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IT系のお兄さんとお仕事

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ベンチャー企業の押しが強い社長のもとで苦労したり、MBAの授業を受けて自分の未熟さにちょっとへこんだり、独学でプログラミングを勉強して転職したり、そんな経験をもとにお仕事に少し役…
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#ベンチャー

小さなベンチャーで働くということ

昨年の1月から12月までの1年間、正社員数が15名の小さなベンチャー企業で働いた。経営企画室の室長代理という肩書きで社長の傍でせっせと。最後の方はもう社長と向き合って働くという状態では決してなかったけれど、それでもなんとか1年間そこに居続けた。 ベンチャーもしくはスタートアップ企業というのはその企業の数だけ、独自のあり方というものが存在するような気がしていて、これから書くことはそういう意味ではあまり普遍的な内容にはならないかもしれない。 それでも書いておこうと思うのは、そ

スタートアップのお金の集め方②

株主構成を間違えたら潰れるしかない冒頭のタイトルとしては中々ショッキングなものではあるけれど、実はこれあるVCの人から直接聞いた言葉だったりする。たまたま5人のVCから話を聞く機会があってそれをこういう記事にまとめているんだけれど、話を聞いた中でも1,2を争うぐらいに印象に残ったセリフだった。 ただ同じようなことを他のVCも口を揃えたように言っていたから、多分本当のことなのだと思う。彼らは何回も会社が潰れる瞬間に立ち会わせているし、どうやってスタートアップが潰れるのかという

スタートアップのお金の集め方

スタートアップに貸す金はない例えば自分で何か事業を起こそうとした時に、真っ先に考えることの一つが資金をどうするかだろう。自分の手元にうなるほどのお金がある人(前澤社長とか)はさておき、ほとんどの場合は誰かからお金を出してもらうことになる。 思い浮かべやすいのは銀行かもしれない。ちょっと前に土下座させる銀行員の話も流行ったし、イメージがしやすいと思う。 しかしスタートアップがお金を出してもらう場合は必ずしも銀行から出してもらう訳ではない。スタートアップは、当然だけれど失敗す