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読書の記録 〜アガサ・クリスティは何度でも〜


アガサ・クリスティ。

実家に行く度に
NHKでやってる「名探偵ポワロシリーズ」を
見るのを楽しみにしてたのですが
なんだかんだで見たり見なかったり、の中
久々に見たのがスペシャル版の
「オリエント急行殺人事件」
これは・・・!
映画並みに見応えありました!!
(CMもないし)
そして次回予告で「カーテン」が
ポワロ最後の事件、
ドラマシリーズも最終回と知りました。

でも、残念ながらドラマは身損ねたので原作を。

「カーテン」の舞台は〝スタイルズ荘〟
クリスティのデビュー作、ポワロ初登場の
「スタイルズ荘の怪事件」と同じ場所。
これはもう、どっちも読みたい!読まねば!と。


早速図書館で借りてきた
早川書房のクリスティー文庫は
字が大きくて読みやすい!

もちろん「スタイルズ荘」から。
しかし、読んでも読んでも
登場人物の名前を覚えられず、
〝これ誰やったっけ?〟と
表紙カバーのそでに書いてある
登場人物一覧を何度も見返す始末。
ドラマだったら名前は忘れても
顔でわかったりするんだけどなぁ・・・

ポワロとヘイスティングズ、
スタイルズ荘、カーテンには出てこないけど
ポワロの秘書のミスレモン、
この御三方は
もうあのドラマの俳優さんしか浮かばない。
吹き替えの声もね。

『ノンノンノン』
『モナミ』
『マドモワゼル』
って言う時のポワロの
(デヴィッド・スーシェさん/声 熊倉一雄さん)
ちょっと上目遣いのあの表情とあの手の仕草、
うーん、まさにポワロ!

スタイルズ荘が解決し、
いよいよ「カーテン」を読み始めたのですが
最初からこれが最後の事件で
ポワロも死ぬ、ということがわかっているせいか
なかなか読み進められず・・・
途中からはポワロの最期を思うと
読んでしまうのが惜しくなってきて
でも結末気になるし・・・
ちびちび読んでました。
いつもは結末を先に読んでしまうけど
それも無し。
結局、延長して、返却して、また借りて
やっと読めました。

最後の方は
シェイクスピアを全然読んだことないから
「?」な部分もあったけど
はーーー、やっぱり寂しいな・・・
ポワローーー(涙)

と、いう訳で次に借りたのは

「春にして君を離れ」

これは探偵ものではなく
〝ロマンチック・サスペンス〟とのこと。
ポワロから一旦離れます。

人の心、人間関係ほど
複雑で厄介で生々しくて
面白いものはない、
そして自分のこと。
自分の本当の姿は自分では見られない。
最後のセリフが・・・やはりこれはサスペンス。

アガサ・クリスティとの出会いは
姉の新潮文庫の短編集。
実家のトイレに置いてありました(笑)
何の気無しに手に取って
何度も読んだなぁ。

〝パーカー・パイン〟に〝ミス・マープル〟
〝ポワロ〟だけじゃない魅力的な登場人物たち。
淋しさや哀しさから救ってくれる
優しさにあふれています。

二つ違いの姉は
私が「りぼん」や「マーガレット」の
少女マンガに夢中の時
「名探偵明智小五郎」や「怪盗ルパン」
「シャーロックホームズ」を読んでました。
その後も、横溝正史、松本清張、西村京太郎、
森村誠一、内田康夫・・・
シリーズが何冊もありました。
アイドルには興味無さそうで、歌番組より
時代劇や刑事ドラマばかり
「太陽にほえろ」「西部警察」はもちろん
大阪ローカルの「部長刑事」
失礼ながらあまり有名でない俳優さんが主演の
渋いドラマも欠かさず見てました。
「水戸黄門」「大岡越前」「大江戸捜査網」
「江戸を斬る」「鬼平犯科帳」
テレビは姉の影響で私も一緒に見てたので
すらすら出てきます(笑)

金田一耕助は古谷一行さん
中村主水は藤田まことさん
大岡越前は加藤剛さん
鬼平は吉右衛門さん
黄門さまは東野英治郎さん

前回帰省した姉は〝浅見光彦〟の女性関係や
光彦さんの兄家族について
あれやこれやと語っていました。
あ、浅見光彦はやっぱり榎木孝明さん、ですね。

ポワロのドラマの話をしたら
「DVD持ってる」
って言ってました、さすが!

さて、読書の秋
そろそろポワロに会いたくなってきて
図書館で借りてきました。

「そして誰もいなくなった」
「葬儀を終えて」

クリスティー文庫シリーズ、
揃えたくなってきたなぁ。

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