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2回の面接でベトナム就職した話

こんにちは!makiです。

新型コロナウィルスの影響が日に日に大きくなっていますね・・

緊急事態宣言が出されたことにより当社も1か月間の休業が決まりました。

家にいて終息を待つことしかできないのが心苦しいですが、
感染が落ち着いた頃に以前よりパワーアップした自分になれるよう有効に時間を使っていきたいと思います。

さて、今回はベトナムの会社に内定をいただくまでのことについて書きたいと思います。

転職活動期間は約2ヶ月、面接を受けた会社は2社とそこまで積極的に動いていたわけではなかったので参考になるかは分かりませんが・・
「有給を使ってがっつり仕事探ししないと見つからないのかな」とか
「海外就職するなら現地行かないといけないのかな」と思っている方に
『こういうやり方もあるんだ』ということを知ってもらえたら嬉しいです。


➀仕事探しのきっかけ


現職はゴリゴリの営業職で平日は当たり前のように夜遅くまで仕事、休みの日もずっと仕事のことを考えているような毎日です。

自分の性格上、複数のことを同時進行で進めることが苦手なため
仕事に集中しているときは仕事一色になってしまう
=いずれは転職したいと思っていても考える時間を作れない
という状況でした。

しかし、年末年始休暇で同い年の友人とごはんに行ったとき
「来年で27歳になるとか時間が経つの早いね」
「新卒から5年経ったけど生活水準変わってない・・」
「これからの人生の基盤作れてないのやばくない?」という話になり、「2020年は自分の生活基盤を作る年にしよう!」と決意表明をして解散しました。

家に帰ってから改めて考えてみると
「いずれ転職したいと思っていたけどそれっていつがいいんだろう」
「若いうちの方が転職しやすいっていうし・・」
「そもそも海外で働くために必要なスキルってなんだろう」と思い、
以前から興味のあったシンガポールの人材紹介会社にメールで問い合わせてみることに。
問い合わせた内容は『今年中に転職をしたいと思っているが応募に必要な資格はあるのか』というもの。
年末年始休暇中だろうからすぐには返信来ないかなと思っていたら数時間後には返事がきました。

「応募資格は特にありません。ただ日常生活で英語を使用するため日常会話レベルのスキルはあった方が良いかと思います。
入社時期はお決まりでしょうか?
もしご興味お持ちいただけるようでしたらぜひ応募に進ませていただきたいので履歴書書類をお送り下さい。」

え?応募資格いらないの?
しかも若干前のめり気味だし、受けたら決まるかもしれない。
もしダメでもどういう選考をしているのか知れるし受けてみよう!

そう思い早速履歴書をメールで送り1社目の選考がスタートしました。


②転職活動について

今すぐに辞めたいというほどの不満もなかったので、本当に行きたい会社に決まれば転職するし決まらなければ続けて海外就職に必要なスキルを身につけながら時期を見て再チャレンジしようかなと思っていました。

そのため、自分から手を挙げたのがシンガポールの人材紹介会社、また人事の方から「シンガポールはビザの取得要件が厳しいからベトナムのグループ会社も並行して受けないか」とご提案頂き、2社に絞って選考を進めることになりました。

2社とも選考フローは同じで
■書類選考 
■一次選考(マネージャ―・女性リーダー) ※日本語のみ・Skype利用
■最終選考(社長・人事担当) ※日本語と英語MIX・Skype利用
という流れです。

各項目について詳しくご説明していくと・・
■書類選考
履歴書、職務経歴書を日本語で用意しメールで送付しました。
シンガポールの人事担当の方に送ったところベトナムのご担当の方にも共有していただき同時に選考が進みました。
返事は当日中に来て「早速面接日程の調整がしたい」というもの!
さすが人材会社なだけあってスピーディーな対応だなと思いました。

■一次選考
《シンガポール》
面接官のマネージャーの方から直接メール連絡があり、面接日程の調整をしました。
海外ということもあり日本の祝日が適用されないのとSkype面接のためアカウントさえあれば自宅から簡単に受けられます。
現職が忙しくてなかなか都合がつかないということが一切なくてスムーズに調整が出来ました。

そして面接の流れとしては
・面接官の自己紹介
・会社概要や募集背景の説明
・面接官からの質問(生い立ち、経歴、やりたいこと、今後のビジョンetc)
・私からの質問
ざっくりこんな感じでした。

一番感じた印象としては面接官の雰囲気づくりがうまい!
WEBカメラの背景にシンガポールの街並みが見えるようにして海外生活をイメージできるようにしたり、こちらのことを聞くだけではなくて、会社としてのやりたいこととのマッチングを重視しているような会話の流れの持っていき方とか・・
また、募集背景をお伺いした限り、会社の課題がはっきりしているため採用ターゲットもかなりピンポイントな印象も受けました。

《ベトナム》
こちらも基本的にはシンガポールとそこまで変わりはありません。

ただシンガポール面接があった同日にベトナムの面接を受けるスケジュールだったのもあり、そのときはシンガポールに行きたい!という気持ちがかなり大きかったです。
そのため、自分から積極的にアプローチをするというよりは
「ベトナムの拠点の特徴はどうなんだろう?」
という気持ちで背伸びをせず面接を受けていました。

その中で女性の面接官の方が
「きっと小川さんの経験を活かしてやりたいことを実現できると思う」
「シンガポールとは違ってまだ発展途上だけど、今しか見れない景色を見ることができる」
と言って下さったことがすごく響いて、面接後にベトナムのことをたくさん調べていく中で志望度がどんどん上がっていきました。
(面接前にも準備として調べていましたが面接後に検索をかけてみるとより働くイメージ湧いてきました!)


