大変なので、得意な要素があるものだったらOKにしています。

手持ちのシャツの例だと…。

きれいめなパンツと合わせても良いけど、
ラフな生地のボトムと合わせてカジュアルに寄せた方が、今ぽく着られる(私の場合)。

実物、色はちょっと黄みがあるけど、サテンで艶があり落ち感があり、柄も強くて大きくてコントラストが強いのでOKです!
私とスペックが近いお手頃なアイテムを探している方、きっとZARAになんかあるよ。着られるアイテムが…!

セール時期もそろそろですね。みなさん素敵なアイテムと出会えますように!素敵なものと出会ったら是非教えてください〜!

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