2022年4月の日々の記録より(JRスタンプラリー。iPhone12mini。など)


 JRのゆるキャラスタンプラリー(山手線北部)。
 電車に乗ってもらうための企画なのに、1円もお金をかけずに走って制覇する という不届きもの也。
 スタンプラリーに参加したのには2つ理由があって、1つは走る事。おかげで春休み中は雨の日を除き毎日5キロ以上走った。
 もう1つは、花粉症が治ったことを証明するため。
 今年も杉のピークの時に少し目がムズムズしたという程度。 毎日走っても大丈夫だったので良かった。

ちなみにその後のキャラ投票では我らがきつね王子への熱い思いが実ったのか、堂々の2位!
にゃっぽりに負けるのはしかたがない!


 iPhoneSE(初代)のバッテリーがついに通勤片道も危うくなってきたので、観念して機種変更を考える。


 楊之扇市(別名義多数らしい)という人物の絵画ギャラリーが面白い。 ワンピースの女性キャラをモチーフにした絵が目に留まったのだが、他にもクリムト好きで退廃的なエロスが多数。 日記も太宰治のような厭世的な感性を垣間見るようで、言葉遣いも自然な詩情がある。 いつ自決してもおかしくない厭世観を持つ人物がマニアックな映画や俗な映画を楽しみにして生活している日記ははらはらしつつも安心する。

 2月末に25000円の眼鏡を買ったのだが、度数が弱すぎて3月に入りJins!で5500円の眼鏡を買い足した。


 ApplemMusicにMagmaの『Zess』が復活していて嬉しい。 CDを買おうと思っていたくらいだが、買う必然性が無くなってしまったのは残念だが。

 さて『Zess』のAmazonレビューを見ていると、あの狂気のドラムはクリスチャン・ヴァンデではなく「マッツ/モルガン」というバンドのモルガン・オーギュレンという人物が担当しているらしい。 マッツ/モルガンは、少年時代にフランク・ザッパに目をかけられた高速ドラム&高速キーボードというスウェーデンのデュオらしい。 期待大で聴いてみるとキッチュなレコメン系のバンドでさほど真新しさは感じない。 が、マッツ・エーベリーという全盲のキーボーディストの方に興味をもち、彼のソロを聞いてみる。 彼の顔のアップのジャケットに惹かれた「ImprovisationalTwoFive」。 ジャズやクラシック、アヴァンギャルドを飲み込んだ弾きまくりのこのアルバム。 一聴すると耳ざわりの良いイージーリスニングに聞こえるが、何というか、キャッチ―なメロディが次から次へと立ち現われそれらが流れるようにつながっており、岩が多く渦巻く小川を眺めているような気分。 盲目ならではの豊饒なボキャブラリーか、と思わせる。 聴きごたえのある、と同時に、どこにでもあるようなピアノ曲として聞き流すのにもちょうどいい、不思議なアルバムだ。

 
 最近、電車で立っていると疲れるのは、5年くらい履いているニューバランスの踵がすり減っているせいもあるかな。 何だか土踏まずで立っているような感触だ。 でもこの不安定な靴底がバランス感覚を鍛えてくれるかも。 甲野善紀が日常的に一本歯の下駄を履いて歩いている話を読んだのを思い出し。 もう少し履こうかな。



 20時39分の電車に何とか乗れるなと走ってきたが、駅前の道路で突然女性から声をかけられる。 「お菓子買ってもらえますか。」「イタリアンウェハースです。」 何かと思い日本語で書かれたボードを見ると『留学生で費用をかせぐためにおやつを売っています』とある。 今時こんな怪しい事する人が居るのか!と感心し、せっかく出くわした珍事を逃すまいという思いから「じゃあ買ってあげよう!」と財布を取り出す。 「500円です」と言うが、小銭が無いので「お金が無いなあ」と言うと、「2個でもいいですよ」と2つ目を取り出してくる。 1000円か~、と一瞬たじろぐが、本当に助けにもなる可能性もあるし、詐欺だとしても安いなと思い、買ってあげる。「お国はどこから来ました?」と聞くと「フィリピンです」とのこと。 最後に「いいことありますよ、」と笑顔で声かけてくれたので、「頑張ってください」と言って立ち去る。 いいことがあるかどうかは分からないが、乗ろうと思っていた電車はすでに行ってしまい10分間ホームで次の電車を待つことになったのであった!

帰って食べたら普通にうまかった。


















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