夕焼けのきれいなこんな日に散歩したい場所がある
滋賀県立大学。
母校ではありません。
近くなので(車で)ごくたまに散歩しに行きます。
「公共建築百選」に大学で唯一選ばれたという構内を流れる川にはそれぞれ趣の違う橋がいくつもかかっていて、その景色はイギリス旅行で訪れたケンブリッジの橋を思い出させてくれるのです。なんて言いながら、本当はずいぶん前に行ったので、ケンブリッジだったかオックスフォードだったかも定かでなかったのですが、古い写真を詰め込んだ箱を開けたら、なんとツアーの日程表も大事に残してありました。
〝数学橋〟に〝ため息橋〟たしかケンブリッジでいくつかの橋を見たけど、パックツアーではゆっくり想いにふけることもなく、写真だけ撮って急ぎ足で通り過ぎたような・・・
ひっそりと影を落とし始める夕方、ここでただただぼんやり橋を眺めていると、悩める学生がどこからか歩いて来そうな気がして・・・うん、そう、気分転換になるのか?ならないのか?っていう感じで。
悩める橋を渡り「えんぴつ塔」をくぐると、ぱぁっと明るく芝生が広がります。
高台の広場なので眺めはバツグン。
さぁ、ここに腰掛けて荒神山を見て下さい、と言わんばかりにベンチがあります。
荒神山を見ながら
コーヒー飲んでおやつ食べて。
湖風祭(学祭)の準備が始まっているようでした。
わが町の小さな文化祭も今年は開催。
アフターコロナで〝例年通り〟は見直し。
毎年〝奥様方〟が炊いていた「豚汁と炊き込みご飯」は「お弁当」を注文することになりました。
私が学生の頃は「技術・家庭科」で女子は家庭、男子は技術で何の疑問もなかったから、就職して女子社員が、お茶汲みするのもあたりまえ。結婚したら基本的には〝奥さん〟が料理するのもあたりまえ。町内のお勝手仕事も〝奥様方〟がするのがあたりまえ。
逆もしかり。
力仕事は男がやるもの。町内会長は男から選ぶのがあたりまえ。
今はどんな時代なんだろう。
男女平等、いや今は「男女共同参画」か。
先日、町内で行われた「男女共同参画センター」の講座で〝哲学対話〟というものに参加し、その中で〝なぜ変わらずやり続けているのか〟という問いに対する答えを考えてみたりもしました。
答えに正解は無く、人それぞれの答えの中に、またそれぞれが疑問を感じたりして〝否定しない〟ということの大事さにあらためて気づいたのでした。
人の話を聴くこと。受け止めること。
その上で自分の思いを口に出して言ってみる。
〝哲学対話〟なんて言うと難しい感じがするけど、8つのルールをもう一度読んでみたら、これって〝雑談〟じゃない?と。
「こんなこと言ったらどう思われるかな」
なんて心配しながら〝雑談〟しないよね。
最近、夫はよく庭で「誰でも大歓迎!」の焚き火をしています。〝火〟を囲んで輪になればみんな話したくなる、っていうあれですね。ご近所さんや友人、コロナでなかなか会えなかった方々と久しぶりの再会、やっぱり会って話すのは楽しい!
最近引っ越して来られた方や、ちっちゃい頃から知ってる近所の子、遠くに進学して帰省中の大学生なんかも来てくれたりして、
「なんか〝火〟っていいやんなぁ」
それだけで充分。
自然に心もあたたかくなっていくようです。
わが家の焚き火会はまだまだ小さな輪ですが、ここ滋賀県立大学でも「焚き火トーク」のイベントが開催されているとのこと。
私たち夫婦には子どもがいないので、若い人の話をもっと聴いてみたいなぁと思うこの頃です。
今回は北駐車場からの散歩でしたが、南駐車場からの散歩は競技場をくるりと一周。環境科学部の圃場が見えたり、小川があったり、木々に囲まれたこちらも気持ちいい散歩コースです。
こんな素敵なキャンパスで学べたらいいな、と思うのです、けど、いわゆる学生街みたいなとこじゃないんですよね。お店もほとんどないし、最寄駅まではバスか、自転車か・・・遠い・・・(笑)
でもでも、この琵琶湖の夕焼けは最高でしょ!
▶︎追記
構内に流れるのは〝川〟ではなく琵琶湖の水
を引き入れた運河のような〝環濠〟(ほり)
とのことでした。
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