そして、1週間後に2社とも選考結果が来ました。

・・・結果は、ベトナムのみ一次選考通過。

シンガポールは現地で営業経験のある方を採用することに決めたとご連絡をいただき不採用に。
こればかりはご縁なので仕方ないと切り替えベトナムの最終選考に向けて準備を進めました。

■最終選考
面接官は
・日本語、英語の両方が話せるベトナム人の社長
・英語のみ話せる人事の採用担当者 の2名でした。

事前に面接の対策は一次選考の面接官だったマネージャ―からメールでいただいていました。
その中で『日本語と英語が混合された面接になるかと思います』という一文が記載されており内心ドキドキ・・。

母がフィリピン人、英語専攻学科卒業というワードだけ聞くと英語話せそうなイメージを持たれますが、控えめに言ってほぼほぼ話せません(泣)

リスニングはなんとか聞き取れるけど実践的なスピーキングスキルが壊滅的で、面接前に聞かれそうな質問とその答えをノートに書いてPCの横に置きながらSkypeしてました・・。

内心では社長が日本語話せるし、日本語メインの面接になったらいいなぁと思いながら参加してみると、社長がいない!!
人事の方のみ参加していて英語で「社長が遅れてるから少し待っててね」と。
そこから簡単な英語の自己紹介など雑談が始まり、遅れて社長が登場。
しかし安心したのも束の間で、そのままの流れで英語での面接が始まりました・・。

志望動機や今までの経歴など一般的な質問を聞かれ
パニックになりながらも諦めずに伝え続けましたが、全てを伝えることは難しく、途中で「日本語でもOKだよ」と言われ日本語で話す→社長に英訳してもらうという形になりました。

また、一次選考とは違って
「どういう部署の仕事に興味があるのか」
「今後の事業展開で何か聞きたいことはあるのか」
という具体的な質問が多かったため、一次を通過した時点である程度は基準をクリアしているような印象を受けました。

そして無事面接が終わりマネージャ―にメールを送って一息ついていると着信が!

・・なんと内定の連絡でした!!

面接が終わった後すぐにフィードバックがあり
「是非一緒に働きたい」と社長が言って下さっているとのことでした。

どの辺りを評価いただいたのか真相は分かりませんが、
おそらく質問の回答よりも「英語を伝えようと諦めないマインド」が一番刺さったのかなと予想しています・・。

マネージャーからは「他にも受けている企業があれば返事を待つし、何か懸念があるなら何でも言って下さい」と言われたけど、私の中では「是非働かせて下さい!」と答える以外の選択肢はありませんでした。


③まとめ

初めは、正直
ベトナム<<<<<<シンガポール くらいの志望度でしたが
現在ではシンガポールに未練が残っているということもなく、納得のいく選択が出来たと思っています。

自分にはベトナムの方が合っていると感じた要素を2か国で比較してみると

《シンガポール》
・「市場が成熟していて新規開拓が出来ていないこと」が課題だったため新規開拓の営業経験をかなり重要視されていた
⇒自分にはハードルが高いのではないかという懸念

・家賃が高く、シェハウスが基本となる
⇒現在親戚と同居しているため一人暮らしをしたいと思っていた

・お酒が高い
⇒飲みに行くのが大好きな私にとってビール1杯1000円は下らない価格設定は大問題

《ベトナム》
・治安が悪い、環境が整っていないイメージがあったが、実際他の東南アジア諸国に比べると治安はいいしオフィスがあるエリアは街並みも綺麗
⇒そもそもフィリピンに何回も行っていたためある程度は許容できる

・家賃が激安、職場からタクシーですぐのところに住める
⇒探せば5万でジム付きのところもあるし、タクシー安いから(むしろ電車がない)通勤のストレスもなくなる

・お酒が安い
⇒ビールが1杯100円以下で飲める!!
(度々ビール基準で申し訳ないです・・日本酒を頻繁に飲めなくなるのは悲しい・・。)


まだ、ベトナムに行ったこともないので実際に行ってから気付くことやまだ知らないこともたくさんありますが・・
(まずコロナウィルスの影響で予定通りに行けるかも怪しい)
自分の選択に後悔をしないためにも今のベトナムだから出来ることを全力でやりきりたいと思っています!

ここまでお読みいただきありがとうございました。


..追記
休業期間中に読書をしてまして、ベトナムのマネージャーからお勧めいただいた本がすごく参考になるものだったので「誰かに共有したい!」と思って下記にリンクを貼らせていただきます。
仕事の進め方で悩んだときに見ていただけたら糸口が見つかると思います。


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