見出し画像

思い込みは捨てちゃおう!


ジェンダーレスを感じたアイドル登場⁈

最近、なにわ男子にちょっと注目しています。
デビュー曲の「初心LOVE(うぶらぶ)」
ピンクの衣装にキュートな振り付け!

うわ、かわいい♡ 女の子みたい

と釘付けになった私。

「かわいいなぁ」と素直に思えたのに
「女の子みたい」と続けてしまうのが
まだまだジェンダー意識が低いな、と反省した50代のおばさんです。
「女だから」「男なのに」
そんな言葉が「あたりまえ」だった中で育ってきたので
どうしても染みついちゃってます。
「かわいい」の後に続く言葉は「女の子」なのです。

でも
「女の子みたい」
とは思ってしまいましたが、
「男の子なのに…」
とは全く思いませんでした。
彼らのパフォーマンスを「かわいい♡」と
ごく自然に受け止めている自分がいました。
そんな風に思わせてくれる「なにわ男子」ってすごい!
ジェンダーレスなんじゃない⁈
なんだか新しい風を感じました。

「あたりまえ」って無意識に思い込んでいることだから気づかないんですよね。
「ジェンダー」や「多様性」の問題って、そんな思い込みのせいで、気づかない、気づけない、気づこうとしないことが原因なのかなと思いました。

みんなと同じ「普通」という思い込みに縛られていたけど

私が20代の頃は男女雇用機会均等法はもう施行されていましたが、まだまだ世の中は「女だから」「男なのに」のままだったように思います。
短大を卒業して「一般事務員」として入社し、数年で結婚、寿退社して子供を産んで…
それが「普通」で私もみんなと同じようにそうなるものと思ってました。

実際結婚したのは37歳、子供は産んでいません。

結婚するまでは、自分で思い込んでいた「普通」にあてはまらない自分を「普通じゃないのか…」って、さらに思い込んで落ち込んだこともあります。

人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず (森信三)

結婚してから知ったこの言葉、
「普通」「普通じゃない」って思い込んでた自分に
教えてあげたかったです。
「結婚適齢期」は人それぞれ。みんな同じじゃない。
私は37歳で今だったんだ、と思えました。もっと早く夫と出会っていたら結婚していたか…それはなんともわかりません。

所変われば「あたりまえ」も変わる

結婚して初めて迎えたお盆のこと。
夫の実家のお仏壇にキュウリの馬もナスの牛も見当たりません。
祖父母の家では毎年置いてあったのに…
「お盆にはご先祖さんが帰ってきはるさかい、ちょっとでも早う帰ってきはるように早う走れる馬のキュウリ、ほんで帰りはゆっくり帰らはるように足の遅い牛をナスで作るねん」
そう聞いたことがあったのに…

聞けば、夫の実家、浄土真宗ではお盆にご先祖様が帰って来られることはなく、お仏壇に飾り物をすることはないとのこと。

全然知らなかった、宗派によって違うのですね。

実家は浄土宗。
母に話すと、同じようにびっくりしてました。

そんな訳で、
こっちではご先祖様は帰って来られないけど
あっちでは帰って来られる、
私には何も見えないけど、
摩訶不思議な光景を想像しながら
その年のお盆を過ごしたのでした。

年末になると、お正月用のお餅つきを
夫の母は「福餅」と言って
29日にするのだと言いました。
私の母は「苦餅」と言って
29日だけは避けていました。
これは別に宗派によることではないと思いますが、
とにかく全く逆で、またまたびっくり。

でも、
驚きはしましたが、
なんかもう
どっちでもいいよと笑って
どっちのお餅もおいしくいただきました。

夫と結婚しなかったら
ずっと知らないままだったかもしれないこと。
別に知らないままでもいいことかもしれないけれど。

それまで「あたりまえ」だと思ってたことは
全然「あたりまえ」じゃなかったりもする。
いろんな「あたりまえ」があるということ。

そのことに気づいたら、心が少し広く、軽くなったように思えたのでした。

みんなちがって、みんないい

私たち夫婦には子供はいません。
「(子供がいないと)人生半分損してる」
そう言われたこともあるけれど…

ずっと夫婦2人の毎日(3年前から猫1匹が増えました)
それが私の「あたりまえ」
それしか知らないから…損してるのかはわかりません。
ただ、そんな風に言いたくなるほど、子育てって素晴らしいことなんだろうなぁというのは充分伝わってきました。

私だって独身の時は
「結婚しないの?早く結婚しなよ」
そう言われると親切心だとわかっていてもモヤモヤしてたはずなのに、結婚したら
「結婚して良かった」
そう思って、人にも言いたくなりました。
誰かをモヤモヤさせてしまってるかもしれません。

今はもう「結婚適齢期」ってあんまり聞かなくなったし、結婚も子供も個人の自由と言われているけれど、「結婚しない若者」「子供を産む、産まない」は少子化問題と合わせてよく耳にします。
やっぱり「結婚して子供を産んで」っていうのが大前提なのかなと思います。
種の継承は動物の本能だから?
そう考えると劣等感に苛まれてしまいますが
動物でも植物でも子孫を残せないのもいるものです。

いろんな人がいて、いろんな思いがある。
結婚、子供のことだけじゃなく、性別、人種、宗教…

みんなちがって、みんないい (金子みすゞ)

みんながそう思えたらいいですね。

自分の「あたりまえ」を相手に押しつけたり、良い悪いと決めつけるのじゃなく、フラットに話したり聴いたり見たりできるようになりたいな、と思います。

まずは知ること、知ろうとする気持ちを持つこと。

これからも思い込みを捨てて自分の周りを見ていこうと思います!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?